2026.02.13
車中泊で差がつくハイエースの収納アイデア|余裕のある車内をつくる考え方
最終更新日: 2026.02.13
車中泊に人気のハイエースは、広い車内が大きな魅力です。
ただしキャンピングカーではないため、収納を工夫しないと「思ったより広く使えない」「使いたいものがすぐ手に取れず不便」と感じることもあります。
車中泊を快適に続けるポイントは収納の工夫。
この記事では、ハイエースの車内が狭く感じてしまう理由を紐解きながら、使える収納場所や収納アイデアに加えて、おすすめのアイテムを7つ紹介します。
ハイエースの車内が狭く感じるのはなぜ?

ハイエースは車内が広く、荷物もたくさん積める車です。
それにも関わらず、「思ったより広く感じない」「ものが散らばって不便」などの意見があるのはなぜでしょうか。
ここでは、なぜハイエースで収納の不満や悩みが出やすいのかを詳しく解説します。
広いと思って床に置いてしまう
ハイエースはワンボックスとしては大きな車ですが、実際に床面積を比べると、ワイドボディでも一般的なミニバンと比べておよそ1.3倍程度しかありません。
数字だけを見ると、想像しているほど極端に広いわけではないのです。
それでも「広い車」という印象が強いため、つい何も考えず床に置いてしまい、結果として「車内が狭く感じる」という現象が起きてしまいます。
ハイエースで不便さを感じやすい原因の1つは、広さそのものではなく、広いと思い込んで収納を考えないことにあります。
順番を考えずに積んでしまう
ハイエースの広い車内を見ると、つい「あれもこれも積んでおきたい」と感じます。
アクティビティ用の道具や念のための装備、予備の荷物が増えるのは、車中泊では自然なことです。
ただし、大量の荷物の順番を考えずに置いてしまうことが、不便さにつながります。
よく使うものが奥に入り、あとから積んだものが手前に来ると、出し入れのたびに手間がかかります。
まずは、使う頻度を基準に「どこに何を置くか」を決めることが大切。
この順番を意識するだけでも、車内の使いやすさは大きく変わります。
収納場所別に考えるハイエースの収納アイデア

ハイエースの広さを活かすには、床に置く以外の収納方法を知っていくことが大切です。
サイドや天井などの活用をはじめ、工夫次第で居住性や快適性は大きく変わります。
ここでは、ハイエースユーザーなら知っておきたい収納のアイデアを紹介します。
床・ベッドキット下を使いやすくする
ハイエースで最も収納量を確保しやすいのが、床やベッドキット下のスペースです。
ただし、何も考えずに床に置いてしまうと、出し入れのたびに手間がかかります。
ポイントは、床を「置き場」ではなく「収納スペース」として使う意識を持つこと。
引き出し式の収納や重ねられるボックスを使えば、多くの荷物を積みながらも、必要なものを取り出しやすい環境を作れます。
また、ベッドキット下は奥行きがあるため、長尺物やかさばる道具の置き場所としても向いています。
持ち運ぶものや荷物の量に合わせて配置を決めておくことで、床まわりに余裕が生まれやすくなります。
サイドの空間を収納に変える
床やベッドキット下に比べて見落としがちなのが、車内のサイド部分です。
ハイエースは側面に余白が多いため、サイドバーやフックを使うことで、軽量な荷物や使用頻度の高いアイテムをまとめておくことができます。
また、サイドの収納は「すぐ取り出したいもの」を置く場所として相性がよいのも特徴です。
用意するアイテムや工夫次第で利用の幅が広がる収納方法といえるでしょう。
天井スペースを活かして床を空ける
ハイエースの収納を考える際は、床やサイドだけでなく、天井スペースにも目を向けてみましょう。
天井ネットやオーバーヘッド収納は、衣類や寝具など、軽くてかさばるものとの相性がよい収納方法です。使用頻度がそれほど高くない荷物を上に逃がすことで、日常的に使うスペースに余裕が生まれます。
ただし、天井に物を載せすぎると圧迫感が出やすくなる点は注意が必要。
収納する量を決め、視界や動線を妨げない位置にまとめることが、快適さを保つポイントです。
出入口まわりに出し入れ用の置き場をつくる
車中泊では、すべての荷物をきれいに収納しないのもポイントの1つです。
例えば、サンダルや上着、ランタン、小さなテーブルなどは、使うたびに奥から引っ張り出すと手間になります。
こうした荷物は、まとめてしまい込むよりも、すぐ戻せる場所を決めておく方が使いやすくなります。
置き場が決まっていないと、その場しのぎで床に置いてしまい、結果的に車内が散らかりがちです。
利用頻度が高く、パッと使いたいものの場所を決めておくだけでも、床やベッドキット下に収める荷物との区別がはっきりします。
車中泊におすすめの収納アイテム7選
ハイエースでは、収納する場所や順序に加えて、取り入れるアイテム選びも重要です。
同じ場所に収納する場合でも、アイテム次第で見た目や収納力は大きく変わってきます。
ここでは、ハイエースユーザーの間でよく使われている収納アイテムやカスタムを7つご紹介。
車中泊を快適に、そして楽しくするヒントがきっと見つかるはずです。
サイドバー|吊るす・掛けるができる定番カスタム

出典:amazon
サイドバーは、車内側面の利用用途を広げてくれる定番のカスタムパーツです。
フックやネットを組み合わせることで、衣類やランタン、小物類などを吊るして整理できます。
設置も簡単で見栄えもよく、日常の利用でも活用できることから、多くの方におすすめできるアイテムです。
天井ネット|軽いもの・すぐ使うものに向いた浮かせる収納

出典:amazon
天井ネットは、車内の天井スペースを使って荷物を収納するアイテムです。
衣類や寝具、タオル類など、軽くてかさばる物をまとめて置くのに向いています。就寝時にも手が届きやすいため、寝る前後に使う物の置き場としても便利です。
製品によって取り付け位置や固定方法が異なるため、購入の際は対応車種や取り付け方法を事前に確認するようにしましょう。
積み重ね可能な収納ボックス|ベッドキット下を大容量収納に

出典:amazon
積み重ね可能な収納ボックスは、荷物が多いときに頼りになるアイテムです。
サイズや形が揃ったボックスを選べば重ねて使えるため、床のスペースを圧迫せずに多くの荷物を収納できます。
引き出し式や透明で中が見えるものにすることで、取り出しの際も快適になります。
折りたたみコンテナ|1つは持っておきたい省スペースアイテム

出典:amazon
折りたたみコンテナは、荷物が増えたときにサッと使える収納アイテムです。
使わないときは畳んでおけるため、常に場所を取らずに済みます。買い出しやアクティビティなど、一時的に荷物が増える場面でも扱いやすいのが特徴。
なかには、天板を付けて机代わりにできるものもあり、1つあると助かる場面が多いアイテムです。
小物整理用収納アイテム|探し物を減らしたい人向け

出典:amazon
スマートフォンやメガネ、鍵などをすっきりさせたい場合は、小物整理用の収納を用意しておくと便利です。
隙間に挟むタイプやサンバイザータイプなどもありますが、シートに掛けるタイプであれば収納力も期待できます。
車中泊中は小物の定位置が決めづらく、なくしてしまったり、探すのに時間がかかったりしがち。手の届く位置に設置しておくことで、停車後の出入りや車内での動きもスムーズになります。
荷物が多いときほど、こうした小物収納がちょっとしたストレスを減らしてくれるでしょう。
圧縮袋|サイズを分けて使い分けたい収納アイテム

出典:amazon
圧縮袋は、衣類や寝具など、かさばりやすい荷物をコンパクトにまとめたいときに役立つアイテムです。
収納する体積を減らせるため、天井ネットや収納ボックスとの相性も抜群。
布団用、洗濯物用など、用途に分けていくつかサイズを用意しておくと便利です。
なお、空気を抜く作業は意外に手間がかかります。掃除機やポンプ不要でも空気が抜きやすい商品を選んでおくとよいでしょう。
ルーフラック|社外に収納を作る裏技

出典:amazon
スキーやスノーボード、サーフィンなどのアクティビティを楽しむ方や、アウトドアを含めた車中泊が多い場合は、ルーフラックで社外に収納を作るのも1つの方法です。
室内空間を広く使えるうえ、濡れたギアを車内に持ち込まずに済むため、車内の衛生環境を保ちやすくなります。
ただし、ハイエースは車高が高いため、装着後の全高には注意が必要です。
頻繁に付け外しする装備ではないため、日常的に使う駐車場や立体施設の高さ制限は、事前に確認しておくと安心です。
ハイエースの収納に関するよくある質問

収納の仕方を考え、工夫していくと、「DIYしてみたいけどできるかな」「車検は大丈夫なの?」といった疑問が出てくるものです。
ここでは、ハイエースの収納についてよく聞かれる疑問を取り上げ、詳しく解説します。
Q. 収納を増やすカスタムは車検に影響がある?
収納そのものが原因で車検に通らないケースは多くありません。
ただし、壁面に固定されたものや視界を妨げる位置にあるもの、走行中に危険と判断される状態は指摘される可能性があります。
取り外しが難しいものに関しては、取り付け前に車検適応かどうか確認しておくと安心です。
Q. 普段使いと車中泊は両立できる?
両立は可能ですが、収納を作り込みすぎないことがポイントです。
常設する収納と、使うときだけ載せる収納を分けて考えると、日常使いでも扱いやすくなります。普段は空にできる、または簡単に外せる構成にしておくと、車検や点検時にも安心です。
Q. DIYで収納を作るときに注意することは?
DIY収納は自由度が高い反面、重さや固定方法には注意が必要です。特に木材を使う場合は重量が増えやすく、固定が甘いと車検や安全面で指摘されることもあります。
まずは小さな収納から試し、必要に応じて調整できる作り方がおすすめです。
まとめ|収納の工夫でハイエースはもっと快適になる

ハイエースは車内の広さが大きな魅力ですが、何も考えずに床へ荷物を置いてしまうと、その広さを活かしきれません。
大切なのは、床だけでなくサイドや天井も含めて、車内全体をどう使うかを考えることです。小物入れなどをうまく取り入れるだけでも、使い勝手や快適性は大きく変わります。
大型家具の取り付けやDIY収納も楽しみのひとつですが、作り込みすぎると普段使いで不便になったり、車検で指摘されることもあります。
事前にしっかり調べたうえで、自分の使い方に合った形を選ぶことが大切です。
楽しみながら工夫をしていくことで、ハイエースはもっと快適な旅のパートナーになっていくでしょう。