ノスケのキャンピングカー日本一周の旅 #4（Temple Hotel 大泰寺 RVパーク）

最終更新日: 2022.03.16

CAM-CAR（キャンカー）の連載企画「ノスケのキャンピングカー日本一周の旅」。今回は、「RVパーク Temple Hotel 大泰寺」からお送りします。本記事は、DIYで作り上げたキャンピングカーで日本一周の旅を行っている動画クリエイター「ノスケ」の体験談をお届けする企画です。 YouTubeチャンネル「ノスケ【VANLIFE】」はこちら。
それではノスケさん、宜しくお願いします。

前回の記事はこちら「ノスケのキャンピングカー日本一周の旅#3（RVパークビーエル桑名）」

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こんにちは、DIYのキャンピングカーで日本一周の旅をしているノスケです！
現在は三重県から移動して和歌山県へ突入。今回は和歌山県の「Temple Hotel 大泰寺 RVパーク」で車中泊をしてきたので、その模様をお送りします。

「Temple Hotel 大泰寺 RVパーク」は、お寺で宿泊や車中泊が可能な場所です。和歌山県に位置するここは、日常から少し抜け出しお寺でゆっくりするのもよし、自然の中でデジタルデトックスするもよし、そんなあなたにぜひ行ってほしい場所です。お風呂やトイレも綺麗で安心ですし、夜は満点の星空の下で焚き火や車中泊ができます。

和歌山県でちょっと変わった体験をしたい方に最適な車中泊スポット

Temple Hotel 大泰寺 RVパーク

和歌山県にちょっと珍しい車中泊スポットがあるのを知っていますか?「Temple Hotel 大泰寺 RVパーク」は、なんと！日本でも珍しいお寺で車中泊や宿泊、テント泊をすることが可能な施設なのです。RVパーク利用者はお寺内の施設を利用できるため、トイレやお風呂の心配もいりませんし、設備も綺麗でした。駐車場はお寺から少し離れており、階段を登っていくと本堂が見えてきます。本堂は撮影も可能でしたので、たくさん写真を撮ってきました！貴重な体験ができる大泰寺に密着していきましょう。

駐車場

RVパークの駐車場は電源付きで、5台までキャンピングカーや車での車中泊が可能となっております。車の横にテントを張れるオートサイトも4区画あり、計9区画あります。今回は平日に行きましたが、オートサイトに1組、車中泊は僕だけで混雑はしていませんでしたし、夜は静かで那智勝浦町の満点の星空を眺められました。

外部電源

「100V×4 」で駐車場の壁にあり、そこから電力供給ができます。僕の車は外部電源がないので使用しませんでしたが、サブバッテリーシステムなどへの充電ができるのはありがたいですね。しかも、料金はパーク使用料に含まれるので無料で使用できます。

施設内を紹介

ここからは堂内のご紹介です。まず、チェックインですが、受付等はなく、現地に着いた際に電話で連絡してくださいとのことでした。連絡すると、スタッフさんが堂内のことや駐車場の場所などを丁寧に教えてくれます。RVパーク利用者は堂内への出入りが自由にでき、トイレやお風呂なども自由に利用することができます。堂内の写真も撮影も問題なく、お寺内の撮影をすることがあまりないので貴重な体験ができました。

入浴施設

入浴施設はアメニティーも充実していて、価格もリーズナブルなので、車中泊生活の僕としてはかなり助かりました。木材で作られたお風呂は木の温もりを感じながら入浴ができます。

・入浴時間
入浴料金：別途200円
・アメニティー
シャンプー/コンディショナー/ボディソープ/バスタオル/フェイスタオル

トイレ

トイレは個室トイレが二つあります。清掃はしっかり行き届いていて快適なのですが、駐車場から向かう途中の道は暗いため、ランタンなどを持っていくと良いです。

宿泊施設

宿泊施設は、宮殿と離れの2種類のお部屋から選択できます。どちらもお寺ならではの雰囲気で心落ち着く場所でしたので紹介します。

宮殿

宮殿は、広々とした和室のお部屋です。ふすまで区切られた中小の５つの部屋から成っており、人数や用途に合わせて柔軟に利用できます。最大8人まで泊まれるので、家族や友達とちょっと変わった宿泊がしたい方におススメです。
・平日
基本料金1〜3名：15,000円/室/泊
4名以降1名増えるごとに＋4,500円/人/泊
・休日祝前日
基本料金1～3名：18,000円/室/泊
4名以降1名増えるごとに＋5,400円/人/泊
※季節により料金は変動します

離れ

こちらは2名までの和室で、カップルや夫婦でのんびり過ごすのにぴったり。畳の匂いは心を穏やかにしてくれそうでした。
・平日
基本料金
1名：5,000円/室/泊
2名：9,000円/室/泊
・休日祝前日
基本料金
1名：6,000円/室/泊
2名：10,800円/室/泊
※季節により料金は変動します

お寺ならではの体験

お寺ならではの体験も色々とすることができます。僕も今回、非日常的な体験をしてきたのでいくつか紹介します。
【体験内容】
・坐禅体験
・仏像鑑賞ツアー
・写経体験
・朝粥体験
・リバーサイドサウナ
・鐘つき体験
※詳しい体験内容はTemple Hotel 大泰寺のホームページをご覧ください。

坐禅体験
早朝6時30〜坐禅体験へ。坐禅とは、姿勢を正して座り、呼吸を整え、心の安定を図る禅宗の基本的な修行法。最初は足を組むだけでも大変でしたが、僕に合わせて丁寧に進めていただき、集中できるようになりました。落ち着いた心で普段、日本一周のこと今後の人生プランなど1時間の体験を通して考えることができ、自分の心を整える坐禅体験ができました。
・開催日：随時開催
・場所：大泰寺禅堂
・体験時間：約1時間（お子様連れの方などのために30分のプログラムもご用意しております）
・参加費：1000円/人

鐘つき体験

夕方に鐘つき体験ができます。今回は18回鐘を鳴らしてきました。除夜の鐘は108回ですがなぜ普段は鳴らす回数が17回なのか知ってますか?僕も知らなかったので聞いてみました。108回だと大変なので「0」を取って18回らしく、渾身をこめて18回鳴らしてきました(笑)
開催日：随時開催
費用:無料

リバーサイドサウナ

最近話題のテントサウナ。大泰寺は変わったサウナを体験できます。近くを流れる清流を水風呂の代わりに利用した新しいサウナスタイルみたいです。今回僕は、利用しませんでしたがお寺周辺は本当に静かで川を眺めてるだけでも心が落ち着きますし、さらにテントサウナの体験ができるとなれば間違いなく気持ちよく整えるはずです。次回暖かくなってきた際に利用したいと思います。
・開催日：予約制
・場所：大泰寺横の川原
・体験時間：2時間
・参加費：3,000円/人

RVパークご利用料金など基本情報

基本情報

住所：〒649-5148　和歌山県東牟婁郡那智勝浦町下和田775
電話：0735-57-0234

料金

【オートサイト】
1泊3,000円(税込)：区画10m×10m（100㎡）
【RVパークの利用】
1泊3,000円(税込)：区画4m×6m（24㎡）

利用可能台数

オートサイト：4台
RVパーク：５台

無料サービス

共通の設備：トイレ、洗面所、入浴施設（¥200/人）、焚き火可、ゴミの引き取り有り、ペット可、薪販売有り（¥500/籠）

その他詳細は「Temple Hotel DAITAI-JI」をご覧ください。

周辺観光

那智の滝

「那智の滝」は水柱の落差は133mと日本一、銚子口の幅13m、滝壺の深さ10mの名瀑です。RVパークから那智の滝までは車で約30分。写真では伝わりづらいかもしれませんが、滝は圧巻の景色を見せてくれました。日本一周中の僕ですが、落差日本一の滝ということもあり迫力満点で、行って後悔はないスポットだと感じました。また熊野古道もほど近いので、立ち寄ることもできます。温泉も周辺では湧いているらしく見ごたえのあるスポットでした。

その他詳細は「那智の滝」をご覧ください。

ステンレス流し台の湯

那智の滝に行く途中に見つけた、「ステンレスの流し台の湯」。天然の温泉がステンレスの流し台に流れ出していて、誰でも無料で利用できる野天湯らしく、昔は野菜などを洗うためにできたなどの説もあるみたい…正直何があるというわけでもないですが、個人的には秘境が好きなので立ち寄ってみました！

古座の一枚岩

高さ100メートル、幅500メートルにも及ぶ巨岩は、古座川の水面にその雄姿を映し出し、季節や天候ごとに様々な表情を見せてくれます。最初に見た時の感想はシンプルに「でかっ」この一言でした(笑)道中は古座川の川が太陽の光で反射した綺麗な姿を見せてくれました。ドライブにも最適ですし、古座川のさらに山奥には「まぼろしの滝」があり周辺では自然を堪能できるのも魅力的です。河原でのんびりしてる方々もいて、天気のいい日なんかは気持ちよさそうですね。
その他詳細は、「一枚岩」をご覧ください。

本州最南端 潮岬

実は、今回和歌山で1番行きたかった場所がこちらの「潮岬」です。先端に広がる約10万m2の芝生では有料キャンプ場も隣接されていて、潮岬観光タワーの海抜100m、360度を見渡せる展望台は、天気の良い日は海をはじめ那智山まで見えることもあり、絶景を拝めます。日本一周中に行きたかった本州最南端、そこには緩やかな弧を描いたような太平洋が広がり、地球が丸く世界はとても広いことを実感できる景色が一望できました。この景色を見た時「これこそが旅だなぁ」と感銘を受けました。山あり谷ありの人生も、広い太平洋の穏やかな波を見ていると、小さな悩みに感じますね。

潮岬観光タワー

潮岬にある、海抜100mの展望台「潮岬観光タワー」。ここからは、潮岬灯台・大島・望楼の芝など本州の景色を一望できます。今回は、最南端到達記念ということで、併設されたレストランで貴重なクロマグロの定食を食べてきました！本州最南端の街での「食べる」「グルメ」「名物」と言えば、海の魚介類が中心になるらしく、養殖クロマグロを使用した定食は絶品でした！ぜひ行ってみてください。
【営業時間】
・8:30〜16:30
駐車場有

終わりに

今回ご紹介した「Temple Hotel 大泰寺 RVパーク」は、お寺で宿泊・車中泊などができる「非日常体験施設」です。周辺には「那智の滝」や「本州最南端 潮岬」など有名な観光地がたくさんあり、和歌山県の海、山、川を体験できるのが魅力的です。本州最南端は少し距離はありますが、海沿いの国道42号線は太平洋を眺めながら古座の景色なども堪能でき、音楽を流しながらキャンピングカーを走らせているだけでとても気持ちよかったのでドライブにもおすすめです。休日に非日常を感じたい方は、サウナや坐禅といった体験などもたくさんあるのでぜひ行ってみてください。

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ノスケさんありがとうございました。
次回も引き続き旅の模様をお送りしますので乞うご期待！

CAM-CAR（キャンカー）では、全国のキャンプ場や車中泊スポットも紹介しています。
和歌山県に関してはこちらの記事もご参照ください！
【RVパーク】大阪府・和歌山県のキャンピングカー車中泊施設2選