CAMPINGCAR LIFE

2025.11.30

【2025年最新版】普通免許でキャンピングカーは運転できる?条件・車種別に徹底解説

最終更新日: 2025.11.30

「キャンピングカーに乗って自由に旅をしたい」――そんな夢を抱えているなら、まず確認すべきは“あなたの免許で運転できるかどうか”。レンタルや購入を考えていたのに、後から「あ、この免許じゃ無理だった……」となれば、せっかくのプランも台無しです。キャンピングカーの多くは普通免許で運転できると言われますが、実は「免許の取得時期」や「車両の種類・重量」によって条件が大きく異なります。本記事では、2025年時点で押さえておきたい最新の免許区分と、車種別に“普通免許で運転できる/できない”の線引きをわかりやすく整理します。

普通免許で運転できるキャンピングカーの基本条件

キャンピングカーが普通免許で運転できるかどうかを判断するには、主に以下の条件に注意する必要があります。

  • 車両総重量が「3.5トン以下」 もしくは、免許取得時期に応じた制限内であること
  • 乗車定員が10人以下 であること

多くのキャンピングカー(特に軽キャンピングカーやバンコンなど)は、これらの条件を満たすため、「普通免許で運転可能」とされています。

ただし、車検証で必ず「車両総重量」「乗車定員」を確認することが重要です。もし条件を超えていれば、たとえ“キャンピングカー”という理由だけで安易に契約・運転するのは危険です。

あなたの免許で何が運転できる?取得時期別早見表

普通免許は、取得した時期によって運転できる車両の条件が異なります。目安としては以下のとおりです。

  • 2007年6月1日以前に取得した普通免許
     車両総重量8.0トン未満、最大積載量5.0トン未満、乗車定員10人以下
  • 2007年6月2日〜2017年3月11日に取得した普通免許
     車両総重量5.0トン未満、最大積載量3.0トン未満、乗車定員10人以下
  • 2017年3月12日以降に取得した普通免許
     車両総重量3.5トン未満、最大積載量2.0トン未満、乗車定員10人以下

最近取得した免許ほど条件が厳しくなっており、特にキャブコンなどを検討する場合は注意が必要です。

普通免許で対応できない免許の取得時期

例えば、以下のようなキャンピングカーの場合は普通免許で対応できません。

  • 乗車定員が11人以上の大型キャンピングカー
  • 総重量が3.5t(または5.0t)を超えるキャンピングカー
  • 750kgオーバーのトレーラーを牽引するキャンピングカー(牽引免許が必要)

特に大型のバスコン(バスを改造したキャンピングカー)やフルコン(全改造キャンピングカー)は、普通免許では運転できない場合が多いため注意してください。

【車種別】普通免許で運転できるキャンピングカー

軽キャンピングカー

軽自動車をベースにした最もコンパクトなキャンピングカーです。重量・サイズともに条件を超えることはほとんどなく、基本的にはすべて普通免許で運転可能です。

バンコン(ハイエース・キャラバンなど)

ハイエースやキャラバンなどのバンをベースにしたキャンピングカーで、乗用車に近い感覚で運転できるモデルが多く、ほとんどの車両が普通免許で対応しています。

キャブコン

トラックベースで居住空間が広いタイプです。車両総重量が免許条件を満たしていれば普通免許で運転できますが、フル装備仕様では重量オーバーとなるケースもあるため注意が必要です。

バスコン・大型キャンピングカー

バスや大型車両をベースとしたモデルは、車両総重量が大きくなるため、普通免許では運転できないケースが多く、中型免許以上が必要になります。

牽引(トレーラー)タイプ

キャンピングトレーラーを牽引するタイプでは、トレーラーの重量が750kgを超えると、別途「牽引免許」が必要になります。

レンタル・購入前に必ず確認すべきチェックポイント

  • 車検証で車両総重量を確認する
  • 乗車定員が10人以下か確認する
  • AT限定免許かMT免許かを確認する
  • 牽引の有無とトレーラー重量を確認する
  • 自走式か牽引式かを確認する

これらを事前に確認することで、免許トラブルを未然に防ぐことができます。

普通免許でキャンピングカーを選ぶメリット

  • 追加の免許取得が不要
  • 家族やパートナーと運転を交代できる
  • レンタルキャンピングカーの選択肢が広がる
  • 災害時の備えや日常使いにも活用しやすい

普通免許で運転する際の注意点

普通免許で運転できるとはいえ、キャンピングカーは一般的な乗用車とは感覚が異なります。

  • 車体が大きく死角が増える
  • 高さ制限や重量制限のある道路・駐車場に注意が必要
  • 車重が重く制動距離が長くなりやすい
  • 横風の影響を受けやすい

事前に十分な慣らし運転を行い、安全運転を心がけましょう。

よくある質問(Q&A)

Q:普通免許でキャブコンは運転できますか?
A:車両総重量などの条件を満たせば普通免許で運転できます。ただし仕様によっては条件を超える場合があるため、必ず車検証の確認が必要です。

Q:キャンピングカーは初心者でも運転できますか?
A:軽キャンピングカーやバンコンであれば比較的運転しやすいですが、サイズ感や視界の違いがあるため、最初は慎重な運転をおすすめします。

Q:トレーラーを牽引する場合は普通免許で大丈夫ですか?
A:トレーラーの総重量が750kg以下であれば普通免許で運転可能です。750kgを超える場合は牽引免許が必要になります。

まとめ

キャンピングカーは自由な旅を楽しむための素晴らしい選択肢ですが、運転には適切な免許が必要です。免許の取得時期やキャンピングカーの種類によって運転できる範囲が異なるため、事前にチェックしておかなければ、「せっかくレンタルしたのに運転できなかった」「購入後に免許が適応していなかった」といったトラブルにつながる可能性もあります。事前に車両の重量や免許の条件をチェックしておけば、不安なく運転でき、安心してキャンピングカーの旅を楽しめます。

特に初めて運転する場合は、無理のない車両を選び、安全運転を心がけることが大切です。正しい知識を持ち、快適で楽しいキャンピングカーライフをおくりましょう。

CAM-CAR | キャンカー編集部