CAMPINGCAR LIFE

2025.07.23

車中泊におすすめの家電7選|快適・安全に過ごすための必需品をご紹介

最終更新日: 2025.07.23

車中泊は、時間や場所に縛られずに旅を楽しめるスタイルとして注目を集めています。限られた空間で快適に過ごすためには、車内で使える家電製品の導入が効果的です。

この記事では、家電を取り入れるメリット、快適性や安全性、実際に使いやすいおすすめ家電7選、さらに失敗しない選び方を解説します。
あなたの車中泊を、より豊かで思い出深いものにするための準備に役立ててください。

なぜ車中泊に家電が必要なのか

車中泊をもっと快適に、安心して楽しむには家電の力が欠かせません。暑さや寒さへの対策、調理や食材の保存まで、家電があれば車内の居心地が「ぐっ」と良くなります。少しの工夫で、車は旅の拠点として頼れる空間に変わるでしょう。

火を使わない調理で安全性アップ

車中泊の楽しみといえば食事ですが、直火を使う調理はリスクを伴います。車内の換気が不十分だと、一酸化炭素中毒の危険も……

そこで電気調理家電なら火を使わずに済むため、安心して料理できるのが魅力です。さらに、調理中の熱がこもりにくく、夏でも快適に調理が進められます。

快適さを支える生活家電の重要性

季節や天候に合わせた家電があれば、車中泊は快適になります。

ポータブル冷蔵庫で食材を冷やし、電気毛布で冬も暖かく眠れるなど、調理や睡眠の質が向上します。

生活家電は、車中泊のあらゆるシーンであなたの旅を支えてくれるでしょう。

車中泊におすすめの家電7選

車中泊で本当に役立つ家電を、用途別に7つ厳選しました。どれもコンパクトで省電力、実用性も十分です。具体的なアイテム例を挙げながら、自分の使い方に合うものをみつけてください。

電気ケトル|手軽に温かい一杯を

温かい飲み物があると、車中泊中のリラックス感が一段と高まります。電気ケトルがあれば、火を使わず安全にお湯を準備でき、食事や休憩の時間がより快適です。

  • 活躍する場面
    • 目覚めのコーヒーや白湯
    • 小腹が空いた時のカップ麺
    • 寒い日にホットティーやココア

代表例:ジェーピーエヌ「直流家 ワクヨさん DC12V」


画像引用:JPNオンライン

車のシガーソケットから直接給電でき、ポータブル電源がなくても使えます。自在に温度調整が可能なため、ミルクやコーヒーなど飲み物に合わせた湯温を設定可能です。


弁当箱炊飯器|いつでも炊きたてご飯

車中泊でも炊きたてのご飯が食べられると、食事の満足度が上がります。弁当箱サイズの炊飯器なら、コンパクトで持ち運びも簡単です。

  • 活躍する場面
    • スーパーのお惣菜と合わせて温かい夕食に
    • カレーや丼など、ご飯が主役のメニュー時に
    • 炊いたご飯でおにぎりを作り、保存用に

代表例サンコー「おひとりさま用超高速弁当箱炊飯器」


画像引用:サンコー公式通販サイト

約15分で0.5合のご飯が炊ける小型炊飯器。四角い形状で収納しやすく、炊きあがったらそのまま食器代わりに使えます。洗い物が少なく済むため、車中泊との相性も抜群です。

IHクッカー/多機能鍋|安全に調理の幅を広げる

火を使わずに本格的な調理を楽しみたいなら、IHクッカーや多機能電気鍋が最適です。安全性を保ちつつ、車内でのメニューの幅が広がります。

  • 活躍する場面
    • 新鮮な食材を焼いたり炒めたりする時
    • 夜の冷え込みに合わせて鍋料理を作る時
    • 朝食用に目玉焼きやソーセージを用意する時

代表例:dretec(ドリテック)「IHクッカー ミニチュラ」


画像引用:dretec公式

A4より小さいサイズの卓上IHクッカーで、最大800Wの省電力設計です。鍋検知や過熱防止などの安全機能も充実しています。

その他のおすすめはこちらの記事でご紹介しています。

ポータブル冷蔵庫|食材保存の頼れる相棒

夏の車中泊では、食材や飲み物の保存に冷蔵庫があると安心です。鮮度を保てると食事のバリエーションが広がります。

  • 活躍する場面
    • 生鮮食品や乳製品を安全に保ちたい連泊時
    • 冷えたビールやジュースをすぐ飲みたい時
    • アイスやロックアイスを冷凍保存したい時

代表例:EENOUR「ポータブル冷蔵庫」


画像引用:EENOUR公式

強力な冷却性能を備え、多くのモデルが−20℃まで対応。内蔵バッテリー付きモデルなら、電源がない場所でも保冷が続くため、車外での使用にも便利です。

その他のおすすめはこちらの記事でご紹介しています。

扇風機 or ネッククーラー|夏の寝苦しさを解消

夏の車内は、エンジンを切ると一気に蒸し暑くなります。小型扇風機やネッククーラーがあれば、寝苦しさや熱気をやわらげて快適に過ごせるでしょう

  • 活躍する場面
    • 熱帯夜に風を浴びながら寝たい時
    • 調理中の車内で熱やにおいを逃したい時
    • 体を直接冷やしてクールダウンしたい時

代表例:マキタ「充電式ファン」


画像引用:マキタ公式

耐久性と風量に定評があり、アウトドアでも使いやすいモデルです。マキタ製バッテリーと共用でき、首振りやタイマー機能があるモデルであれば、就寝時も快適にすごせます。

その他のおすすめはこちらの記事でご紹介しています。

電気毛布 or 湯たんぽ|冬の寒さから身を守る

冬の車中泊では、体をしっかり温める暖房アイテムが睡眠の質を左右します。電気毛布は消費電力が少なく、ポータブル電源とも相性抜群です。

  • 活躍する場面
    • 氷点下の夜に朝まで暖かく眠りたい時
    • 寝袋の中に入れて保温力を高めたい時
    • 昼間の車内でひざ掛けとして使いたい時

代表例:山善(YAMAZEN)「電気毛布」


画像引用:山善(YAMAZEN)

50W前後の省電力設計で長時間使用が可能。ダニ退治機能や丸洗い対応モデルもあり、清潔さと使い勝手を両立しています。国内メーカーならではの信頼感も魅力です。

ポータブル電源|すべての家電の心臓部

AC家電を車内で使うには、ポータブル電源が欠かせません。調理や暖房、充電までまかなえる電源があれば、車中泊の自由度が段違いです。

  • 活躍する場面
    • 複数の家電やスマホ・PCを同時に使う時
    • 連泊時に長時間安定して家電を稼働させたい時
    • 災害時の非常用電源として備えておきたい時

代表例:Jackery(ジャクリ)「ポータブル電源 1000 Pro」

画像引用:Jackery(ジャクリ)

1002Whの大容量と定格1000Wの出力を備え、多くの家電に対応しています。ソーラーパネル充電にも対応しており、長旅でも安心です。コンパクトながら高出力で、調理や暖房にも対応できます。

その他のおすすめはこちらの記事でご紹介しています。

家電選びで失敗しない3つの視点

車中泊にぴったりな家電を選ぶには、事前に商品の確認が大切です。購入前にチェックしておきたい視点を3つ紹介します。

車の電圧と家電の対応を確認

車中泊で使う家電には、おもに3種類の電源タイプがあります。

  • DC12V/24V対応
    シガーソケットから給電。乗用車はDC12V、大型車はDC24Vが基本です。
  • AC100V対応
    家庭用コンセントと同じ形式。使用にはポータブル電源かインバーターが必要です。

購入前には、車の電圧や手持ちの電源機器と家電の対応状況をしっかりチェックしておきましょう。

サイズと収納性を考慮

限られた車内では、家電のサイズや収納しやすさが重要です。高性能でも置き場所がなければ使えません。

折りたたみ式や、多機能で道具を兼ねるタイプを選べばスペースを有効に使えます。収納場所をあらかじめ決めたうえで、製品サイズを確認しておくと安心です。

使用シーンをイメージして選ぶ

あなたがどのような車中泊をしたいのか、具体的なシーンを想像することで最適な家電選びにつながります。

  • 人数
    ソロなのか、夫婦や家族と一緒なのか
  • 食事スタイル
    湯沸かしやレトルト食品で済ませるのか、しっかり調理を楽しみたいのか
  • 旅の期間
    週末旅行か、数日以上の長旅なのか

人数や目的、日程を明確にすることで、必要な容量・機能・消費電力の目安がはっきりします。

まとめ

車中泊に家電を取り入れることで、安全性と快適さが大きく向上し、旅の自由度も広がります。

今回紹介した7つの家電と3つの選び方を参考に、自分の旅に合うアイテムから少しずつ取り入れてみてください。

装備を整え、充実した車中泊の旅へ出かけましょう。

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CAM-CAR | キャンカー編集部