CAMPINGCAR LIFE

2024.03.31

ハイエースで車中泊をするためには|特徴や装備、おすすめのキャンピングカーなどを紹介!

最終更新日: 2024.03.31

ハイエースは多くのキャンピングカーのベースとしても使用されており、車中泊にはぴったりな車です。この記事では、ハイエースを使った車中泊の魅力を紹介し、快適に車中泊をするための準備や装備、安全対策について詳しく解説していきます。ハイエースの選び方からカスタム、予期せぬトラブルへの対処法まで、車中泊を楽しむための色々な情報を網羅して、ハイエースでの車中泊ライフをサポートします。是非、最後までご覧ください。

ハイエース車中泊の基本知識

ハイエースでの車中泊を始めるためには、まずは基本的な知識を身につけましょう。ハイエースの種類もたくさんあり、自分のニーズに合ったモデルを選ぶことが非常に重要です。下記でハイエースの種類と、車中泊に向いているモデルをご紹介します。

ハイエースの種類と特徴

ワゴンタイプ

ワゴンタイプは主に人を乗せるために設計されており、快適な乗り心地と豪華な内装が特徴です。

バンタイプ

バンタイプは荷物の輸送に適しており、シンプルな内装で広い荷室スペースがあります。

どちらが車中泊に向いている?

「車中泊」という点では、カスタマイズのしやすさを重視し、バンタイプを選ぶと良いでしょう。また、車内での活動スペースを重視するなら、ミドルルーフやハイルーフのモデルがより適しています。さらに、4WDを選べば、雪道やオフロードでも安心して車中泊を楽しむことができます。

ハイエース車中泊に必要な装備やアイテムについて

車中泊を快適にするためには、適切な装備とアイテムが欠かせません。ここでは、車中泊に必要な装備やアイテムを紹介していきます。

車中泊の換気や防虫対策

車中泊では、換気や防虫対策が非常に重要です。防虫ネットやスクリーンドアを取り付けることで、虫の侵入を防ぎながら新鮮な空気を取り入れることができます。また、ベンチレーターを設置すれば、電力を使って車内の空気を循環させることが可能になり、車内の快適性が大きく向上します。

快適な睡眠のためのベッドキットや収納

快適な睡眠環境は車中泊では必須ですよね。例えば、ベッドキットを導入することで、車内に快適な寝床を設けることができます。また、ベッド下のスペースを有効活用することで、荷物の収納場所としても利用できます。収納スペースを上手に管理することで、車内をすっきりと保ち、より快適に車中泊ができます。ベッドキットは楽天などでも購入が可能です。

車中泊中の食事やリモートワークに便利なフリップアップテーブル

車中泊では、車内で食事をしたり、リモートワークをする方も多いでしょう。市販されているハイエース用のフリップアップテーブルは、使用しない時は折りたたんでおくことができ、必要な時にサッと設置できるため非常に便利でおすすめです。フリップアップテーブルについてはこちらの公式サイトもご覧ください。

車外での料理を可能にするスライドキッチン

車中泊をする際には、外での調理も楽しみたいものですよね。ハイエースにスライドキッチンを設置すれば、車外で手軽に調理が可能になり、車中泊の楽しみが広がります。

虫の侵入を防ぐバグネット

バグネットを取り付けることで、車内に虫が入るのを防ぎつつ、快適な風通しを確保することができます。

ハイエース車中泊に必要な予算は?

車中泊を始める前に、予算計画を立てることは非常に重要です。ハイエースの購入からカスタム、そして維持にかかる費用まで、事前にしっかりと計画を立てておきましょう。

ハイエース購入費用の概算

ハイエースの価格は、モデルや状態、装備によって大きく異なります。新車の場合、基本モデルでも300万円以上は見ておく必要がありますが、中古車であればもう少しリーズナブルに始めることが可能です。ただし、中古車の場合は走行距離や車の状態をしっかりとチェックすることが重要です。また、車中泊用にカスタムする予定の場合は、その費用も予算に含めておく必要があります。中古車サイトなどでチェックしましょう。

カスタムにかかる費用の目安

ハイエースのカスタム費用は、行う内容によって大きく変わります。基本的なベッドキットの設置だけであれば数十万円程度から可能ですが、より充実した車中泊環境を目指す場合は、数百万円の予算を見ておく必要があるかもしれません。特に、断熱材の施工や高品質なベッド、キッチン設備などを取り入れる場合は、費用が高くなりがちです。また、DIYでカスタムを行う場合はコストを抑えられますが、専門的な技術や道具が必要になることもあります。

維持費とランニングコスト

ハイエースの維持費には、車検費用、保険料、定期的なメンテナンス費用などが含まれます。また、車中泊を頻繁に行う場合は、ガソリン代や高速道路料金などのランニングコストも考慮する必要があります。これらの維持費やランニングコストも計画的に管理することが大切です。

ハイエース車中泊の始め方

ここまでハイエースの種類や必要な装備、予算などを紹介してきました。ここからは実際にハイエースの車中泊を始めるためにはどうしたらいいのかをお伝えしていきます。大きく「最低限の車中泊仕様が整ったハイエースを購入する」「DIYをする」「キャンピングカーを購入する」の3つに分けられます。

最低限の車中泊仕様車から始める

ハイエースには、ベッドキットのみが装備された最低限の車中泊仕様車もあり、非常に人気があります。基本的な寝床は確保されているため、すぐに車中泊を始めることが可能です。あとは必要に応じて追加のカスタムを施していくことができます。DIYは大変そうだし、本格的なキャンピングカーは予算が合わないなどでお困りの方は、最も始めやすい方法となります。

ハイエースを自分好みにDIYする

ノーマルのハイエースを購入し、一から自分でカスタムをする方法もあります。この方法では、床や壁の断熱材の施工から始め、ベッドや収納、キッチンスペースの設計・製作に至るまで、全て自分の手で行います。DIYによるカスタムは時間と労力が必要ですが、自分だけの完全オリジナルな車中泊仕様車を実現できるため、非常に満足度が高い方法です。一方で、安全基準の未達や車検が通らなかったなどの声も聞くので、高い専門知識も必要になります。DIYに関してはこちらの記事も参考にしてください。

キャンピングカー(バンコン)を購入する

最後はキャンピングカーを購入するということです。キャンピングカーは予算が高くなりますが、二段ベッド、キッチン、収納スペースなど車中泊に必要な装備が最初から整っているため、手間をかけず、なおかつ快適性を求める方におススメです。

ハイエースのキャンピングカー(バンコン)オススメ5選

上記のでは、キャンピングカーを購入するという方法について書きました。ここからは実際にCAM-CAR編集部がオススメするハイエースベースのキャンピングカー(バンコン)をご紹介します。
※スペックや価格は記事執筆時のものです、必ず各ビルダーに確認を取ってください。

アールブイ・ビックフット

スウィングC

「みえる・とまる・らくらく」誰にでも快適(Comfort)なキャンピングカー、スウィングC。車両ベースの安全性を優先して、ビギナーにも使いやすい架装を施しています。走行もストレスフリーのうえに納車まで1ヶ月という嬉しさで人気急上昇中のキャンピングカーです。

車両タイプバンコン
乗車人数6
就寝人数2
価 格6,672,330円~(税込)

カトーモーター

ナローLongTrain

シンプルなキッチンに小上がり風に使うこともできるコの字型のソファーで、コンパクトな標準ボディでもゆったりくつろげる空間です。ワイドスーパーロングベースでも対応可能です。

車両タイプバンコン
乗車人数6
就寝人数2
価 格5,844,300円(税込)

ダイレクトカーズ

RETREAT ANNIVERSARYⅡ

オリジナルフェイスチェンジを作成し、角目でレトロ感を演出して全塗装でよりオリジナリティを追加。特別感が溢れるハイエースのキャンピングカーです。

車両タイプバンコン
乗車人数5
就寝人数3
価 格4,890,000円~(税込)

ドリーム・エーティー

ウォークⅡタイプC

運転席・助手席の背もたれを倒すと最後部までフルフラットのベッドになります。三世代での移動などファミリーにおすすめで、立体駐車場にも入れられので普段使いもばっちりな1台です。

車両タイプバンコン
乗車人数9
就寝人数3
価 格4,852,100円~(税込)

ナッツRV

リークⅢ

日本最大級のキャンピングカー製造メーカーのナッツRV。「使い勝手が向上した装備や家具」が備わったLeekⅡがさらに進化し、「家庭用エアコン」そして 高効率充電装システム「EVOLITE」が標準装備されたLeekⅢが誕生。これ1台で車中泊の準備は万端です。

車両タイプバンコン
乗車人数7
就寝人数4
価 格7,648,400円~(税込)

今年こそハイエースで車中泊を始めてみよう!

車中泊ブームの中で、自分も車中泊にチャレンジしてみたいという方はこの記事をご覧になって、さらにやる気が増してきたと思います。まずはノーマルのハイエースを購入するのか、DIYに挑戦するのか、はたまたキャンピングカーを購入するのか、ご予算に合わせて検討してみてください。そして、今年こそ、是非車中泊を始めてみましょう!
車中泊で注意すべきことや夏冬に役立つ便利グッズなどはこちらの記事もご覧下さい。

CAM-CAR | キャンカー編集部