CAMPINGCAR LIFE

2024.10.29

【完全保存版】キャンピングカーの種類を徹底解説

最終更新日: 2024.11.11

キャンピングカーって様々な種類があるけどどれが自分に合っているのかわからない。そんな悩みを解決するためにこの記事ではキャンピングカーの種類を徹底解説します。
キャンピングカーを買って後悔しないためにこの記事を読んで自分にあったキャンピングカーを探してみてください。

キャンピングカーの種類

キャンピングカーは、アウトドアや長距離旅行を楽しむための移動手段、防災など様々な用途で注目度が上がってきていますが、その種類や特徴は多岐にわたります。ここでは、キャンピングカーの主な種類を紹介し、それぞれの特徴やメリットについて説明します。
是非この記事を読んで自分に合ったキャンピングカーを見つけてみてください。

フルコン(フルコンバージョン)

ビルダーが1から製造している大型キャンピングカー。専用のベアシャシー(フレーム、駆動系、エンジンなどのみ)に、キャビンすべて(フル)を架装(コンバージョン)したモデルが「フルコン」です。北米産は「クラスA」と呼ばれています。

メリット

広々とした室内空間、高級な内装、最新の設備(エアコン、テレビ、フルサイズのキッチンなど)を完備しており、快適さを追求する旅行に最適です。

デメリット

価格が非常に高く、維持費や燃費もかなりのコストがかかります。また、車体が大きいため駐車や狭い道での運転が難しいです。

バスコン(バスコンバージョン)

大人数や長期のクルマ旅で力を発揮する大型サイズバスやマイクロパスをベースにして架装したモデルが「バスコン」です。全長6m、全幅2m前後のものが主流です。キャビン(居住空間)が広く、トラックベースより乗り心地がよいのが特徴です。

メリット

広い室内空間と家庭並みの設備があり、快適な長期旅行や大人数での利用に適しています。また、フルコンよりも安定した走行性能で、長距離でも快適に移動できます。

デメリット

フルコンと同じく価格が非常に高く、維持費や燃費もかなりのコストがかかります。また、車体が大きいため駐車や狭い道での運転が難しいです。

キャブコン(キャブコンバージョン)

「ザ・キャンピングカー」と呼ばれるほど誰もが憧れる王道タイプのキャンピングカー。主にトラックやパンをベースに、キャビンを架装したモデル。全長5m、全幅2m程度のものが主流。キャビン部分の外装や内装の色調、レイアウトは使い方に合わせてバリエーションから選択可能です。

メリット

屋根の上のスペースを有効活用(ソーラーパネルなど)できるため、内部の空間が広く、大人数でも快適に過ごせる仕様が多いです。収納スペースも豊富で、長期間の旅行に向いています。また、車体は大きいですが、普通自動車免許で運転可能なモデルが多いので、免許に関しての追加費用が掛からないです。

デメリット

普通自動車免許で乗ることが可能ですが、車体が大きいため、運転に慣れていない人には取り回しが難しいことがあります。また、燃費も普通車より劣ることが一般的です。

バンコン(バンコンバージョン)

バンやミニバン、ワゴンをペースにキャンピングカーに仕立てたキャンピングカーです。ファーストカーとして使える使い勝手のよさが好評で、どの車種よりも一番人気が高いです。一見すると普通のバンやワゴンのような外観とボディサイズが特徴。道幅の狭い日本ではオススメなカテゴリーです。

メリット

ベースがバンのため、運転がしやすく、サイズが比較的コンパクトで、都市部でも駐車がしやすいです。また、燃費が他の大型キャンピングカーより良いことが多いです。

デメリット

大型キャンピングカーと比べて、車内のスペースが限られるため、大人数での旅行には向いていない場合があります。

軽キャン(軽キャンパー、軽キャンピングカー)

コンパクトでお手軽。人気上昇中のカテゴリーです。
軽自動車の車内にベッドを展開したり、キャビンを装したモデル。軽トラックペースを「軽キャプコン」、軽のバンやワゴンを改造したものは「軽バンコン」と呼びます。2人までの少人数の旅にはオススメです。

メリット

小回りが利き、燃費が良く、狭い道や駐車場でも問題なく利用できます。価格も他のキャンピングカーと比べてリーズナブルで、維持費も低いため、初心者やカップル、少人数での旅行に向いています。

デメリット

コンパクトなため、快適な居住空間を求める場合は限界があります。長期間の旅行や大人数での使用には不向きです。

トラキャン(トラックキャンパー)

ピックアップトラックの荷台に脱着可能なキャビンを積載トラックの荷台に着脱可能なキャビンを載せたモデルが「トラキャン」です。
キャビンは積載物という扱いで、使用しない際はメインの車体から外して保管可能。クルマだけでも使用できます。

メリット

屋根の上のスペースを有効活用(ソーラーパネルなど)できるため、内部の空間が広く、大人数でも快適に過ごせる仕様が多いです。収納スペースも豊富で、長期間の旅行に向いています。また、車体は大きいですが、普通自動車免許で運転可能なモデルが多いので、免許に関しての追加費用が掛からないです。

デメリット

普通自動車免許で乗ることが可能ですが、車体が大きいため、運転に慣れていない人には取り回しが難しいことがあります。また、燃費も普通車より劣ることが一般的です。

トレーラー(キャンピングトレーラー)

キャンピングカーや普通乗用車に空間をプラスワンした車両です。エンジンをもたず、けん引されるクルマが「トレーラー」。車両重量が750kgを超えるとけん引免許が必要。メインの車体から外してクルマだけでも移動できるという機動性の高さが特徴です。

メリット

両と切り離してキャンプ地に設置できるため、トレーラーを拠点として車だけで観光に出かけることができます。広々とした室内空間を確保できるため、家族やグループでの長期滞在に最適です。

デメリット

牽引が難しいため、運転には技術が必要です。また、駐車や牽引に慣れるための練習が必要になることもあります。

気になるお値段相場は?価格帯一覧表

キャンピングカーは海外のモデルになると1億円以上するキャンピングカーもありますが日本では200万円台から3,000万円くらいの金額で購入可能です。

フルコン1,500万~3,000万円
バスコン1,500万~3,000万円
キャブコン800万~1,500万円
バンコン500万~1,000万円
軽キャン200万~500万円
トラキャン300万~800万
トレーラー200万~1,000万円
※車種によっては相場の金額と違う場合もあります。

それぞれのキャンピングカーはこんな人にオススメ!

全7種類のキャンピングカーがありますが、最後にそれぞれのキャンピングカーはどんな人にオススメかまとめてみました。

フルコン

最大限の快適さとラグジュアリーな移動生活を求める人に最適です。高いコストをかけても、充実した設備と広い空間を重視する人に向いています。

バスコン

広い室内空間と充実した設備で、長期間の快適な旅行を重視するファミリーや大人数のグループに最適です。大きな車体を運転できる経験があり、豪華な移動生活を楽しみたい人にも向いています。アウトドアやキャンプだけでなく、長期の旅行やリモートワークにも対応できる環境を求める人にもおすすめです。

キャブコン

家族連れや友人グループで、長期間の旅行やアウトドアを楽しむ人におすすめです。広い空間と豊富な設備が必要な人に向いています。

バンコン

運転のしやすさとコンパクトさを求める人、小規模なキャンプや短期の旅行がメインの人に最適です。都会でも駐車しやすく、家族やカップルに向いています。

軽キャン

ソロキャンパーやカップル、少人数での短期旅行を好む人に適しています。コストを抑えたい初心者や、軽自動車の運転に慣れている人にも最適です。

トラキャン

シンプルかつ実用的なキャンピングスタイルを好むソロキャンパーや少人数での旅行者に適しています。普段はトラックとして使い、キャンプやアウトドアの際に簡単にキャンパー部分を取り付けて使いたい人におすすめです。また、オフロードや野外でのアクティビティが好きで、タフな環境でも自由に移動したい人にも向いています。

トレーラー

広い居住空間を求め、キャンプ地に長期滞在することが多い人、または車を拠点に別の場所を探索したい人に向いています。牽引ができる車両を持っている人にも適しています。また、愛用している自家用車をお持ちの方はその車をそのまま使用できるのでオススメです。

おわりに

いかがでしたでしょうか?キャンピングカーを購入するときは慎重に選びたいですよね。そんなときはこの記事を見て自分の好みや予算、使用用途に合う最適のキャンピングカーを見つけてくださいね!

キャンピングカーを選ぶときには全国各地でキャンピングカーを見て触って乗ることができるイベントが多く開催されています。是非キャンピングカーを買いたいときは遊びに行ってみてくださいね!

CAM-CARでは各地のキャンピングカーショーに取材に行ってレポートを書いていますので、合わせてご確認ください!

CAM-CAR | キャンカー編集部