CAMPINGCAR LIFE

2024.01.25

【山下穂尊連載#2】マイキャンピングカーで行く地元キャンプに密着!(後編)

最終更新日: 2024.01.24

元いきものがかりのギタリストで、ご自身もキャンピングカーの旅を楽しんでいる山下穂尊さんの連載企画がスタート!
3回目の今回は、山下さんの”マイキャンピングカー”で実際に神奈川県小田原市のキャンプ場に出かけた様子をお届けします。#2 では「キャンプ本番編(キャンプ飯、ランタン編)」をお楽しみください♩

冬に食べたいサクッと作れる簡単キャンプ飯

さて、前編「キャンプ準備編」では漁港の駅 TOTOCO小田原さんで食材の調達をした様子をお伝えしていますが、キャンプ場について気づいたことが…

よくありがちなキャンプあるある。

「食材買いすぎ…」

今回もまさにやりました。(笑)

しかし今回は一応取材兼ねてのロケでもあるので、絵力も欲しい。オシャなアヒージョやら、ダッチオーブン使ってポトフやっちゃおう、やら道中の車内で盛り上がりまして。

薪割りスト、焚き火スト、の山下は早速火を起こして調理開始。

その前に、サイト内のメイン照明も必要なので、持参したヴィンテージの60年代製のペトロマックスに点火。マントルは新品のを予め付けてきたので、空焼き→プレヒート→点火。これが未だに個体によっては点火が難しい。今回はすんなりと点火しました。ちなみにポンピングを最近は自転車用の空気入れを使っちゃっております。20倍くらいラクです、はい。

鉄板アヒージョ

さて、大きめのスキレットにオリーブオイル、マッシュルームやブナシメジ、シーフードミックスベーコンなどなど投入。それをガスコンロで火にかけゆっくりと加熱。ちなみに味付けは、最近スーパーなんかでもよくみる「アヒージョの素」みたいな簡単なやつで。ぶっちゃけ塩胡椒とニンニクチューブをばーって入れちゃうだけでも全然美味しいです。

なかなか焚き火だと火加減の調整も難しいので、コンロ一つあると重宝しますよ。

ダッチオーブンで作るポトフ

そして今夜のメインはダッチオーブンで作るポトフです。トライポッドで焚き火に吊るします。

最近はカット野菜なんかも充実してるし、「カレー用カット野菜」なんかを買えばほぼポトフと材料は一緒なのでおすすめ。あとは好みでお肉やらなんやらかんやら入れちゃってください。ルールは無いでーす!

個人的にはミニトマトとか入れておくのは好きです。

今回の反省は”カレーのルー”を買っていなかったこと。

「残りのポトフで絶対に美味しいカレーが出来たのに!!」と、嘆く女性スタッフA氏。

確かに。ポトフの野菜出汁がたっぷり出たスープは、カレーでなくてもシチューやハヤシライスとかも全然出来ますね。

焚き火で焼く直火ステーキ

ラストは豪快に焚き火の上に大ぶりのグリルを乗せて厚手のステーキをオン。

これは失敗できねえぞ、という緊張感の中、なるべく火加減を調整して焼き上げる。時折、上からしっかりと照明を当てて焼き加減を確認してください。

これもあるあるなんですが、焚き火で焼くと、とにかく逆光です。焼いてる雰囲気はいいんですが、肉の状態なうが全然確認出来ません。玄人はよくヘッドライトをつけていますよね、両手使えるのは大切です。

無事に焼き上がり、焼酎のお湯割を片手に美味しくいただきました。

調理を始める前にCAM-CARスタッフさん達とビールで乾杯も最高でした!

おしゃれなランタンを使ってムードある夜を過ごそう

そして夜はふけていき。癒しの焚き火&ランタンタイムへと移行。

強烈にキャンプサイトを照らしてくれていたペトロマックスは光量が明るすぎるのでここで役目を終えます。(ペトロは光量調整が不可能、0か100のため)

なのでここからは、焚き火の揺らぐ火と、オイルランタンに切り替えます。

今回持参したオイルランタンは三つほど。

ヴィンテージのデイツのレイルロードランタンは1910年製で自分の持っている最古参ですね。110年以上前のものですが、作りはしっかりしていて、未だにバリバリの現役です。

他のも1940年代のものなど、様々です。

実は今まで、オイルランタンには煤が気になるかも、と思ってパラフィンオイルを使用していたのですが。

先日出会いがありまして。名古屋の老舗ランタン屋さん、「江戸川屋ランプ」さんに伺ってお話をさせて頂いたんですね。店長さんに話を伺いまして。使うなら、絶対灯油です、とのこと。

実際パラフィンオイルと灯油で比較してみたところ。炎の色が格段に灯油の方が素敵です。暖かみと色味が全然違います。

しかも灯油の方が格段に安い上、ペトロやヴェイパラックスなどの加圧式ケロシンランタンの灯油も使えるから燃料統一できるではないですか。ある意味目から鱗の出来事でした。

なので自宅のパラフィン仕様のランタンたちを大至急灯油に差し替えたいと思います。

そんなこんなで、焚き火とランプと焼酎と、の夜はゆったりとした時間の中に溶け込んで行くのでした。

いこいの森 RECAMP おだわら

今回お世話になったのは「いこいの森 RE CAMPおだわら」さん。

アクセスは都心から一時間程度で、海老名の人からすると30分程度で行けるので大変便利なんです。

実は僕の思い出のキャンプ場で、僕がインスタでやっているイラストと詩を掛け合わせた作品を発信してる「梅の花咲く頃」で、いこいの森 RECAMP おだわらさんで生配信ライブをさせてもらったこともあります。

何よりも、”初めて”キャンピングカーキャンプをさせてもらった場所、という歴史が。

確か数年前だったと思いますが。

キャンピングカーは稼働させていたんですけど、基本的にはアーバンな使い方しかしていなくて。冒頭にある通りアウトドアは生まれた頃から群馬の山奥のログハウスで親しんではいたんですが。

それまでキャンピングカーは地方なんかに行ったら、ホテル代わり、みたいな宿泊施設的な使い方をしていたんですね。それが数年前、友人たちとキャンピングカーで小田原に鰻を食べに行ったんです。(好きな鰻屋さんがあるので。)

その時にある友人が「なんか焚き火したいな」と呟いたのをきっかけに、キャンプ場を検索すると「いこいの森 RE CAMPおだわら」さんが出てきて、「近いじゃん、行ってみよう!」と(笑)

一応車にはキャンプグッズ一式は積んではあったので、その日一泊でキャンプさせてもらったんですが、「あれ?こんな近場でも出来るじゃん!」となりまして。

それから時々使わせて頂いております。

グランピング的な施設もありますし、何より最近トイレがリニューアルしてとても快適に過ごせます。女性やお子さんいる方はトイレ周りが不安だという方もいらっしゃるとは思いますが、その辺もご安心ください。シャワー施設も快適です。

夏に北海道を周遊したときにも、道内の「RE CAMP」さんを使わせて頂いたのも良き思い出です。

旅のまとめ

今回は僕からの提案もあり、地元に近い小田原の旅をさせて頂きました。一応、ロケではあるんですが、キャンカーチームとのファーストロケは学生時代に友人と旅行に行くようなワイワイ感が楽しかったですね。

小田原にあんな新しい道の駅があったのも、知らなくて新鮮でしたし、「sotosoto days」さんのようなアウトドアショップにお邪魔すると、やはり沼がえぐいな、と楽しませて頂きました。

「いこいの森 RE CAMPおだわら」さんもありがとうございました。

また普通にプライベートでも伺います。

何が決まっているというわけではありませんが、今後ともこちらの連載では様々の場所に出向いたり、体験をしてみたり、こちらからご紹介をしてみたり、様々な楽しいことができそうですね。

2024年の2月には、またキャンピングカーショーも開催されます。
ステージイベントにも参加するので、こちらからチェックしてみて下さい。是非皆様のお越しをお待ちしてますよ!

あー、楽しかった。引き続きよろしくお願い致します。

ではでは、see you next!

山下穂尊

元いきものがかりのギタリスト。
詩とイラストを織り交ぜたイラストリーディングを制作するユニット「梅の花咲く頃」を結成し、作品に詩を添え彩を与える。また、自身もキャンピングカーを所有し、全国各地へ赴き、車中泊の旅を楽しむ。

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