2023.04.21
暑い夏でも安心!車中泊を快適に過ごす対策とおすすめアイテム
最終更新日: 2024.04.05
どうも!VANLIFE JAPANのリサコとダイキです。私たち夫婦は、家を手放してキャンピングカーで日本中を旅しながら暮らしています。ついに、この暮らしも900日を超えました!
夏の車中泊をしたいと考えている皆さん、暑さ対策の準備はしていますか?夏といえばアウトドアにぴったりな季節ですが、暑さで体調を崩してしまわないか・・・という心配がありますよね。車中泊初心者だと「何から準備したらいいのかが分からない・・・」といった悩みもあるかと思います。
今回は、リモートワークで働きながらキャンピングカーを家の代わりにしている私たちが、実体験をもとに夏の車中泊で役立つテクニックとおすすめアイテムを紹介いたします。ぜひ、この記事を参考にして、夏の車中泊に対する不安や心配を一緒に解決していきましょう!
目次
夏の車中泊は快適に過ごすための対策が大切
「夏でも車中泊はできますか?」こんな質問がよくきます。
結論、可能ですが、夏の車中泊を安全・快適に楽しむためにはさまざまな工夫が必要です。普段、車を運転されている方なら分かるはずですが、夏の車内って高温になりすぎてとてもじゃないけど快適に過ごすなんて考えられませんよね。
私たち夫婦は普段キャンピングカーで生活しており、900日を超える車中泊の経験があります。この暮らしを始めた当初は「冬は沖縄、夏は北海道で過ごす」ことを理想として、気温に合わせて滞在場所を選ぼうと考えていました。しかし、そう簡単に実現できるわけもなく、それは理想のままで終わりました。
仕事のために真夏に都会に滞在したり、7月に沖縄に滞在したり、と過酷な暑さの中で車中泊をした経験がいくつもあります。下の動画の様子は夏の沖縄バンライフの1コマで、さすがに暑かったです(笑)
そんな経験から、どうしたら暑い夏でも快適に車中泊ができるのか?と、試行錯誤を重ねてきました。夏の車中泊は対策次第で快適度が大きく変わると実感しています。
夏の車中泊を安全に楽しむための注意事項は?
ここからは夏の車中泊を安全に楽しむために、気をつけるべきことをご紹介します!
エンジンをかけっぱなしにしない
車中泊中にエンジンをつけっぱなしにすると、一酸化炭素中毒のリスクがあります。夏場は蒸し暑くなりますので、クーラーをつけっぱなしにしがちですが、エンジンをつけっぱなしにしないでも過ごせる方法を考えましょう。
但し、本当に暑くて辛い時にはすぐにエンジンをかけてクーラーを使うことも覚えておいてください!
車内温度を最も早く下げる方法
車内の温度を最も早く下げる方法としては、窓を全開にしてエアコンを外気導入にして走り出し、車内の熱気を出したら窓を閉め、内気循環にして冷やすことが最も効率的な方法です。
この方法は、短時間で温度を大きく下げられるので、燃料の消費や排ガスも抑えられ、環境面でもメリットが多くおススメです。
適度な水分補給で脱水症状を予防する
夏場に特に気をつけたいのが脱水症状です。夏場は車中泊にかかわらず、脱水症状や熱中症などで体調を崩す人が続出します。車中泊をする際には、日常生活以上に水分補給を心がけ脱水症状にならないように気をつけていきましょう。また、こまめな水分補給と合わせて塩分補給も大切です。ミネラルウォーターやスポーツドリンク、梅干しや塩飴、などが手軽でおすすめ。
1日1.2リットルが目安!起床時、入浴前後に水分補給
人間が日常生活で摂取する水分のうち、飲料として摂取すべき量(食事等に含まれる水分を除く)は1日
あたり1.2㍑が目安とされています。しかし、運動や労働時には十分な飲水が不可能なので、翌日までに十分な水分摂取をする必要があります。ちなみに、入浴時、睡眠時も発汗していますので、起
床時や入浴前後も水分を摂取するようにしましょう。
防犯対策を忘れない
夏場の車中泊は風通しをよくするために、窓やドアを開けることが増えるかもしれません。そんなときは、いつも以上に防犯面の対策も忘れないようにしたいですね!私は、寝る前の施錠確認を必ず行うように心がけています。施錠確認や防犯対策も車中泊のルーティーンにしておくと良いですよ♪
夏の車中泊を楽しむためのテクニック
なるべく標高の高い涼しいところを選ぶ
夏の車中泊を快適にするためには、場所選びが肝心です!特に夏の車中泊をする時には、標高も確かめておきましょう。例えば、標高が100m上がると気温は0.6度下がると言われています。可能な限り、涼しい場所選びをしたいですよね!
真夏でも涼しく過ごせる標高の高いRVパーク
- RVパークだいくら(福島県南会津) – 標高860m
- RVパークサクラリゾート(山梨県甲斐市) – 標高1052m
- RVパーク道の駅南きよさと(山梨県北杜市) – 標高820m
- RVパーク八ヶ岳高原「原村」もみの木(長野県諏訪郡) – 標高1200m
- RVパークゆーとろん水神の湯(長野県諏訪郡) – 標高960m
- RVパーク応徳温泉 道の駅六合(群馬県) – 標高約772m
- RVパーク赤岩の里(群馬県) – 標高約705m
- RVパークゆとりすと(高知県) – 標高約750m
- RVパーク 蓼科(長野県北佐久郡立科町) – 標高1500m
日陰にキャンピングカーを停車する
夏場の車内温度上昇をなるべく抑えるためにも、日陰に停車することも暑さ対策の1つです。私たちはよく、目的地周辺をグーグルマップの航空写真で確認して、道が通れるか?周りに木があるか?風が通りそうか?標高は?など、環境を確かめてから車中泊スポットを選ぶようにしています。アスファルトの上も温度が下がりにくいので芝生や土がおすすめですよ。本当に、夏の車中泊は場所が変わるだけで快適度が変わるんです。
涼しく過ごせる服装を選ぶ
服装も快適度に大きく影響しますよね。選ぶポイントは、吸水速乾性のある素材や、ひんやり着心地の良い素材です!
私たちは7月の半ば頃まで沖縄で長期的な車中泊をしたことがありましたが、その頃、暑さに耐えられず服装を変えたみたところ、それだけで体感温度が変わって快適になったことを今でも覚えています。
夏の車中泊に欠かせない!快適な睡眠のための必需品9選
夏の車中泊では、手軽に取り入れられるものから試してみることがおすすめです。夏の車中泊にぴったりのアイテムの中でも、コレだけは欠かせない!というアイテムを9つ紹介します!
夏の車中泊を涼しく過ごすためのグッズ
まずは夏車中泊でも涼しく快適に過ごすために役立ったアイテムからチェックしてみましょう!
サーキュレーター・扇風機
サーキュレータと扇風機は、必ず欲しいアイテム。あるかないかで、限られた車内スペースの快適度がかなり左右されます。
私たちのキャブコンは、サーキュレーターが天井に設置されているタイプです。サーキュレーターがあれば風の弱い日でも空気を循環させられ、車内に風を通すことができます。
ただ、真夏はこれだけでもまだまだ暑いので、夏の車中泊をするなら小型扇風機を追加するのが断然おすすめ。小型扇風機は寝る時にも気軽に使うことができるし、場所も取らないので買って良かったアイテムです!
ポータブルクーラー
続いてこちら!ポータブルクーラーです。実は、私たちの車にはクーラーが搭載されてません。1年目の夏は暑くてかなり苦労したので、2年目に念願のポータブルクーラーを導入しました。このおかげで、夏でも快適な車中泊ができるようになりました。
ただし、ポータブルクーラーには、冷却能力が高く快適に過ごせるというメリットがある反面、スペースを取る、電力がかかる、排水や換気口を設置する、など手間に感じる側面もあります。どんな車中泊がしたいか?で検討してみてください。
サンシェード
サンシェードも夏の車内温度の上昇を抑えるのに役立つアイテムです。温度調節の役目だけでなく、車内の目隠しにもなるので防犯面でも活躍してくれます。サンシェードにもサイズや、タイプが色々ありますが暑さ対策という観点からすると、車のサイズにピッタリ合うものを選ぶことも気をつけてみてください。
車中泊の夜を快適に!快眠グッズ
次は、夏の車中泊で夜を快適にしてくれるアイテムを紹介します!
保冷まくら
保冷まくらや保冷剤があると、手軽に涼むことができて便利です。暑くて寝苦しい時は保冷まくらが役立ちますし、扇風機と併用することで冷気を送ることもできます。万が一熱中症になった時にも役立つ優れものですので、冷凍庫が使える方は忘れずに用意しておきましょう!
冷感マット・パッド
車内が暑い時って敷きパッドの上に座っているだけでもムシムシしますよね。そんなときにおすすめなのが、冷感マットやパッドです。たった1枚敷くだけで、ひんやり心地良くなるのでとっても助かります。これだけで快適度が変わりました。
網戸
夏の車中泊でクーラーがない場合は、網戸が絶対におすすめ。網戸とサーキュレーターを併用すれば、睡眠中でも車内に風を送ることができるので快適になります。ただし、網戸で車中泊する場合は防犯対策を忘れないように気をつけましょう。うちのキャブコンは高い場所に小窓があるのでそこを開けて寝ることもあります。ただし、低い位置の窓は施錠を徹底しています。
手軽に持ち運べるグッズ
最後に、手軽に使える暑さ対策アイテムを紹介します!こちらも、持っておくと暑くて辛い時にさっと支えて役立つものばかりです。
冷却スプレー
手軽に使える暑さ対策には「冷却スプレー」もおすすめ。シュッとひと吹きすれば、手軽に暑さを凌げるし、中には消臭効果があるものまであるので夏の車中泊が快適になりそうです♪
扇子・うちわ
扇子やうちわもあると便利な持ち運びアイテムですよね!欲しい時にさっと使える扇子や、アウトドアでも活躍するうちわも、夏の車中泊には欠かせないアイテムです。
ボディシート
冷感タイプのボディーシートも夏の車中泊を快適にしてくれるアイテムです。汗をかいてもすぐに入浴やシャワーができない、そんな場面では必ず役に立つのがボディシート。眠る前に、さっと肌を拭くと全身がスッキリして体感温度まで変わるのでおすすめ。
まとめ
いかがでしたか?今回は、夏でも車中泊を安全に快適に楽しむための対策を紹介しました!それぞれ、シーンに合わせて活躍すること間違いなしのアイテムばかりです。これから、どんな車中泊がしたいか?皆さんのスタイルの合わせて選んでみてくださいね!