CAMPINGCAR LIFE

2025.09.20

【穴場スポットも】関東の紅葉ドライブコースおすすめモデルプラン

最終更新日: 2025.09.20

秋が深まると、関東の山や湖は赤や黄色に染まり、走るたびに景色が変化していきます。

車窓には光を浴びた渓谷や舞い散る落ち葉が映り、移動の時間さえ特別な思い出になるでしょう。

目的地が近づけば、湖面に映る紅葉や山を覆う木々が迎えてくれ、鮮やかな彩りが心を奪います。

本記事では、東京から日帰りで訪ねられる定番ルートや晩秋の穴場を紹介します。今年の秋は、気軽なドライブで自然の美しさを存分に体感してみてください。

※2025年9月現在の情報です。最新情報は必ず各道の駅のホームページを確認してください。

関東で紅葉ドライブを楽しむ魅力とポイント

首都圏から少し車を走らせれば、都会の喧騒を離れた豊かな自然が広がり、鮮やかな紅葉が出迎えてくれます。湖畔や渓谷、山道といった多彩なロケーションがそろい、移動するだけで景色が切り替わる体験はドライブならではです。

家族や友人とのお出かけはもちろん、恋人とのデートにもぴったりな時間を過ごせるでしょう。

東京発・日帰りで楽しめる紅葉コースの魅力

関東の紅葉スポットは都心からの距離が近く、朝早く出発すれば昼前には自然に囲まれた絶景へたどり着けます。紅葉を楽しんだあとに温泉へ寄っても、日帰りで無理なく帰宅できるのが魅力です。

移動中は景色が刻々と変化し、走るたびに新しい景色が現れます。山道のカーブを抜けた瞬間に広がる紅葉のパノラマや、湖面に映る色鮮やかな紅葉は、遠出をしなくても心を動かす光景です。

忙しい日常を過ごす人にとって、気軽に非日常を味わえるのが東京発の日帰り紅葉ドライブの醍醐味といえるでしょう。

 関東紅葉ドライブの見頃時期とおすすめ時間帯(朝夕の渋滞回避の工夫)

関東の紅葉は9月上旬から12月上旬までと期間が長く、早い場所では「尾瀬」や「竜頭の滝」が9月下旬から見頃を迎えます。

遅いスポットなら「千葉のもみじロード」や「養老渓谷・高尾山」や「狭山湖」で12月初旬まで楽しめるため、スケジュールに合わせやすいでしょう。

栃木の「太平山」は、例年11月中旬から下旬にかけて見頃となりシーズン終盤のドライブに最適です。

ただし、人気スポットは午前10時から午後2時にかけて渋滞しやすく、河口湖では朝から駐車場が埋まることもあります。

混雑を避けるなら、朝早い時間の到着を意識すると快適です。竜神峡のように朝の光に包まれる紅葉は格別で、早起きのご褒美といえるでしょう。千葉のもみじロードも同様に、ピーク時間を外すだけでスムーズに走行できます。

東京発日帰りにおすすめの紅葉ドライブコース【定番編】

数ある関東の紅葉スポットの中でも、王道と呼ばれるエリアはやはり外せません。鮮やかな色彩とアクセスの良さを兼ね備えたコースを紹介します。

日光いろは坂~中禅寺湖|圧巻の紅葉パノラマ

画像引用:日光公式観光WEB

関東で紅葉ドライブといえば、思い浮かぶのが日光のいろは坂です。48のカーブを曲がるたびに新しい景色が現れ、山全体を染める赤や黄のグラデーションが車窓を鮮やかに彩ります。標高差があるため、走りながら紅葉の移り変わりを体感できるのも魅力です。

途中で立ち寄れる明智平展望台からは、男体山や中禅寺湖、華厳の滝を一望でき、秋ならではの立体的な風景が広がります。

坂を登り切った先の中禅寺湖では、半月山展望台から湖面に映り込む紅葉を楽しめ、遊覧船に乗れば水上からも鮮やかな景色を堪能できます。山と湖、そして紅葉のコントラストが織りなす大パノラマは、この地ならではの特別な体験になるでしょう。

箱根ターンパイク~芦ノ湖スカイライン|紅葉と富士山の絶景ルート

画像引用:tenki.jp

紅葉と富士山を同時に楽しみたいなら、箱根エリアが外せません。

小田原から箱根へ続くアネスト岩田ターンパイク箱根は、走りやすさに加えて景観の良さが魅力で、毎年多くのドライバーが訪れます。紅葉の見頃は11月上旬から下旬です。

晴れた日には、赤や黄色に染まる山並みの向こうに富士山が姿を現し、視界いっぱいに広がる景色が旅を盛り上げます。

終点の大観山駐車場からは、芦ノ湖と外輪山、そして富士山を一度に望め、開放感あふれる絶景が待っています。

さらに芦ノ湖スカイラインへ進めば、湖を見下ろす道を走り抜けながら紅葉を満喫でき、湖尻付近では鮮やかな彩りが特に映えます。山と湖、富士山を組み合わせた風景は、ここでしか味わえない体験です。

穴場でゆったり楽しむ関東紅葉ドライブコース【晩秋・混雑回避編】

人混みを避けてのんびりと紅葉を味わいたい方には、晩秋まで色づきを楽しめる房総エリアがおすすめです。

千葉・もみじロード|11月下旬~12月上旬まで楽しめる紅葉道

画像引用:たび旅富津

富津市を走る県道182号線、通称もみじロードは、およそ10kmにわたり紅葉のトンネルが続く人気のドライブルートです。志駒川沿いに並ぶ約1000本のモミジが赤や黄色に染まり、走る車を鮮やかに包み込みます。

もみじロードは関東でもシーズンが遅く、見頃は11月下旬から12月上旬。場所によって色づく時期が異なるため、訪れるタイミングによって違った景色に出会えるのも魅力です。

途中には滝や清流も点在し、景観の変化がドライブをさらに楽しいものにしてくれます。毎年11月下旬には「山中もみじ祭り」が開かれ、紅葉とあわせてゆったりとした時間を楽しめるでしょう。

養老渓谷~亀山湖|遅い時期まで色づく穴場ルート

画像引用:tenki.jp

養老渓谷は千葉を代表する紅葉の名所で、見頃は11月下旬から12月上旬にかけて訪れます。渓谷内には観音橋や老川十字路など見どころが多く、車を降りて散策すると彩り豊かな景色に出会えます。

なかでも落差30mの粟又の滝は迫力があり、紅葉と水の流れが調和した景観は圧巻です。シーズン中はライトアップもされて、夜空に浮かび上がる紅葉が幻想的な雰囲気を作り出します。

近くの亀山湖も同じ時期にピークを迎えます。湖面に映る紅葉は息をのむほどで、遊覧船から眺める景色は格別です。湖畔には温泉やキャンプ場も整い、釣りやハイキングとあわせて楽しめるため、一日を通して秋を満喫できます。

紅葉ドライブを快適にするチェックポイント

紅葉シーズンは観光客が集中するため、ちょっとした工夫で快適さが変わります。基本は早めに出発しましょう。あくまで目安ですが、朝7時前に現地へ到着すれば渋滞を避けやすく、静かな時間に紅葉を楽しめます。

夜のライトアップを目指すなら、公式サイトで開催日や時間を事前にチェックしておきましょう。昼間とは違う幻想的な景色を味わえます。駐車場や帰りが混み合うため早めの行動が安心です。

さらに、駐車場の有無や収容台数、トイレの場所を事前に調べておくことも大切です。長距離ドライブでは休憩ポイントを把握しておくだけで、余裕を持った旅に変わります。

一部のエリアではベビーカーで散策できる遊歩道が整備されています。事前にチェックしておけば安心して行動できるでしょう。旅の締めくくりに温泉へ立ち寄り、移動の疲れを癒すのもおススメです。

まとめ

関東には、日帰りで訪ねられる紅葉ドライブスポットが豊富にそろっています。日光や箱根のような定番エリアから、12月まで彩りが続く房総のもみじロードや養老渓谷まで、場所ごとに異なる魅力が楽しめます。

出発前に見頃や混雑状況、ライトアップや駐車場の情報をチェックしておけば、当日の旅は一層スムーズです。彩りに包まれた景色の中で過ごす時間は、秋ならではの特別な思い出として心に残るでしょう。

CAM-CAR | キャンカー編集部