CAMPINGCAR LIFE

2024.03.12

【山下穂尊連載#3】ジャパンキャンピングカーショー2024に”新たな風”山下穂尊の挑戦とは?

最終更新日: 2024.03.11

元いきものがかりのギタリストで、ご自身もキャンピングカーの旅を楽しんでいる山下穂尊さんの連載企画がスタート!
#3の今回は、2月に開催されたジャパンキャンピングカーショー2024について。
今回新設された山下さんプロデュースの「アウトドアゾーン」について語ってくれています♩

アウトドアゾーンについてはこちらの記事もご覧ください!

ジャパンキャンピングカーショーとの”出会い”

こんにちは、こんばんは、山下穂尊です。

ついこの間年明けかと思っていたら、もうぼちぼち春の足音が近づいたり、遠のいたりの今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

私は、年末に続いてKAT-TUNの亀梨くん主催のイベントに参加したり、なんやかんやと動いておりました。そして、キャンピングカーショー最大のお祭り、ジャパンキャンピングカーショー2024(以下JCCS2024)が今年2月に盛況のうちに幕を閉じましたね。今年はいつもとは違う関わり方をさせて頂きました。

元々JCCSとの出会いは、2017年のお台場ビックサイトだったと思います。当時は一般の客としての参加でした。そこで、今のキャンピングカーと出会ってキャンピングカーライフが始まったのです。

勿論、全国から様々な種類のキャンピングカーやトレーラーハウスなど所狭しと並んでる光景は圧巻で毎回心踊っていたんですが。心の奥で少し違和感を感じている自分がいて。

「何かが足りない」この違和感はなんだろうかと…

違和感から生まれた”プロデュースブース”

JCCSには車は沢山あるけれど、実際にキャンピングカーを使ってる自分からしたら、何故か、むむ??という違和感…。
そこでふと気がついたのが「”キャンピングカーショー”なのに”アウトドア”の感じがしない」ということでした。勿論、車自体ポンポン乗り換えるものでもないですし、乗り換えられるものでもない。

普段、キャンプやログハウスに行ったら、みんなで薪割って焚き火囲んで料理作ってワイワイするんですが。その”アウトドアのワクワク感”が感じられなかったんですよね。

今、自分のキャンピングカーの中に入ってるものを思い返すだけでも、
焚き火台やら薪割り用の斧や鉈、ナイフ、薪割り台の玉割したナラの木。又折りたたみテーブル、ライトチェア、トング諸々やトライポッド、ダッチオーブン、ランタン、カセットコンロ、ウォータージャグ。他にも常に車に入ってて毎回使うものでいうと室内でも、寝袋やインフレーターマットなど沢山あります。

そういった類のものを扱っているブースがほとんどなくてもったいないなぁ、と気づいたんです。

そんな自分が感じた違和感を運営サイドとも話したことがきっかけで、
「今回のJCCS2024で試験的にアウトドアエリアブースプロデュースをお願い出来ませんか」というお話をいただ来ました。

キャンピングカー×アウトドア

そういった経緯で、山下穂尊プロデュースの「アウトドアブース」を作らせていただきました。

いくつかのメーカーさんや、グランピング施設さんなどに出店して頂きました。キャンピングカーショーではありますが、私のプロデュースブース「アウトドアブース」においては”アウトドアギア”や”ちょっとした軽食”、”コーヒーショップ”などに参加していただきました。

プラス、僕自身のキャンピングカーも展示車両として、一般にも展示させてもらいました。自身がインスタグラムを中心に展開しているプロジェクト、「梅の花咲く頃」の原画展も同時に展示させていただき、ファンの方々との交流も楽しませて頂きました。

ありがたいことに予想を大きく超えての反響で、多くの方にご来場いただきました。

キャンピングカーショーにも関わらず、テントやチェア、薪ストーブや大型クーラーボックスなど多くの方々にご購入いただきました。JCCSはわんちゃん大歓迎なので、愛犬家同士の交流などもありペット用のアウトドアギアも好評でしたね。

個人的には去年の名古屋のアウトドアイベントで知り合った、ビンテージランタン専門店のオーナーが来てくれてとても嬉しかったです。店舗が千葉にあるようなので今度伺おうかと思っております。

前述もしましたが、キャンピングカーはポンポン買えるものではないですし、入場料を払って車だけ見て帰るのも味気ないですよね。その中で、皆さんに寄り添えるようなブースになったかなと思ってます。

今回は初めの挑戦だったので、不安もありましたが予想以上の反響に一つ胸を撫で下ろしました。

新たな挑戦から見えたJCCS

初めは客としてきていたJCCSに、まさか数年後にこのような形で関わることになろうとは夢にも思いませんでした。

これまでのJCCSとの関わりは、メインステージの登壇をさせて頂いたり、別媒体での取材をさせて頂いたりでしたが、今回のプロデュース、自分の展示車両含めて、前日の搬入日から関わらせて頂き、それもまた新鮮な経験でした。

「こうやって各ビルダーやメーカーさん搬入、展示ブース作りしてるんだ!」とか、普段見ることの出来ない”裏側”を見る事が出来ました。

そして何より、4泊5日での幕張滞在、非常に貴重な経験をしました。

最終日、あの大雪の日でしたね。幕張から自分のキャンピングカーでどこまで帰れるかヒヤヒヤが止まりませんでした。ネットニュース見たらレインボーブリッジ閉鎖、とか出てるし。(笑)

ギリギリ湾岸から首都高で銀座あたりを抜けて上手いこと都内に帰ることが出来ましたが。あの後、搬出してた各ビルダーさんたち(しかも全国から)はどうしたのだろう…、という心配を胸に、今年初めてのプロデュースブース「アウトドアブース」と共にJCCSを乗り切ることが出来ました。

ご来場して頂いた皆様、本当に有難うございました!

ではでは、see you next!

今までの連載はこちらもご覧ください。
【山下穂尊連載#0】キャンピングカー愛を語る「アウトドアと出会ったのは、”生まれた瞬間”」
【山下穂尊連載#1】マイキャンピングカーで行く地元キャンプに密着!(前編)
【山下穂尊連載#2】マイキャンピングカーで行く地元キャンプに密着!(後編)

山下穂尊

元いきものがかりのギタリスト。
詩とイラストを織り交ぜたイラストリーディングを制作するユニット「梅の花咲く頃」を結成し、作品に詩を添え彩を与える。また、自身もキャンピングカーを所有し、全国各地へ赴き、車中泊の旅を楽しむ。