2022.03.13
予算300万円台で購入できる!新車キャンピングカー5選
最終更新日: 2024.11.13
キャンピングカーって高いイメージですよね。豪華で大きいサイズのものはそれなりのお値段になってしまいます。ですが、中には一般的な普通車の価格に近いキャンピングカーがあるということはご存知でしょうか。
今回は、普通車と同じくらいの「300万円台」で購入できる、新車のキャンピングカーをご紹介いたします!お手頃な軽キャンピングカーとコンパクトサイズのバンコンを、合わせて4つお伝えしていきたいと思います。この記事を通して、低い予算でも手に入るキャンピングカーの存在を知っていただければ幸いです。
本記事は、多くの車雑誌を刊行しているマガジン大地の『キャンプカーマガジン』3月号に掲載されている「NEW MODEL GUIDE 新型車最新情報」との連動記事になります。
目次
予算300万円台で購入できるキャンピングカー
軽キャンピングカー
軽キャンピングカーの特徴
軽キャンピングカーは、手頃な価格で購入に踏み切りやすいところが魅力的だ。キャンピングカーは一見高そうなイメージがあるが、軽キャンピングカーであれば普通車と同じくらいの金額で買えることも多い。
さらに、車の中で最も車格が小さい軽自動車がベースの軽キャンピングカーは、取り回しの良さ・運転のしやすさが最大の特徴である。日本の道は、車幅や車高があると通りにくいところがあったり、立体駐車場に入るのにも背が高いと入れなかったりする。しかし、軽キャンピングカーであれば、普通車で行けるところにはどこにでも行けるだろう。小さいと気になる車内空間の狭さについては、ポップアップルーフで補うこともできる。
また近年では、ソーラーパネルの装備があったり、オプションでリチウムイオンバッテリーに対応したり、クーラーを装備できたりと、上位機種に劣らない装備を兼ね備えるものも増えてきた。
軽キャンピングカーはもはや、装備を我慢して乗るものではなく、大きさと価格で上位機種と十分並べて検討できる車種に成長してきたといえる。
ここでは、そのような軽自動車の機動性と、ポップアップルーフによる車内空間の広さを兼ね備えた、新車の軽キャンピングカーを2つ紹介する。
湘南海岸がコンセプト MYSミスティック「ミニポップ Bee シーウェイブズパッケージ」
価格:3,345,100円(税込)~ ※撮影車両価格3,750,300円(税込み)
ベース車両:ハイゼットトラック スタンダード
車両サイズ:L3395×W1475×H1980mm
エンジン:660ccガソリン
ミッション:AT
駆動方式:2WD
乗車定員:4名
就寝定員:4名
ベッドサイズ:1820×1380mm(ダイネット)
1900×1380mm(バンク)
水タンク容量:給水16ℓ・排水16ℓ
登録ナンバー:8ナンバー
走りを最大限に堪能でき、中で過ごすときには最大空間を確保するポップアップ方式で長く親しまれてきた、ミニポップBee の新作。その名も「シーウェイブズパッケージ」。
「湘南海岸の海沿いの風景に似合うように」というコンセプトで開発されており、その湘南にあるお店のオリジナルモデルでもある。室内についても、湘南のコンセプトに沿ったブルーカラーをふんだんに取り入れている。ブルー好きには特に嬉しいデザインだ。
中央に位置する充分な広さを持つダイネットとルーフが丸ごと跳ね上がるポップアップは、ベースが軽自動車であることを忘れさせてくれる。写真を見てもらえばわかる通り、広々とした車内空間である。
運転席と室内を仕切る難燃性のカーテンもしっかり装備されていることから、安心して就寝することができるだろう。
ポップアップした時の状態はコチラ。2名並んで就寝できるスペースがある。
その他設備
オプション
快適さと利便性を兼ね備えた ステージ21「リゾートデュオ バンビーノ 2022」
価格:3,415,500円(税込)~ ※撮影車両価格4,247,826円(税込み)
ベース車両:ハイゼットトラック エクストラ”SAⅢ t”
車両サイズ:L3395×W1475×H1980mm
エンジン:660ccガソリン
ミッション:AT
駆動方式:4WD
乗車定員:4名
就寝定員:4名
ベッドサイズ:1800×1000mm(フロア)
1800×1200mm(ポップアップ)
水タンク容量:給水10ℓ・排水10ℓ
登録ナンバー:8ナンバー
中身が大きく改良されてレベルアップしたバンビーノ。快適さと利便性を兼ね備えたリーズナブルな軽キャンピングカー。見た目は以前と変わらないものの、収納スペースが広くなり電装関係の装備もより充実に。
なかは木材の温かみを感じられるようなシックで落ち着いたつくり。シートについては、スエード調・ビニールレザー・斑織の生地と豊富な色の中から好みのものを選べる。
180Wの薄型ソーラーパネルと走行充電システムが標準装備されているため、消費電力の心配いらずでオプション装備のエアコンや冷蔵庫を使うこともできる。この電装関係の充実ぶりには驚きだ。
その他設備
オプション
バンコン
バンコンの特徴
バンコンは、ハイエース、タウンエース、ボンゴなどといった商用車がベースだ。商用車は、厳しい運搬業のニーズに最大限答えるようにしっかりと作られており、耐久性や、狭い街中での取り回しなど、安心の運転のしやすさ。価格もスーパーロングなどの大きいサイズでなければ、お手頃価格なキャンピングカーは意外とある。運転しやすく手を出しやすいバンコンは、まさにいいとこどりのキャンピングカー。
ここでは、本格的なキャンプより、ちょっと車中泊ができればよいといった、軽めのニーズに適合した300万円台で購入できる新車のバンコンを2つ紹介する。
バンコンの手軽さに、よくマッチした設計になっている。
シンプルさに徹したボンゴバンベース エートゥーゼット「アンナ モデル-E」
価格:2,838,000円(税込)~ ※撮影車両価格3,166,000円(税込み)
ベース車両:ボンゴバンDX
車両サイズ:L4065×W1665×H1930mm
エンジン:1.5ℓガソリン
ミッション:AT
駆動方式:2WD/4WD
乗車定員:5名
就寝定員:2名
ベッドサイズ:2150×1200(最大幅1360)mm
水タンク容量:給水ー・排水ー
登録ナンバー:4ナンバー
オプションパーツが豊富、シンプルさに徹したボンゴバンベースのバンコン。名前に付けられた「E」はエントリー、エコノミーを指す。その言葉通り、これから車中泊に挑戦してみたい方やお手頃価格なベーシックモデルを探している方にピッタリなモデルだ。アンナらしさである車内の余裕あるスペースをしっかり継承しつつ、装備は控えめにシンプルさを追求。
注目ポイントは豊富で楽しいオプションパーツ。オリジナルエアロパーツ、専用アルミホイール、ローダウンおよびリフトアップ用サスペンションなどがあり、自分好みにドレスアップが可能だ。
3種類のモードが可能なオリジナルシート「A-SMART」。リビングモード・走行モード・フラットモードがあり、簡単にチェンジすることができる。フラットモードは車内空間を最大限活用しており、ワイドなベッドスペースとなること間違いなし。冷蔵庫を移動してマットをはめ込めば足元がより広がり、大人2名で寝ても全く問題ない。
シートはグレーのファブリックが標準装備で、写真のビニールレザーシートはオプションとなっている。このビニールレザーシートは汚れに強く臭いも付きにくい。ペットを連れたロングドライブにも最適だ。
その他装備
ちょうどよいサイズ感 フロットモビール「シュピーレン」
価格:3,223,000円(税込)~ ※撮影車両価格4,900,000円(税込み)
ベース車両:タウンエース バン GL
車両サイズ:L4065×W1665×H2000mm
エンジン:1.5ℓガソリン
ミッション:AT/MT
駆動方式:2WD/4WD
乗車定員:3名
就寝定員:2名
ベッドサイズ:2040×1320~1180mm
水タンク容量:給水ー・排水4ℓ
登録ナンバー:4ナンバー
ちょうどよいサイズ感で人気を博している車中泊モデル「シュピーレン」に、車内レイアウトが左右逆になったニューモデルが登場。右から乗り降りする室内左右反転仕様。
運転席から降りて後ろのスペースへ移動したいとき、すぐ後ろの右側スライドドアからサクッと乗り降りしたい、というリクエストに応じて開発。わざわざ左側へ回らずとも、楽に乗り降りできるところがとても良い。
大型常設ベッドは完全1人用として製作されており、同乗者なしの1名乗車前提モデルではあるが、シュピーレンならではの使いやすさはそのまま受け継がれている。
バタフライシートは前に向ければ走行モードに変化し、ベッドを展開すればゆったりとくつろぐことができる余裕のある空間に。
その他装備
オプション
300万円台でキャンピングカーを選ぶ時のポイント
乗車定員・就寝定員
300万円台で購入できるキャンピングカーはソロで活用する分には申し分ないものの、複数人で活用する場合においてはしっかり確認する必要がある。乗車定員は多いがいざ就寝しようとすると2人分しかスペースがない、という種類も多く見受けられる。
予算上サイズが限られてしまうため、乗車・就寝ともに定員をしっかり確認しておくべきだろう。
ベッドのサイズや質が自分にあっているかどうか
車中泊をメインにキャンピングカーを活用される方は特に注意。「枕が変わると寝られない!」という言葉をよく耳にするが、普段家で寝ているベッドと違いがあると気になって睡眠に集中できなくなる現象は起きなくもない。キャンピングカーによって材質は異なるため、実際に寝っ転がってみるなどして実物に触れておこう。
ポップアップルーフの必要・不要
ポップアップルーフがあると天井が高くなって車内空間にゆとりができたり、就寝スペースをしっかり確保することができたり、様々なメリットがある。しかし、雨天時は使い方に工夫が必要ということなど、ポップアップルーフゆえのデメリットもいくつか存在してしまう。
キャンピングカーをどのように活用したいかにより、ポップアップルーフの存在が大きく変わるだろう。
外装と内装のデザインは自分好みか
最近のキャンピングカーは外装と内装ともに、シンプルなものからカラフルなものまで幅広く色々なデザインがある。なかには、シートの色を自分好みに変更することができるものもあるので、自分の好きなカラーで統一してみるのも面白い。数あるキャンピングカーの中から自分の好きなデザインを探してみよう。
収納スペースの広さ
以外と忘れがちだが収納スペースは本当に重要である。大は小を兼ねるというように収納スペースが広いに越したことはないだろう。300万円という予算では収納スペースが限られてしまうため、アウトドア用品など荷物をガッツリ積みたい方は特に確認しておくべきだ。
まとめ
予算300万円程度というと、1000万円付近な価格設定も珍しくないキャンピングカーを購入するのは難しいと思われるかもしれない。
しかし、キャンピングカーの中には、予算を抑えつつ購入できるものも少なくない。
価格がネックでキャンピングカーを持つのは無理そうだと思っていた方に、この記事を参考にしていただければ幸いだ。
連動記事にご協力いただいた雑誌「キャンプカーマガジン」
本記事で紹介した新車情報はキャンプカーマガジン3月号に掲載されている「NEW MODEL GUIDE 新型車最新情報」のほんの一部。雑誌の方では、キャブコンやトレーラーなど、さまざまなタイプの新車情報が盛りだくさん。
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