【実録・冬の車中泊のトラブル回避術】安全を守るための必要最低限のルールと解決策

CAMPINGCAR LIFE

2023.01.06

【実録・冬の車中泊のトラブル回避術】安全を守るための必要最低限のルールと解決策

こんにちは!ガタガタGOGO【キャンピングカーライフ】のむっちゃんです。
今年は寒くなるのが早く驚いていますが、こんな寒い冬だからこそ楽しみたいのが「冬の車中泊」です。ウィンタースポーツはじめ、各地の雪まつり、はたまた「雪が見たい」という理由で、冬季クルマ旅を楽しむ人も多いのではないでしょうか。かくいう私もそのひとりで、冬になると雪を見たくてソワソワします。

車中泊をたしなむようになって7年。キャンピングカーに住んで5年目に突入した私が、危険な目に遭遇した実話を交えながら、冬の車中泊をする上での”場所の選び方”・”持ち物”・”気を付けたい事”をご紹介します。初心者の方は、最低限このルールを守り、安全に冬の車中泊を楽しんでくださいね♪

STEP1:正しい車中泊場所の選び方

冬の車中泊場所選びはとても重要です。寝るだけでなく、翌朝駐車場から出発するまでのことを想定して選ばなければなりません。この「想定」とは、決して「雪慣れしていれば大丈夫」という安易な問題ではありません。

今まで経験した中で、正しい車中泊場所とは、おおまかに以下の3点の条件を満たしている場所です。

  1. 車中泊を許可された場所
  2. 地面が氷化していない場所
  3. 平時よりも余裕をもって駐車できる場所

それでは、実際にトラブルに遭遇した状況を掘り下げてご紹介します。

実例① 車中泊を推奨されていない場所で朝を迎えたら、雪に囲まれていた

降雪地帯では、定期的に除雪車が雪かきをしにきてくれる場所が多いです。特に朝、出勤前の時間帯などは除雪車の活動も頻繁になります。そんな中、自分が車中泊している周辺だけ雪かきをしてもらえなかった、という話をひと冬に2回は耳にします。

これは決して除雪車の嫌がらせではなく、車を傷つけないように無難なところまでしか除雪をしない、という理由だそうです。

「起きたら車両周りだけ除雪されておらず雪の壁があり、必死になって雪かきをしている」という人に遭遇したことがあります。土地の管理者の気持ちになれば「なんでここで車中泊してるんだ?迷惑だ!」と思われてしまっても、仕方ないですよね。

実例② スタックして脱出できなくなった

日中溶けた雪が夜間に凍り、その上に新たに雪が積もる。こんな駐車場にも注意が必要です。見た目は新雪なので一見苦なく走行できるように見えますが、雪の下の氷はツルッツルのため、知らずに進行して戻れなくなった車両を手助けしたことがあります。

ここで、私が危険だと思うのが「スタッドレスタイヤだから大丈夫」という認識です。スタッドレスタイヤはハッキリ言って万能ではありません。ひと昔前のスパイクタイヤであれば、氷化した道路もグイグイ進めるのだと思いますが、スタッドレスタイヤは滑るし掴み力はそれほどありません。

ちなみに駐車場ではありませんが、スタック経験は実際に私もあります。状況は「後続車に道を譲るために、上り坂で路肩に車両を寄せたとき」です。その経験以降、日陰になる場所や、上り坂と条件が揃う道は特に注意しています。

実例③ 真面目に枠内に駐車したら、閉じ込められた

降雪があると、駐車枠が通常よりも狭くなっている場所が増えます。これは除雪した雪の壁などで、全体の駐車枠が狭くなる場面です。具体的には、除雪された雪の壁の真横や、降雪している屋根の下には駐車しないようにしましょう。雪は固定されていないため、いつ何時崩れるか分かりません。
実際に崩れた雪で扉が埋まってしまって脱出できなくなった、という人に遭遇したことがあります。

STEP2:冬のクルマ旅の持ち物

冬の車中泊は平時よりもトラブルにつながりやすいため、上で挙げたようなトラブルを回避するためには事前準備が必要です。雪国で毎年冬を迎えている人でも冬季の事故・トラブルは起きやすくなるので、不慣れな人はより意識高く備えましょう。

実際に冬のクルマ旅・車中泊に大活躍したアイテムを優先順位をつけてご紹介します。

第1位「スタッドレスタイヤ」

大前提として、スタッドレスタイヤを着用していないと走行できない区間もあります。秋の段階で昨年の国土交通省の道路情報を確認し、旅の予定があればスタッドレスタイヤの準備をしたいですね。なぜなら、昨年装着義務情報が出ている区間は、今年も同様の条件になる可能性が高いからです。

もしスタッドレスタイヤを装着していない場合、装着義務のある区間は走行できません。また道路交通法違反にもなるので、注意が必要です。

第2位「タイヤチェーン」

タイヤチェーンもスタッドレスタイヤ同様、装着区間で使用しないと道交法違反になる場合もあるので注意が必要です。

タイヤチェーンの取り付けの際にあるといい細々したアイテムも併せてご紹介すると、軍手、長いビニール手袋、防寒具、断熱用銀シートがあります。

冷たい空気で雪が降りしきる中、慣れないチェーンを装着する。しかも、キャンピングカーは普通車と異なり、タイヤがタイヤハウス内にあるため、肩まで入れ込んで装着する必要があります。そのため、肩付近までカバーする長いビニール手袋があると便利です。チェーンは旅の前に装着の練習をしておいた方が、より一層安心です。

第3位「スコップ」

万が一の際に備え、手軽に雪かきができる準備をしておくと安心です。おすすめは、持ち手部分はプラスティックで伸縮式、すくい部分の先端には金属がついているタイプのものです。

先端が金属タイプをおすすめする理由は、氷化した雪を割るためです。新雪の下が氷化している場合も多いにあるため、実際に氷を割る必要がありました。これがないと、プラスチックのスコップは一度使用しただけでバキバキに割れてしまいます。コンパクト&軽量で収納も取り扱いもしやすいスコップは、季節問わず1本常設していると大活躍します。

第4位「脱出用ラダー」

冬の雪だけでなくアウトドアの場での砂、砂利、ぬかるんだ土地などでスタックしてしまった際にも使える脱出用ラダー。ひとつあると安心できます。

しかし、脱出用ラダーのデメリットは、収納時にかさばることです。収納スペースの兼ね合いで搭載が難しい場合、バスタオルなどの厚手のタオルで代用するのがおすすめです。

STEP3:冬の車中泊で気をつけたいこと

最後に、冬に車中泊をする上で気を付けたいことを紹介していきます。特に、注意点の1番目はしっかりおさえていただきたいところ。

注意点をしっかり押さえたうえで、楽しく安全に車中泊を楽しんでくださいね!

注意点① 一酸化炭素中毒

冬の車中泊時に絶対気をつけたいのが、目には見えないガスの「一酸化炭素」。
このガスは、生死に関わることもあります。

普段からカセットコンロなどを使用している人は「ガス臭いからすぐに分かりそうなものだけど?」と疑問に思われるかもしれませんが、不完全燃料の際に発生する一酸化炭素は無色透明・無味無臭です。気づけないまま実際に悲しい事故につながってしまうことを覚えておいてください。

また、子どもは息をする回数が多いことなどから、一酸化炭素中毒になりやすいと考えられています。子どもの場合、腹痛、おう吐、下痢など胃腸炎のような症状が出ることが特徴です。大人の軽症では、頭痛、めまい、はき気、おう吐、眠気、ふらつきなどが出ます。この特徴は覚えておきたいですね。

注意点② ガスコンロの使用

カセットコンロを稼働するためのCB缶などカセットボンベを車内で使用するときは、どれだけ寒くても必ず窓を少し開けるなどして、換気をしましょう。

換気とは別に、保険として市販で販売されている一酸化炭素感知器を購入して設置するのもおすすめです。なお、設置は足元ではなく天井付近に取り付けましょう。なぜなら、一酸化炭素は空気より軽いので天井面近くに溜まるからです。なので、警報器は天井面から30cm以内、燃焼器具から水平距離で8m以内の同一室内の壁面(または、天井面)に取り付ける必要があります。

注意点③ アイドリング運転

アイドリングを禁止している駐車場施設が多いですが、不測の状況時にアイドリングをしなければならないときは、必ず排気口周りの雪を除雪しましょう。雪で排気口が覆われてしまうと、排気ガスが車内に逆流します。そして一酸化炭素中毒を引き起こす原因となります。

STEP3:改善策のための車両アイテム

冬の車中泊を楽しむために、課金して安全を手に入れるのも選択肢です。冬の車中泊に欲しいアイテムを厳選して2つご紹介します。

アイテム①「FFヒーター」

手軽に暖をとれるFFヒーターが断トツおすすめです。

地域差はありますが、人は気温16℃以下になると暖房をつけたくなるそうです。たとえば2022年の東京の場合、月平均で見たときに外気温が16℃を下回るのは1〜4月、11、12月の6カ月間です。そして最低気温が16℃を下回る月があるのは5、10月です。つまり、東京だけで見ても1年のうちの8カ月が気温16℃を下回る日がある=FFヒーターを稼働したいと思う日もそれだけあるということです。

FFヒーター、搭載していて損はしません。

以下の記事で、FFヒーターのメンテナンス方法について紹介しておりますので、ぜひこちらも参考にしてくださいね。

アイテム②「ベンチレーター」

ベンチレーターと調理を絡めると、もはや季節とわず毎日大活躍するアイテムです。車内に蒸気がこもって湿気・結露の原因にならないように、調理時には毎回使用します。窓を開けて換気するよりも寒さを抑えることができ、手軽に空気の入れ替えができるのが嬉しいです。

おわりに

たとえ車中泊に慣れている人でも、冬の車中泊は危険が隠れています。最低限知っておきたい知識をぜひ吸収して、冬のクルマ旅を楽しんでくださいね。

当サイトでは、記事を毎日更新しているほか、イベント情報やキャンピングカーレンタル業者を紹介しております。ぜひこちらも併せてチェックしてくださいね。

毎日更新!「キャンピングカーを100倍楽しむ」ENJOY記事一覧はコチラ
随時更新中のイベント情報はコチラ
レンタル情報はコチラ

ガタガタGOGO【キャンピングカーライフ】

YouTubeやキャンプカーマガジンでおなじみのやまがた夫婦。
キャンピングカーに住んで日本一周を満喫中。
YouTubeチャンネルにて、キャンピングカーの魅力や日本一周の様子を発信中。

https://www.youtube.com/c/gatagataGOGO

  1. キャンピングカーのCAM-CARトップ
  2. コラム
  3. 【実録・冬の車中泊のトラブル回避術】安全を守るための必要最低限のルールと解決策