CAMPINGCAR LIFE

2025.12.23

100均でできるキャンピングカーの車内装DIY|無理なく整える収納と内装アイデア

最終更新日: 2025.12.23

キャンピングカーの車内をもう少し使いやすくしたい、でも本格的なDIYはハードルが高い。と感じたことはありませんか?

そんなときに頼りになるのが、身近な100円ショップのアイテムです。

キャンピングカーは限られた空間だからこそ、収納や内装のちょっとした工夫が、日々の快適さに大きく影響します。高価なパーツや専門的な工具がなくても、軽くて扱いやすい100均アイテムを取り入れることで、車内は十分に整えられます。

この記事では、実際に使いやすい収納アイデアや内装アレンジ、注意しておきたいポイントまでを紹介します。

無理に作り込みすぎず、今あるキャンピングカーを少しずつ自分仕様にしていくためのヒントとして、参考にしてみてください。

キャンピングカー内装DIYに100均が使える理由

キャンピングカーの内装を整えたいと思っても、専用パーツやDIY用品は意外と高く、手を出しにくいと感じることがあります。その点、100均アイテムは価格が抑えられているため、まずは試してみるという選択がしやすい存在ですね。

車内は一度作って終わりではなく、使いながら調整していくものなので、気軽に買い替えや配置換えができる点は大きなメリットでしょう。

また、100均には収納・装飾・固定用アイテムなどが幅広くそろっています。キャンピングカー専用品でなくても、工夫次第で十分に車内装DIYに活用できますよ。すべてを完璧に仕上げようとせず、必要なところから少しずつ手を加えていく。そのスタイルと100均は相性がいいと言えます。

軽くて扱いやすいアイテムが多い

キャンピングカーのDIYでは、素材の「軽さ」が意外と重要になってきます。重たい棚や収納を増やすと、走行時の負担や揺れが気になることもありますよね。その点、100均の収納ケースやすのこ、ワイヤーアイテムは軽量なものが多く、車内向きです。

工具を使わずに設置できる商品も多いため、DIYが得意でない人でも取り入れやすいでしょう。ネジ留めが不安な場合でも、面ファスナーや両面テープで固定できるアイテムを選べば、安全性を保ちながら使えます。

「重くならない」「扱いにくくならない」という視点で選ぶと、失敗しにくくなりますね。

狭い車内に合わせやすい工夫ができる

キャンピングカーの車内は、どうしてもスペースが限られています。市販の収納家具ではサイズが合わず、無駄な空間ができてしまうこともあるでしょう。100均アイテムはサイズ展開が細かく、小さな隙間に合わせやすいのが特徴です。

たとえば、細長いケースを並べて収納にしたり、壁面に小さなフックを追加したりと、ピンポイントで使えるアイテムが豊富にあります。必要な分だけ買い足せるため、車内の変化に合わせて調整しやすいのも魅力ですよ。

狭いからこそ、細かく分けて考え、選んでいくと車内はぐっと使いやすくなっていきます。

100均でできるキャンピングカー収納DIY

キャンピングカーの収納は、「たくさん入れる」よりも「散らからない」ことが大切になってきます。走行中の揺れや限られたスペースを考えると、家と同じ感覚で収納を増やすのは少し危険かもしれません。

100均アイテムを使えば、軽さと柔軟さを活かしながら、必要な場所に必要な分だけ収納を追加できますよ。

ここから先では、すのこや面ファスナー、有孔ボードを使った具体的な収納DIYを見ていきましょう。

すのこを使った軽量棚づくり

100均のすのこは、キャンピングカー収納DIYの定番とも言えるアイテムです。木製ですが薄くて軽いため、ちょっとした棚や仕切りとして使いやすいですね。

たとえば、調味料や小型の収納ケースを置く簡易棚にすると、床置きよりも使い勝手がよくなります。

ただし、耐荷重は高くないため、重たいものを載せるのは避けたいところです。収納する物をあらかじめ決めてからサイズを選ぶと、無理のない棚になりますよ。

面ファスナー・両面テープで固定する収納

面ファスナーや両面テープは、次のような場面で使いやすいです。

  • 軽い小物ケースの固定  
  • 掃除のために取り外したい収納  
  • 走行中に動きやすい場所の補助固定 

有孔ボードで作る壁面収納

有孔ボードには、以下のような物を掛けると使いやすくなります。

  • ハサミやカトラリー  
  • ライトや小型ランタン  
  • キッチン周りの小物 

100均アイテムで車内の雰囲気を整える

収納が整ってくると、次に気になってくるのが車内の見た目や居心地です。キャンピングカーは生活空間でもあるため、少しの工夫で過ごしやすさが変わってきます。

100均アイテムなら、気軽に雰囲気づくりを試せるのも魅力ですね。

以下では、リメイクシートや布アイテムを使って、車内の印象をやさしく整える方法を紹介します。

リメイクシートで内装の印象を変える

100均のリメイクシートは、車内の印象を変えたいときに便利なアイテムです。木目調やシンプルな柄を選ぶだけで、無機質な空間がやわらいで見えます。

貼って剥がせるタイプを選べば、元に戻したいときも安心ですね。

ただし、夏場は車内温度が高くなりやすいため、場所によっては剥がれやすくなることもあります。直射日光が当たる部分を避けたり、目立たない場所から試してみると失敗しにくいでしょう。

布アイテムで温かみのある空間にする

カーテン代わりの布や、目隠し用のファブリックを取り入れるだけでも、車内はぐっと落ち着いた印象になります。100均には、軽くて扱いやすい布製品がそろっていますね。

洗いやすい素材を選んでおくと、汚れても気になりません。

収納の目隠しとして使えば、生活感をやわらかく隠せるのもポイントです。固定はクリップや突っ張り棒など、簡単に外せる方法がおすすめですよ。

100均DIYで注意したいポイント

100均アイテムは便利ですが、キャンピングカーで使う場合は安全面への配慮が欠かせません。とくに走行中の揺れや、熱が発生する場所では注意が必要です。

安心して使い続けるためにも、事前に知っておきたいポイントがありますよ。

ここからは、100均DIYを取り入れる際に意識しておきたい注意点を確認していきましょう。

走行中の揺れを考えた安全対策

走行中は、想像以上に車内が揺れます。収納や装飾がしっかり固定されていないと、音が出たり、物が落ちたりする原因になりますね。

設置後は一度、軽く揺らしてみて動かないか確認しておくと安心です。

大丈夫そうに見えても、走ってみると気になることもあります。実際に使いながら微調整していく姿勢が大切ですよ。

耐熱・耐久が必要な場所は専用品を使う

キッチン周りや電源機器の近くなど、熱が発生する場所では注意が必要です。100均アイテムの中には、耐熱性が十分でないものもあります。

そのような場所は、無理に100均で済ませず、専用品を使うほうが安全でしょう。

すべてを100均で揃えようとせず、役割に応じて使い分ける。その判断が、長く快適にキャンピングカーを使うコツになります。

まとめ|100均DIYで無理なく快適なキャンピングカーに

キャンピングカーの車内装DIYは、必ずしも大がかりな作業をする必要はありません。100均アイテムをうまく取り入れることで、収納や内装は少しずつ整えていけます。軽くて扱いやすい素材を選び、今の使い方に合う形を探していくことが大切ですね。

すのこや有孔ボード、面ファスナーなどは、工夫次第で車内を使いやすくしてくれます。ただし、走行中の揺れや安全面には常に意識を向けておきましょう。固定が甘いと、快適さよりもストレスが増えてしまうこともありますよ。

また、すべてを100均で完結させようとしない姿勢も重要です。耐熱や耐久が求められる場所では、専用品を選ぶ判断が安心につながります。無理をせず、必要なところだけ100均を使う。そのバランスが、長く快適にキャンピングカーを使うコツでしょう。

小さな工夫の積み重ねが、車内で過ごす時間を心地よいものにしてくれます。まずはできるところから手を加えて、自分に合ったキャンピングカー空間を整えていきましょう。

CAM-CAR | キャンカー編集部

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