2026.08.18
車のエンブレム完全図鑑|分からないメーカー国産10種類を徹底解説

最終更新日: 2026.08.18
街中や駐車場で見かけた車について「このエンブレムはどこのメーカーだろう」と気になったことはありませんか。
有名な国内・欧米のメーカーはもちろんのこと、最近ではアジアのメーカーの車も目にする機会が増えてきています。
この記事では、大手メーカーから車種専用まで計18種類のエンブレムについて詳しく解説。CAM-CARも注目する、アウトドア・車中泊で人気の車も紹介していきます。
国・地域別に見る車63種類一覧
これから解説するエンブレムは、55メーカー+車種専用8台の計63種類のうち、国産10メーカー+車種専用8台の合計18種類を紹介します。
| 国・地域 | 紹介するメーカー・車種 | 種類数 |
|---|---|---|
| 日本 | トヨタ、レクサス、日産、ホンダ、マツダ、スバル、三菱自動車、スズキ、ダイハツ、光岡自動車 | 10種類 |
| ドイツ | メルセデス・ベンツ、BMW、アウディ、フォルクスワーゲン、ポルシェ、オペル、アルピナ | 7種類 |
| イタリア | フェラーリ、ランボルギーニ、アルファロメオ、アバルト、マセラティ、フィアット | 6種類 |
| フランス | プジョー、ルノー、シトロエン、DSオートモビル | 4種類 |
| イギリス | MINI、アストンマーティン、ベントレー、ロールス・ロイス、ジャガー、ランドローバー、ロータス、マクラーレン | 8種類 |
| アメリカ | フォード、シボレー、キャデラック、テスラ、ジープ、リンカーン、クライスラー | 7種類 |
| スウェーデン | ボルボ、サーブ、ケーニグセグ、ポールスター | 4種類 |
| チェコ・スペイン・ルーマニア | シュコダ、セアト、ダチア | 3種類 |
| 中国・韓国 | ヒョンデ、KIA、ジェネシス、BYD、NIO、XPENG | 6種類 |
| トヨタ車種専用 | クラウン、センチュリー、旧型ハリアー、旧型アルファード、カローラシリーズ、エスティマ、マークX、エスクァイア | 8種類 |
| 合計 | 55ブランド+トヨタ車種専用8種類 | 63種類 |
日本車のエンブレム10種類
ハイエースやキャラバンをはじめ、車中泊でも人気の車である、国内メーカーを紹介します。
トヨタ(TOYOTA)|重なった3つの楕円

乗用車から商用車まで幅広く手がけ、世界の販売台数でもトップを走り続けるのがトヨタです。
マークは外側の楕円と、内側で交差する2つの輪で構成され、内部には頭文字のTも表現されています。内側の二つは顧客とトヨタの心、外側は両者を取り巻く世界を象徴する意匠です。
1989年10月に制定され、初代セルシオで初採用されました。
バンコンではハイエース、居住部分を架装するキャブコンではカムロードが代表的なベース車です。
レクサス(LEXUS)|楕円の中に配置されたL

トヨタが展開するレクサスは、静粛性や乗り心地に加え、素材の選定や細部の仕立てまで重視するプレミアムブランドです。
車両のマークはトヨタと同じ横長の楕円内に、レクサスの頭文字であるLを配置したものです。ブランド名の由来は「ラグジュアリー」と「最新テクノロジー」を表す造語。
日本では2005年から展開されています。
日産(NISSAN)|中央にメーカーNISSANと書かれた円形

日本を代表するメーカーの1つである日産は「技術の日産」と呼ばれ多くの名車を生み出してきました。近年ではe-POWERを用いた電気自動車の展開もすすめています。
エンブレムは円形の中央にNISSANの文字を通した構成が基本です。
2020年7月に発表された現行ロゴは、線を細くした平面的な表現で、アリアから車両への採用が始まりました。
キャラバンとNV200バネットは、車中泊仕様やバンコンのベースとして使われる代表車です。
ホンダ(HONDA)|上部が広がった直立形のH

二輪車やエンジン開発で培った技術を背景に、Hondaは低床化や限られた車体寸法を生かす独自の空間設計を進めてきました。
従来の四輪車用マークは四角い枠の中に、上部が左右へ広がるHを配置しています。
Hondaは2026年1月、両手を広げたような枠のない新Hマークを発表しました。
次世代EVと、2027年以降に投入する次世代ハイブリッド車の主力モデルなどへ順次適用される予定です。
軽商用車N-VANは助手席までフラットにでき、車中泊仕様や軽キャンパーの関連車として使われています。
マツダ(MAZDA)|翼を広げたような曲線形

ロータリーエンジンの量産化で独自の歴史を築いたマツダは、人と車の一体感を意識した走行性能も重視しています。
従来のシンボルは楕円内に翼を広げたような曲線があり、中央部がMにも見える形です。
1997年6月に制定され、公式には「羽ばたく翼」と説明されています。
2025年10月には、線や立体感を整理した新バージョンが発表されました。
新旧シンボルは媒体の特性に応じて使い分けられています。
スバル(SUBARU)|青い楕円に並ぶ6つの星

水平対向エンジンやシンメトリカルAWD、安全運転支援技術を軸に、SUBARUは走行安定性を重視した車づくりを続けています。
青い楕円内には、大きな星1つと小さな星5つが並びます。
六連星と呼ばれるプレアデス星団がモチーフで、前身企業の系列6社を一つにまとめる意思を表したものです。
年式によって青色の濃さや立体感は違いますが、6つの星という基本構成は共通しています。
三菱自動車(MITSUBISHI)|赤い3つのひし形

四輪駆動技術を生かしたSUVや、電動化技術を組み合わせた車種を展開してきたのが三菱自動車です。
スリーダイヤは、中央で接する3つのひし形からなる意匠です。原型は岩崎家の「三階菱」と土佐山内家の「三ツ柏」に由来し、三菱の名称も3つのひし形と結び付きます。車体では赤の他に、銀や黒などのバージョンが用いられます。
三菱が展開するミニバンのデリカD:5は四輪駆動性能と広い室内を備え、車中泊・キャンパー向けのカスタムに人気が高い車です。
スズキ(SUZUKI)|上下に角が張り出したS

軽自動車と小型車を中心に、限られた車体寸法を効率よく使う車づくりを続けてきたのがスズキです。
マークは直線と斜線を組み合わせ、上下の角が鋭く張り出したSを描いています。社名の頭文字を図案化したもので、1958年10月に制定されました。
2025年4月のCI更新では、線を細くして隙間を広げたSマークが、WebサイトやSNSなどから順次導入されました。
同年9月には商品用エンブレムを22年ぶりに刷新し、従来のSの輪郭を残した平面的なデザインへ変更すると発表しています。
エブリイとキャリイは、荷室を生かした軽キャンパーの代表的なベース車です。
ダイハツ(Daihatsu)|横向きのDに見える曲線形

軽自動車を主力とするダイハツは、商用車やOEM供給を通じて、暮らしや仕事に使われるスモールカーを手がけています。
シンボルは横長の輪郭に切れ込みがあり、横向きのDに見える曲線形です。車種や年式により、銀色の立体的なエンブレムと平面的な単色表示が見られます。
ハイゼットトラック、ハイゼットカーゴ、アトレーは、荷室や荷台を架装する軽キャンパーのベースとして使われています。
光岡自動車|車種ごとに異なる紋章や文字表示

既存車を基礎に外装を作り替え、少量生産の個性的なモデルを送り出してきた光岡自動車は、1996年に国内10番目の乗用車メーカーとなりました。
光岡車のエンブレムは車種や時期によって異なり、共通する単一の形だけでは判断できません。MITSUOKAの文字、車名を示す紋章、フロントグリルの造形を組み合わせて確認する必要があります。それぞれの意味や使用時期は、対象車の公式ページや当時のカタログに基づいて個別に確認します。
トヨタ車に見られる車種専用エンブレム8種類
トヨタ車の一部では、専用のエンブレムが用意されることがあります。車名の世界観を表した専用エンブレムは、魅力的であり特別感を演出してくれます。
クラウン|王冠をかたどった専用マーク

1955年に誕生したクラウンは、国産高級乗用車として歴史を重ね、現在はセダンに加えてクロスオーバー、スポーツ、エステートへ展開を広げています。
正面から見た王冠のような専用マークは、英語で同じ意味を持つ車名と結び付いた意匠です。歴代車では主にフロントグリルやステアリングに装着され、世代ごとに王冠の線、縦横比、立体感が変化しました。現行の4タイプも王冠意匠を継承していますが、装着箇所や仕上げは車種と仕様によって異なります。
センチュリー|翼を広げた鳳凰

専属運転手が運転するショーファーカーとして開発されたセンチュリーは、静粛性や後席の乗り心地、職人による仕上げを重視しています。
専用マークには、翼と尾羽を広げた鳳凰が細密に表現されています。2018年登場の3代目セダンでは、職人が約6週間かけて金型を手彫りする製法が採用されました。2023年発表の新しいボディタイプも鳳凰をセンチュリーの象徴として継承しており、フロントやホイール、ステアリングなどで確認できます。
旧型ハリアー|翼を広げたチュウヒの横向きシルエット

ハリアーは1997年に初代が登場し、乗用車に近い快適性と上質感を備えたクロスオーバーSUVとして独自の市場を築きました。
旧型車のフロントに置かれたのは、翼を広げた猛禽類を横から見た専用意匠です。車名の由来となったチュウヒを図案化したもので、トヨタ公式では「鷹マーク」と表記されるため、鷹のエンブレムとして検索されることもあります。初代から3代目まで採用され、2020年発売の4代目ではフロントがトヨタ共通エンブレムへ変更されました。
旧型アルファード|盾の中に配したα

アルファードは、広い3列シートの室内と上質な後席空間を特徴とする大型ミニバンです。2002年に初代が登場しました。
旧型車では、盾形の枠内にギリシャ文字のαを思わせる曲線を置いた専用マークがフロントを飾ります。初代から2015年登場の3代目まで確認でき、世代ごとに枠の形や線の太さが変わりました。2023年発売の4代目では、フロントにトヨタ共通の3楕円マークが使われています。
カローラシリーズ|Cを組み込んだ花冠形のマーク

1966年に登場したカローラは、セダン、ワゴン、ハッチバックなどへ派生し、世界各地で販売されてきました。
専用マークは車名の頭文字Cを逆台形の構えに配置し、上部に3つの花冠モチーフを加えた形です。「カローラ」という車名は、花冠を意味する語に由来します。公式説明では、初代への思いと新たな時代を開く意志を込めた意匠です。ただし、採用範囲は派生車や世代で異なり、カローラクロスやGRカローラなどには別のマークが使われています。
エスティマ|横長の楕円に組み込んだE

エスティマは、卵形の流線的なボディと広い室内を組み合わせたミニバンです。初代ではエンジンを床下へ傾けて搭載する独自の構造を採用しました。
専用マークは横長の楕円と、車名の頭文字を思わせるEを一体化した形です。主に2000年登場の2代目と、2006年登場の3代目のフロントで確認でき、世代によって線の重なり方や立体感が異なります。国内販売は2019年に終了しましたが、中古車では現在も見かけるエンブレムです。
マークX|中央に大きく配したX

マークXはマークIIの系譜を引き継ぎ、後輪駆動を基本としたスポーティーセダンとして2004年に登場しました。
エンブレムは円または横長の枠に大きなXを置き、初代と2009年登場の2代目で線の角度や周囲の形が異なります。公式では車名を、目標や名声を意味する「MARK」と未知数の「X」の組み合わせと説明しています。2019年12月に生産を終え、直接の後継車は発表されていません。
エスクァイア|盾を中心にした縦長の紋章

エスクァイアはノアやヴォクシーと基本設計を共有しながら、内外装の上質感を高めたミニバンとして2014年に発売されました。
フロントには盾を中心とする縦長の紋章風エンブレムが置かれ、細い装飾線が中世の紋章を思わせます。車名は英語で「様」を意味し、中世ヨーロッパでは従騎士を指した言葉に由来します。専用マークは2014年から2021年12月まで販売された同車に採用され、現行のノアやヴォクシーには引き継がれていません。
知りたい車のエンブレムをすぐに調べる方法|Googleレンズ

有名メーカーからマイナーなメーカーまで紹介しましたが、世界にはローカルメーカーを含め、まだ多くの自動車メーカーがあります。EVの普及で、今後は新しいメーカーも増えるかもしれません。
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GoogleアプリまたはChromeで画像を開き、レンズボタンを押すだけで画像検索を始められます。
手順
- GoogleアプリまたはChromeを開く
- Googleレンズボタンを押す
- カメラが起動。画面中央にある白い枠内にエンブレムを収める

- シャッターボタンを押して画像検索
- 検索結果から情報を確認
筆者も「このロゴは何だろう」とスマートフォンで調べ、旧ロゴやカスタムパーツのエンブレムだと分かったことがあります。
調べたいモノの形を言葉で表現するのは意外と大変です。
簡単に画像検索できるこの機能は、エンブレムに限らず多くの場面で役に立つでしょう。
車のエンブレム早見ガイドを有効活用しよう

この記事では国産10メーカー+車種専用8台の合計18種類のエンブレムについて紹介させていただきました。
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