CAMPINGCAR LIFE

2026.07.10

ファミリーキャンプは何から準備する?初心者が揃えるべき基本グッズ

最終更新日: 2026.07.10

子どもが大きくなり、家族でキャンプに行ってみたいと考える方も多いでしょう。

とはいえ、必要な準備やかかる費用、当日の動き方など、いざ実施を検討すると不安に感じることは意外にあります。

この記事では、はじめてのファミリーキャンプを無理なく始めるための準備方法や最初にそろえるべき道具、キャンプ当日の進め方や注意点まで詳しく紹介します

ファミリーキャンプの始め方と最初の一歩

家族でキャンプといっても、何から手をつければよいか迷いやすいものです。

実は、道具をそろえることよりも、日帰りキャンプで一日の流れを体験してみることが、本格的なキャンプ成功への近道になります。

デイキャンプで一日の流れをつかむ

最初の一歩には、日帰りのデイキャンプがおすすめです。

設営から調理、片づけまでを明るい時間帯に体験できるため、宿泊をともなうキャンプが可能か判断する材料になります。テントを立てる手間、子どもの過ごし方、必要な道具の量も、一度やってみると実感としてつかめます。

ここで「テントの設営に思ったより時間がかかる」「この道具は足りない」といった気付きが得られれば、宿泊に進む前の準備に生かせます。

まずは近場の施設で半日〜一日を過ごし、撤収まで一通りおこなう経験を積むとよいでしょう。

泊まりにステップアップする目安

宿泊に進む目安は、デイキャンプで設営と撤収にある程度慣れ、子どもが外遊びを楽しめていると感じられた頃です。年齢の小さい子がいる場合は、夜間のトイレや寒さへの対応も増えるため、気候の穏やかな春や秋から始めると負担が軽くなります。

まずは過ごしやすい季節を選び、設備の整ったキャンプ場を選ぶことで、初めての一泊でもつまずきにくくなります。

はじめに揃えたい基本グッズ

キャンプ道具は、何をどこまでそろえるか迷う部分です。

まずは最低限の基本グッズを揃えし、足りない分はレンタルや代用で補う考え方を持つと、無理なく始められます。

品目役割価格目安(税込)
テント寝る・休む居住スペース2万円〜8万円
寝袋(シュラフ)就寝時の防寒4千円〜1万円(1人分)
マット地面の冷気・凹凸を防ぐ2千円〜8千円
テーブル・チェア食事や休憩の場1万円〜2万円
ランタン夜間の明かり3千円〜1万円
調理器具一式食事の準備5千円〜1万5千円

道具一式を新品でそろえる場合、費用はそろえる道具や品質によって幅があります。ファミリー向けでは、おおよそ10万円前後から、こだわると30万円ほどになることもあります。

テント

出典:amazon

ファミリー向けでは、立てやすいドーム型や、リビング空間のあるツールーム型が選ばれています。商品に設定されている利用人数より一回り大きいサイズを選ぶと、荷物置き場や着替えにゆとりが生まれます。

初心者には、ポールが少なく設営しやすいタイプが扱いやすいでしょう。価格の目安は、エントリー向けのドーム型で2万円〜5万円ほど。リビング空間のあるツールーム型は、これよりも高くなる傾向があります。

テントの種類や選び方については、こちらの記事もおすすめです

【結局何を基準に選べばいいの?】テントの種類と選び方|車に連結できる活用法も紹介

寝袋

出典:amazon

寝袋(シュラフ)は、使う季節の気温に合わせて選びます。春や秋は夜から朝にかけて冷えるため、最低気温から5度程度まで対応する寝袋だと安心です。

夏は薄手のもので十分です。家族の人数分が必要になるので、子どもの分も忘れずにそろえます。封筒型にはつないで使えるタイプもあり、小さな子と並んで寝たいときに便利です。

マット

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マットは、地面からの冷気や凹凸をやわらげる役割を持ちます。これがないと、寝袋だけでは底冷えで眠りにくくなります。空気を入れるエアマット、折りたたみ式のフォームマット、自動で膨らむインフレーターマットなどがあり、寝心地と収納性のバランスで選びます。

マットの種類や選び方については、こちらの記事もおすすめです

【もう迷わない】キャンプマットの種類は何が良い?選び方やおすすめをご紹介

テーブル・チェア

出典:amazon

テーブルとチェアは、家族の人数に合うサイズと高さで選びます。最低限、全員が座れるチェアと、食事をのせられるテーブルが一つあれば十分ですが、ロースタイルでそろえると、小さな子どもも過ごしやすくなります。

ランタン・調理器具

出典:amazon

明かりは、テント内用と食卓用で2つ以上あると安心です。一つだと手元か足元のどちらかが暗くなりがちです。調理器具は、まずはバーナーと鍋、最小限の食器があれば十分です。凝った道具は慣れてから増やせばよく、最初は数を絞るほど荷物も軽くなります。

なお、ガスランタンなどの燃焼式のものは、一酸化炭素中毒のおそれがあるため、テント内では使わないようにしましょう。

参考:NITE 増加するキャンプ需要〜初心者が守るべき注意点〜

レンタルや代用で初期費用を抑える

すべてを新品でそろえる必要はありません。キャンプ場やレンタル業者では、テントや寝袋などを一式で借りられることが多くなっています。

料金は借りる内容や人数、日数によって幅があり、一日あたり数千円からありますが、ファミリー向けの一式セットでは、2万円を超えるものもあります。

レンタルで2万円は高いと感じるかもしれませんが、家庭にあるものの代用も含め、「キャンプを楽しく続けられそうなら買い足していく」ことが、無駄なくはじめるコツです。

そろえると差がつく快適グッズ

基本の道具がそろったら、次は快適さを底上げするグッズです。なくても過ごせますが、あると家族の満足度が大きく変わり、子どものぐずりや大人の疲れを減らせます。

子どもが快適に過ごせるグッズ

子どもは大人以上に寒暖差や虫のストレスを感じます。朝晩の冷え込みには電気毛布や厚手の上着、夏場は蚊取り線香や虫よけがあると、突然の「帰りたい」を防げます。お気に入りのおもちゃやボール、簡単な遊び道具も、自由時間を楽しく過ごす助けになるでしょう。

寝具まわりでは、子ども用の小さめ寝袋や、いつも使っている毛布があると寝つきやすくなります。慣れない環境でも、ふだんと同じものが一つあると安心した睡眠につながります。

設営や調理がラクになるグッズ

大人の手間を減らすなら、設営や収納をラクにするグッズが役立ちます。ワンタッチで開くテントやタープは、子どもから目を離さずに設営でき、撤収も短時間で済みます。複数同時に火を使えるツーバーナーがあると、調理の効率が上がるでしょう。

また、電源のないサイトでもポータブル電源があれば、扇風機やライト、スマートフォンの充電に使えて便利です。

ポータブル電源については、こちらの記事もおすすめです

【2025年】ポータブル電源おすすめ15選!キャンプ・車中泊に使うならこれ!

到着から撤収までの当日の流れ

当日の動きを時系列で紹介します。ここでは、午後に到着して一泊する「ある一日の例」をなぞります。ポイントは、明るいうちに設営と夕食準備を終え、暗くなってからの作業を減らすことです。

時刻行動ポイント
13:00到着・受付サイトの位置と炊事場・トイレの場所を家族で確認
13:30設営テントとタープを設営。子どもにはペグ運びなど簡単な役割を
14:00軽食・おやつ軽めの食事で一息。子どもの気持ちも整える
15:30自由時間散策や外遊び。大人は夕食の下ごしらえを少しずつ
17:00夕食準備火を使う作業は明るいうちに済ませる
18:30夕食片づけは早めに、大きな洗い物は暗くなる前に
19:30焚き火座る位置を決め、火のそばに子どもを近づけすぎない
21:00就寝早めに寝て翌朝に備える
翌7:00朝食・撤収乾いた道具から順にしまい、チェックアウトに余裕を持つ

あくまで一例ですが、明るいうちにやるべきことを終えておくことと、できるだけ余裕をもって計画を立てることが、家族でゆっくりと過ごすポイントです。

ファミリーキャンプでつまずきやすいポイント

初めてのキャンプでは、季節への備えと子どもの安全に注意する必要があります。ここを押さえておくと、当日のトラブルを大きく減らせます。

季節と天候への備え

山や高原は、平地より気温が低く、朝晩の冷え込みが大きくなります。春や秋でも防寒着は多めに用意し、夏でも羽織るものを一枚持つと安心です。

夏場は熱中症に注意し、こまめな水分補給と日陰の確保を心がけます。熱中症の予防については、環境省の「熱中症要望サイト」も見ておくとよいでしょう。

雨の予報があるときは、無理せず日程を見直す判断も大切です。初めてのうちは天候の崩れにくい時期を選び、タープや雨具を準備しておくと、急な雨でも落ち着いて対応できます。虫が増える時期は、虫よけや長袖での対策も合わせておこないます。

参考: 熱中症予防情報サイト(環境省)

子どもの安全を守るポイント

子どもは予期せぬ行動をとることがあるため、注意が必要です。

焚き火やバーナーの火は、柵代わりのチェアで囲う、座る位置やルールを決めるなどの対策をおこないます。地面に打ったペグやロープは、つまずきの原因になりやすいため、目印をつけておくとよいでしょう。

また、キャンプ場における子どもの迷子は大変な事態につながります。子どもから目を離さないことはもちろん、防犯タグやライトを持たせるなどの対策をしておくと安心です。

まとめ:ファミリーキャンプの始め方

ファミリーキャンプでまず大切なのは、高い道具をそろえることよりも、一日の段取りをつかむことです。デイキャンプから始めて、足りない道具はレンタルや家にあるもので代用すれば、費用も手間もぐっと抑えられます。

慣れてきたら、過ごしやすい春や秋に泊まりへと広げていけば十分です。火を囲んで食事をしたり、夜空を見上げたり、ふだんとはちがう時間を家族で過ごせるのがキャンプの魅力です。気負わず、できる範囲から準備を進めていきましょう。

souharu

キャンピングカーを所有者し、豊富なビジネス経験をベースに、年間100本以上執筆。
法律・ビジネス・AI・車・介護など幅広いジャンルに精通している敏腕ライター。