CAMPINGCAR LIFE

2022.10.06

寒くなる前に!冬の車中泊を最高に楽しむためのコツと便利グッズ

最終更新日: 2022.12.15

冬の到来も間近なこの頃。車中泊に防寒対策が必要な季節がやってきますね。自然に囲まれた環境での車中泊は非日常感もあってとても楽しいですが、安全に楽しむためにはしっかりと準備をする必要があります。

今回は、冬の車中泊を安心して過ごすためのポイントや楽しむためのコツ、寒さ対策で大活躍する便利グッズを紹介していきたいと思います!この記事を参考にして、冬の車中泊を安心・安全にめいっぱい楽しんでくださいね。

車中泊初心者の方は、以下の記事もオススメです。車中泊で大活躍してくれるグッズを、ジャンルに分けて沢山紹介しておりますので、ぜひ参考にしてくださいね。

冬の車中泊は寒さ対策を徹底しないと楽しめません!

冬とはいえ車内だからそこまで気にする必要ないのでは…?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、その考えはNOです。冬の車中泊こそ、快適に過ごすための対策をしっかりする必要があるのです。まずは、冬の車中泊をする上での注意点に触れていきたいと思います。

エンジンのつけっぱなしは危険

車中泊の経験が少ない方は、「冬の車中泊なんてエンジンをかけてエアコンをつけておけば大丈夫なのでは?」と思うかもしれませんが、これは非常に危険な考え方なのです。

マフラーが雪などで塞がれると、排ガスが車内に侵入して一酸化炭素中毒を起こす危険性があります。エンジンをかけていることで単純にガス欠の心配もありますし、運転席で眠ってしまったりして無意識にアクセルを踏み続けてしまうと空ぶかし状態でエンジンが発火することもあるんです。

冬の車内温度は氷点下を切る

「エンジンをかけておくのが危ないなら、車内で厚着をすれば良い」、この考え方もまた同様に危険です!

冬に駐車場に止まっている車に乗った時、車内は非常に寒いですよね。このことからわかるように、エアコンのついていない車内は非常に冷えるのです。

JAFの行ったテストによると、2月の長野県(外気温ー10.2℃)で車内をエアコンで25℃まで温めた後エンジンを切ると、1時間後には10℃以下に、3時間後には氷点下を切るという結果が出たそうです。
冬の車内は思っている以上に冷えていくものなので、車中泊をする際はしっかりとした対策が必須なのです。

冬の車中泊を楽しむために押さえておきたいポイント

では冬に車中泊をするにはどうすれば良いのか。下記の3つのポイントを意識することをお勧めします。

  • 外気から車内を守るために、車の防寒対策を行う
  • 体を冷気から守るために、体の保温対策を行う
  • 車内で安心して眠れるように、車内環境を整える

ここからは上記について詳しくお話させて頂きます。

車の防寒対策はこうやってする!

まずは車内での防寒対策方法について触れていきたいと思います。温かく過ごすためのポイントとオススメグッズを紹介します!

車の対策①車内に入る冷気を遮断

車外の冷気は主に窓・床・ステップから侵入していきます。冬の車中泊では、この3点に対策を施すことが重要です。

冷気を防ぐオススメグッズ

シェード・カーテン
出典:Amazon

窓にはシェード・カーテンを設置することをお勧めします。外の冷気から車内を守ってくれるだけではなく、視線や光からも守ってくれるので、車中泊をする際にあると安心感が大きく違います。

アウトドア用の厚手マット
出典:Amazon

床から上がってくる冷気には、マットで対応。選ぶ際には車のサイズにあっていることが第一ですが、収納サイズや安眠できるだけの厚みがあるかも確認しましょう。

冷気対策で考えるとプラスして断熱性も重要です。これは商品に記載されている「R値」という値で確認が可能で、秋冬に使用するなら『5前後』は欲しい所です。

ステップの防寒は?

ステップから上がってくる冷気対策は、大きめのビニール袋などに服などの布を入れておくことがおすすめです。これを行うだけで車内に入ってくる冷気の量に大きな差が出るので、ぜひ実施してみてください。

車の対策②場所選びに注意する

車を停める場所も冬の車中泊では重要です。標高が高く風が強い場所などに車を止めると、車内もあっという間に冷えてしまいます。停車場所付近に風を防ぐものがあり、標高も低めの場所だと比較的安心して車中泊を行うことが出来ますよ。

車の対策③結露を防ぐ

防寒対策から少しずれるかもしれませんが、外気温との差で起こる結露も車中泊の際の悩みの一つです。結露することで窓が汚れるだけではなく、カビの発生にもつながってしまいます。車中泊をする際には結露対策も行うことをお勧めします。

結露から守るオススメグッズ

結露防止スプレー

結露を防ぐスプレー。様々な商品が出ており、環境にもよりますがどれも完璧に結露を防ぐことは難しいようです。しかし、対策をしている状態としていない状態では大きな差があるので、結露が気になる方は導入してみることをお勧めします。

結露防止シート / テープ

結露を吸ってくれるテープ。毎回張り替える必要がありますが、その分衛生的で安心して使用できます。

裏技的アイテム

見栄えは気にしないから結露対策をもっと手軽に行いたい!という方には、サンシェードがわり・もしくは併用してダンボールを使うという裏技的手段をご紹介しておきます。

ダンボールはそこそこの断熱性がありつつ、結露したときそのまま吸収してくれる上に、使用後に捨てることが出来るので何もない時には非常に便利です。

見栄えを気にしないのなら、一つの手として考えておくのもアリだと思いますよ!

保温対策で快適に!ぬくぬく暖かく過ごす方法

ここからは、寒い車内で温かく快適に過ごすためのコツと方法をお伝えしていきます。

保温の対策①洋服の重ね着で体温を蓄える

非常に基本的なことですが、洋服の重ね着は非常に効果のある保温対策です。車中泊をする際には、予備を含めて防寒着や衣服を多めに持ち込むことをお勧めします。

保温の対策②本格的な厳冬期用寝袋は備えて損はない

車中泊でも活躍するのが寝袋。車中泊に大げさと思われるかもしれませんが、災害時などの不測の事態にも使用できるので厳冬期用寝袋は備えておいて損はありません。

保温の対策③からだの三首を温める

首・手首・足首は皮膚が薄くて寒さを感じやすい場所だということは知っていましたか?冬場の車中泊ではこの3か所を温める用意をしておくことが非常に重要です。マフラーやネックウォーマー・足首までカバーできる靴下などで、対策を行いましょう。

保温の対策④保温グッズ上手に活用する

保温調整に役立つオススメグッズ

電気毛布

電源が必要になりますが、一枚で暖をとれるのでお勧めです。寝るとき以外にもホットカーペットの様な使い方も出来ますよ。

小型ヒーター

車のエアコンのかわりに、小型ヒーターを導入するのもおすすめです。送風機能などがあるものを選べば夏場も便利に使用できます。

カイロ

冬場の外出で大活躍のカイロは車中泊でもおすすめです。熱くなりすぎないように気を付けながら使用しましょう。

湯たんぽ

湯たんぽも車中泊では大活躍します。おすすめなのが昔ながらの金属式の湯たんぽ。バーナーで直にあぶってお湯を作ることが出来るので、ケトルなどを積んでいない方でも使用することが出来ますよ。バッテリーを気にする必要がないのであれば充電式の湯たんぽもおすすめです。

フリース

布団のように体の上に羽織ることで暖をとれることはもちろん、シェードの上に重ねて室内に吊ることで冷気から二重に室内を守ってくれる優れものです。

インナーダウン

軽くて保温性の高いインナーダウンは車中泊で邪魔になりすぎないのでお勧めのアイテムです。

靴下

就寝用の靴下を用意することもおすすめです。足を締め付けすぎず、保温性の高いものを選びましょう。

保温の対策⑤体を温める食事をとる

保温グッズを備えた上で、温かい食事もとりましょう。内側から温めることで、冬の寒さを和らげることが出来ます。

車中泊で安全に過ごすための注意点

注意点①天気予報はしっかりチェック!

アウトドアの基本でもありますが、天気予報はしっかりとチェックしましょう。雪が降れば寒くなり、車内の温度も下がるのは当然です。また、道の状況も車中泊には大きくかかわってきます。

しっかり備えて安全な車中泊を楽しむことが重要です。

注意点②必ずアイドリングストップする

車中泊する際には、一酸化炭素中毒や、ガス欠を防ぐためにもアイドリングストップを必ずしましょう。

アイドリングストップをすることで環境にも配慮できるので、自然を愛するアウトドア好きなら出来る限り実施したい事柄です。

注意点③凍結による転倒を防ぐ

車中泊を快適に過ごすための説明をしてきましたが、冬ならではの凍結した地面などにも注意をしましょう。スタッドレスやチェーンを用意するのはもちろん、安全運転が一番の予防となります。

冬の車中泊は魅力もたくさん!

注意点ばかりを上げてきましたが、冬の車中泊は魅力にあふれたレジャーです。冬ならではの自然を車内からダイレクトに体感できることは、宿などに泊まっていると体験できないことです。

寒さ対策をしっかりしつつも、楽しい冬の車中泊をお過ごしください!

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