CAMPINGCAR LIFE

2025.07.29

キャンピングカーおすすめ7選!初心者向き・目的別に紹介キャンピングカー

最終更新日: 2025.07.29

キャンピングカーって様々な種類があるけどどれが自分に合っているのかわからない。そんな悩みを解決するためにこの記事ではキャンピングカーの種類と選び方を徹底解説します。
キャンピングカーを買って後悔しないためにこの記事を読んで自分にあったキャンピングカーを探してみてください。

キャンピングカーの種類

キャンピングカーは、アウトドアや長距離旅行を楽しむための移動手段、防災など様々な用途で注目度が上がってきていますが、その種類や特徴は多岐にわたります。ここでは、キャンピングカーの主な種類を紹介し、それぞれの特徴やメリットについて説明します。
是非この記事を読んで自分に合ったキャンピングカーを見つけてみてください。

フルコン(フルコンバージョン)

ビルダーが1から製造している大型キャンピングカー。専用のベアシャシー(フレーム、駆動系、エンジンなどのみ)に、キャビンすべて(フル)を架装(コンバージョン)したモデルが「フルコン」です。北米産は「クラスA」と呼ばれています。

メリット

広々とした室内空間、高級な内装、最新の設備(エアコン、テレビ、フルサイズのキッチンなど)を完備しており、快適さを追求する旅行に最適です。

デメリット

価格が非常に高く、維持費や燃費もかなりのコストがかかります。また、車体が大きいため駐車や狭い道での運転が難しいです。

こんな人におすすめ

フルコンは、特定の場所に長期滞在する予定の方におすすめです。居住スペース部分は高さがあるため、走行中に横風の影響をうけやすく、ボディが大きく狭い道に不向きなためです。

居住スペースの快適さは抜群なので、自宅さながらの快適さを求める方は、フルコンのキャンピングカーを検討してみてください。

バスコン(バスコンバージョン)

大人数や長期のクルマ旅で力を発揮する大型サイズバスやマイクロパスをベースにして架装したモデルが「バスコン」です。全長6m、全幅2m前後のものが主流です。キャビン(居住空間)が広く、トラックベースより乗り心地がよいのが特徴です。

メリット

広い室内空間と家庭並みの設備があり、快適な長期旅行や大人数での利用に適しています。また、フルコンよりも安定した走行性能で、長距離でも快適に移動できます。

デメリット

フルコンと同じく価格が非常に高く、維持費や燃費もかなりのコストがかかります。また、車体が大きいため駐車や狭い道での運転が難しいです。

こんな人におすすめ

バスコンは、大人数でキャンプを楽しみたい方におすすめです。中型バスや大型バスベースのキャンピングカーを選ぶと、複数家族でのキャンプも楽しめます。スペースが広いので、日常生活に必要な冷蔵庫やキッチンも完備できます。

その一方で、乗車定員が11名以上、もしくは車両の総重量が3.5トン以上のバスコンは普通免許では運転できないので車種を選ぶ際は注意しましょう。

キャブコン(キャブコンバージョン)

「ザ・キャンピングカー」と呼ばれるほど誰もが憧れる王道タイプのキャンピングカー。主にトラックやパンをベースに、キャビンを架装したモデル。全長5m、全幅2m程度のものが主流。キャビン部分の外装や内装の色調、レイアウトは使い方に合わせてバリエーションから選択可能です。

メリット

屋根の上のスペースを有効活用(ソーラーパネルなど)できるため、内部の空間が広く、大人数でも快適に過ごせる仕様が多いです。収納スペースも豊富で、長期間の旅行に向いています。また、車体は大きいですが、普通自動車免許で運転可能なモデルが多いので、免許に関しての追加費用が掛からないです。

デメリット

普通自動車免許で乗ることが可能ですが、車体が大きいため、運転に慣れていない人には取り回しが難しいことがあります。また、燃費も普通車より劣ることが一般的です。

こんな人におすすめ

キャブコンは、4〜7名程度でキャンプを楽しみたい方におすすめです。バスコンと違って普通免許で運転できるタイプが多いので、快適性と費用面のバランスに優れています。

複数人で長期旅行を楽しみたい方は、キャブコンのキャンピングカーを検討してみましょう。

バンコン(バンコンバージョン)

バンやミニバン、ワゴンをペースにキャンピングカーに仕立てたキャンピングカーです。ファーストカーとして使える使い勝手のよさが好評で、どの車種よりも一番人気が高いです。一見すると普通のバンやワゴンのような外観とボディサイズが特徴。道幅の狭い日本ではオススメなカテゴリーです。

メリット

ベースがバンのため、運転がしやすく、サイズが比較的コンパクトで、都市部でも駐車がしやすいです。また、燃費が他の大型キャンピングカーより良いことが多いです。

デメリット

大型キャンピングカーと比べて、車内のスペースが限られるため、大人数での旅行には向いていない場合があります。

こんな人におすすめ

バンコンは、初めて購入するキャンピングカーにおすすめです。ハイエースやキャラバンなどのバンをベースにしているため、普段使いもできて維持費も安く、コストパフォーマンスに優れています。

都市部や住宅地などの比較的狭い場所でも運転しやすいため、道選びに困らないのも初心者向けの理由の1つです。

軽キャン(軽キャンパー、軽キャンピングカー)

コンパクトでお手軽。人気上昇中のカテゴリーです。
軽自動車の車内にベッドを展開したり、キャビンを装したモデル。軽トラックペースを「軽キャプコン」、軽のバンやワゴンを改造したものは「軽バンコン」と呼びます。2人までの少人数の旅にはオススメです。

メリット

小回りが利き、燃費が良く、狭い道や駐車場でも問題なく利用できます。価格も他のキャンピングカーと比べてリーズナブルで、維持費も低いため、初心者やカップル、少人数での旅行に向いています。

デメリット

コンパクトなため、快適な居住空間を求める場合は限界があります。長期間の旅行や大人数での使用には不向きです。

こんな人におすすめ

軽キャンは、1〜2名でキャンプを楽しみたい方におすすめです。軽キャンはベースの車両が軽自動車になるため、大人数には適していません。

しかし、車両の購入費や維持費はキャンピングカーでもかなり安く、秘密基地のような特別感を楽しめます。

軽キャンは、費用を抑えながらキャンピングカー生活を楽しみたい方に人気です。

トラキャン(トラックキャンパー)

ピックアップトラックの荷台に脱着可能なキャビンを積載トラックの荷台に着脱可能なキャビンを載せたモデルが「トラキャン」です。
キャビンは積載物という扱いで、使用しない際はメインの車体から外して保管可能。クルマだけでも使用できます。

メリット

屋根の上のスペースを有効活用(ソーラーパネルなど)できるため、内部の空間が広く、大人数でも快適に過ごせる仕様が多いです。収納スペースも豊富で、長期間の旅行に向いています。また、車体は大きいですが、普通自動車免許で運転可能なモデルが多いので、免許に関しての追加費用が掛からないです。

デメリット

普通自動車免許で乗ることが可能ですが、車体が大きいため、運転に慣れていない人には取り回しが難しいことがあります。また、燃費も普通車より劣ることが一般的です。

こんな人におすすめ

トラキャンは、キャンピングカーと業務用トラックを両立させたい方におすすめです。車体上部のシェルは着脱できるため、税金がかかるのは車両本体のみです。

普段はシェルを外して、業務用のトラックとしても利用できます。

業務でトラックを使用している方は、週末のみキャンピングカーとして利用できるトラキャンを検討してみましょう。

トレーラー(キャンピングトレーラー)

キャンピングカーや普通乗用車に空間をプラスワンした車両です。エンジンをもたず、けん引されるクルマが「トレーラー」。車両重量が750kgを超えるとけん引免許が必要。メインの車体から外してクルマだけでも移動できるという機動性の高さが特徴です。

メリット

両と切り離してキャンプ地に設置できるため、トレーラーを拠点として車だけで観光に出かけることができます。広々とした室内空間を確保できるため、家族やグループでの長期滞在に最適です。

デメリット

牽引が難しいため、運転には技術が必要です。また、駐車や牽引に慣れるための練習が必要になることもあります。

こんな人におすすめ

トレーラーは、スペースの広いキャンピングカーをリーズナブルに利用したい方におすすめです。

キャンピングトレーラーは、200万円から購入できるため、フルコンやバスコンに比べて安く購入できます。トレーラーは車両総重量が750kg以下の場合、普通免許で運転できるのも魅力です。

トレーラーは普段使用している乗用車でも牽引できるタイプが多いので、日頃から通勤や買い物で運転する機会が多い方に人気です。

キャンピングカーの値段相場は?価格帯一覧表

キャンピングカーは海外のモデルになると1億円以上するキャンピングカーもありますが日本では200万円台から3,000万円くらいの金額で購入可能です。

フルコン1,500万~3,000万円
バスコン1,500万~3,000万円
キャブコン800万~1,500万円
バンコン500万~1,000万円
軽キャン200万~500万円
トラキャン300万~800万
トレーラー200万~1,000万円
※車種によっては相場の金額と違う場合もあります。

キャンピングカーの値段に関して詳しくは以下の記事をご覧ください。

キャンピングカーを選ぶ4つのポイント

キャンピングカー選びで迷っている方のために、選ぶ際のポイントを4つご紹介します。

利用目的

キャンピングカーを選ぶ際は、利用目的を明確にしましょう。長期滞在が前提の方はスペースが広く、快適性に優れたフルコンやバスコンが適しています。

一方で、ソロキャンプを楽しみたい方や、1泊などの短期滞在が前提の方は軽キャンやトラキャンのほうが使い勝手がよいと感じやすくなります。

利用人数

キャンピングカー選びで重要なのが、就寝定員です。フルコンは多くても4〜5名、キャブコンは4〜7名程度が就寝定員になります。軽キャンの場合は、1〜2名での利用が一般的です。

キャンピングカーを選ぶ際は、何名でキャンプを楽しみたいのかを踏まえて検討しましょう。

利用頻度

キャンピングカーを選ぶ際は、運転頻度と設備の利用頻度で選ぶのがおすすめです。頻繁に運転する方は、バンコンや切り離しできるトレーラーを選ぶと日常使いしやすくなります。

料理をせず外食やテイクアウトが中心の方は、キッチンのないキャンピングカーでも不自由さを感じません。利用頻度や必要な設備をもとにキャンピングカーを選んでみましょう。

予算

キャンピングカー選びで重要なのが、予算です。フルコンやバスコンを購入する場合は1,500万円からが一般的ですが、軽キャンやトレーラーは200万円から選べます。

予算に応じて、無理のない範囲でキャンピングカーを選ぶのがポイントです。

【種類別】キャンピングカーおすすめ7選

キャンピングカーは種類が豊富なので、種類別におすすめのキャンピングカーを7種類紹介します。

フルコンのおすすめ

フルコンでおすすめなのが、『SONIC PLUS700 SL(ADRIA)』です。全長約7.5メートル、全幅約2.3メートルなので居住スペースも広く快適に過ごせます。

常設でツインベッドや3口コンロがあるため、小さなホテルにいるかのようなキャンプ生活を楽しめます。

SONIC PLUS700 SLを含めたフルコンのおすすめを知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

バスコンのおすすめ

バスコンでおすすめなのが、『ボーダーバンクス(NUTS)』です。アクリル二重窓や強化ショックアブソーバーを採用し、乗り心地と快適性を両立させています。

ボーダーバンクスのラグジュアリーな雰囲気は、多くのキャンパーの憧れになっています。

ボーダーバンクスは、快適性にこだわりたい方や高品質なキャンピングカーに乗りたい方におすすめです。

キャブコンのおすすめ

キャブコンでおすすめなのが、『ZIL(VANTECH)』です。キャブコンのなかでも広いリビングルームを備えているのが特徴です。

就寝定員は5名なので、家族でキャンプを楽しみたい方でも窮屈さを感じません。

ベッドスペースも広くなっているため、旅の疲れをじっくり癒やしたい方におすすめのキャンピングカーです。

バンコンのおすすめ

バンコンでおすすめなのが、『Buono(RECVEE)』です。TOYOTAのハイエースをベースにしているため、運転のしやすさと快適性のバランスに優れています。

コンパクトながら『リビングを持ち歩く』をコンセプトにしているため、快適に過ごせるよう設計されています。

Buonoは、日常でも頻繁に運転する方におすすめのキャンピングカーです。

軽キャンピングカーのおすすめ

軽キャンピングカーでおすすめなのが、『Spinach(ナッツ)』です。限られたスペースにベッド、テーブル、キッチンを完備しています。

ソロキャンプだけでなく、夫婦やカップルでキャンプを楽しみたい方も快適に過ごせる1台ですSpinachを含めた軽キャンピングカーのおすすめは、以下の記事で解説しています。

トラキャンのおすすめ

シンプルかつ実用的なキャンピングスタイルを好むソロキャンパーや少人数での旅行者に適しています。普段はトラックとして使い、キャンプやアウトドアの際に簡単にキャンパー部分を取り付けて使いたい人におすすめです。また、オフロードや野外でのアクティビティが好きで、タフな環境でも自由に移動したい人にも向いています。

トレーラーのおすすめ

トレーラーでおすすめなのが、『エメロード406Vエディションプレミアム(インディアナRV)』です。普通免許で運転できる手軽さと就寝定員4〜5名の広さが魅力です。

バッテリーやソーラーパネル、ポータブル電源などが標準装備されているため、電源不足の心配もありません。

断熱材には北欧断熱XPSを採用し、季節を問わずに快適な室内空間を保てます。エメロード406Vエディションプレミアムは、普通免許で快適な室内を楽しみたい方におすすめです。

キャンピングカーに関するよくある質問

キャンピングカーは普段使いできるのか、または何年くらい持つのか気になる方から質問を受けることが度々あります。そこで、それぞれの質問の回答を紹介します。

キャンピングカーは普段使いできる?

キャンピングカーは普段使いも可能です。軽キャンピングカーやバンコンは、ベースが軽自動車や乗用車などです。

そのため、都市部や住宅地などの狭い道も問題なく運転できます。特に軽キャンピングカーは、車両価格や税金が安く、スペースが広いので日常の買い物も不自由さを感じません。

軽キャンピングカーに興味のある方は、以下の記事で詳細に魅力を解説しているので参考にしてください。

キャンピングカーは何年ぐらい持つ?

キャンピングカーの寿命は一般的に10〜15年といわれていますが、メンテナンス次第では20年以上乗れます。

中古で古いキャンピングカーを購入する際は、メンテナンス記録が残っているものや足回りにサビが少ないものを選ぶと長くキャンプライフを楽しめます。

年式が古くて走行距離が極端に少ないものは、距離をリセットしている可能性があるため注意しましょう。

おわりに

いかがでしたでしょうか?キャンピングカーを購入するときは慎重に選びたいですよね。そんなときはこの記事を見て自分の好みや予算、使用用途に合う最適のキャンピングカーを見つけてくださいね!

キャンピングカーを選ぶときには全国各地でキャンピングカーを見て触って乗ることができるイベントが多く開催されています。是非キャンピングカーを買いたいときは遊びに行ってみてくださいね!

CAM-CARでは各地のキャンピングカーショーに取材に行ってレポートを書いていますので、合わせてご確認ください!

CAM-CAR | キャンカー編集部