CAMPINGCAR LIFE

2025.07.03

100均クッカーの実力は?選び方とオススメアイテムを紹介

最終更新日: 2025.07.03

ここ数年、キャンパーの間で注目を集めているのが100均のキャンプ用品です。中でも「クッカー」はバリエーションも豊富で、ソロキャンパーを中心に選ばれる機会が増えています。

とはいえ、品質や選び方に不安がある方もいるでしょう。この記事では、100均クッカーの特徴や注意点、おすすめアイテムを紹介します。

「100均でもアリ?」まずはクッカーの基本と実力をチェック

「100均のクッカーって実際どうなの?」と思っている方は多いのではないでしょうか。

ここでは「クッカーとは何か」という基本から、ブランド品との違い、そして100均クッカーでできることを解説します。

クッカーってそもそもどんな調理器具?

クッカーとは、アウトドア用の鍋やフライパンなど、キャンプ調理に使われる道具の総称です。湯を沸かしたり、ラーメンを作ったり、缶詰を温めたりと、屋外での“ちょっとした調理”に活躍します。

素材はステンレスやアルミが一般的で、直火やバーナーにも対応できるよう、軽くて扱いやすいことが特徴です。家庭用鍋と比べてコンパクト設計なのも、キャンプや車中泊に好まれる理由のひとつです。

ブランド品とどう違う?100均クッカーを徹底比較

「価格差がすごいけど、何が違うの?」という方向けに、一般的なブランド製クッカーと100均クッカーの違いを、まとめてみました。

初期費用はかかりますが、長く愛用のアイテムとして育てていきたい方はブランド品がおすすめです。

一方、「クッカーがどんなものか試したい」「使い捨て感覚できれいなものを使い続けたい」という方にとっては、100均クッカーが良い選択肢となるでしょう。

実際どこまで使える?100均クッカーの得意・不得意

100均のクッカーが得意とするのは、「シンプルな調理」です。

たとえば袋ラーメン、レトルト温め、湯沸かしなどには申し分ありません。直火にも対応している商品が多く、焚き火やシングルバーナーでも使えます。

ただし、焦げ付きやすかったり、強火に長時間かけると変形するリスクもあるため、炒め物や煮込み料理には不向きな場合も。あくまで“軽めの用途に特化した道具”として活用するのが、失敗しないポイントです。

直火はOK?100均クッカーを使うときの注意点も解説

100均のクッカーというと「安かろう悪かろう」のイメージで、利用を躊躇する方もいます。

ここでは、対応する熱源と使用時に気をつけたいポイントをそれぞれ紹介します。正しく理解することで、100均クッカーでも十分に安全・快適に活用できます。

直火・ガス・IH…使える熱源はどれ?

100均クッカーは「直火対応」として売られている商品が多く、焚き火やシングルバーナーでの使用は基本的に問題ありません。

特にステンレス製のものは耐熱性があり、火に強い素材とされています。一方、IHに関しては非対応のものがほとんどで、パッケージにもその旨が明記されています。

迷ったときは、以下をチェックすると安心です。

  • パッケージに「直火OK」の記載があるか
  • IH/電子レンジ対応と書かれていないか(基本NG)
  • 底面が薄すぎないか(変形の可能性あり)
  • 素材がステンレスであれば直火向き

店舗や商品によって仕様が異なるため、使用前には必ずパッケージや公式情報を確認するようにしましょう。

焦げ・変形・劣化…注意したいポイントとは

100均クッカーはコスパ重視の簡易製品であるため、使い方によってはトラブルが起こることもあります。以下のような点に注意して使うことで、失敗や事故を防ぐことができます。

  • 長時間の強火使用 → 焦げつき・変形の原因に
  • 空焚き状態での使用 → 材料劣化や破損リスク
  • 重い食材・水分量の多い料理 → クッカー自体の歪みやバランス崩れ
  • 洗浄時のゴシゴシ洗い → 表面加工の摩耗、サビやすくなることも

あくまで“簡単な調理を想定したアイテム”として使うのがポイントです。使用後はしっかりと乾燥させ、歪みや焦げがひどくなってきたら早めに買い替えるのが無難です。

用途別に紹介!100均で見つかるおすすめクッカー&便利グッズ

「100均のクッカー、結局どれが使えるの?」と気になる方に向けて、用途別におすすめのアイテムを紹介します。

ソロキャン向け、ラーメン・湯沸かし向け、そして収納や持ち運びに便利なグッズまで。自分のスタイルに合う一品がきっと見つかるはずです。

ソロキャンにぴったりなコンパクトモデル

ダイソー|クッカー3点セット(770円)

小鍋・フライパン・フタがセットになった、収納性に優れたクッカー。

重ねて収納できる構造で、取っ手も折りたためるため荷物を極力減らしたいソロキャンパーから注目を集めています。ステンレス製で直火もOK、簡単な炒め物や湯沸かしに対応できる実用性の高さが魅力です。

ラーメン・湯沸かし向きの万能クッカー

キャンドゥ|ステンレス鍋(330円)

注ぎ口と取っ手がついた、湯沸かしに最適なベーシック鍋。レトルト温めやインスタントスープ作りなどに重宝します。必要十分なサイズ感で、ソロ用ギアとしての完成度も高めです。

吊り下げの取っ手付クッカー

ダイソー|レジャークッカー(吊り下げ、取っ手付)(550円)

焚き火やバーナーなど直火で使用できるので湯沸しはもちろん、インスタントラーメン、スープなど様々な調理に対応できる!ベイルハンドル付きで吊り下げて使うこともできます。

くっつきにくいメスティン

ダイソー|メスティン(770円)

アルミ製でアルマイト加工済。フチのバリ取りも不要なので、初心者でもそのまま使えます。更には半自動炊飯対応で、固形燃料・アルコールバーナー・シングルバーナーの3種に対応しています。

収納袋やバンドなど便利グッズも一緒にチェック

ダイソー|クッカークリップ(110円)

熱くなったクッカーやシェラカップを安全につかめるアイテム。取っ手のない容器の取り扱いに役立ち、荷物を減らしたい人にも便利な1本です。

このように、100均のアウトドア用品でも“実用レベル”のアイテムはしっかり揃っています。利用用途をイメージして購入することで、あなたのキャンプライフを充実させてくれるはずです。

まとめ|気軽に始めるなら、100均クッカーという選択肢は“アリ”

100均で手に入るクッカーは、価格の手頃さはもちろん、値段以上の実用性も備えています。とくに湯沸かしや袋ラーメン、レトルト食品など、簡単な調理がメインのソロキャンプや車中泊では十分に活躍してくれるはずです。

もちろん、耐久性や火加減の調整といった面で、アウトドアブランドの製品には及ばない部分もありますが、「まずは試してみたい」「荷物を増やしたくない」といったニーズにはぴったりハマります。

アウトドア飯にマンネリ気味のあなた。この週末手軽に新しいチャレンジを始めてみませんか?100均クッカーがあなたのキャンプをもっと自由にしてくれるかもしれません。

CAM-CAR | キャンカー編集部