CAMPINGCAR LIFE

2022.04.21

【購入前に知りたい】キャンピングカーのメリット・デメリット

最終更新日: 2024.07.09

キャンピングカーを購入する前におさえておきたい「キャンピングカーのメリット、デメリット」について、実際にキャンピングカーで全国各地を旅しているYouTuber「うめの」さんに教えてもらいましょう。それではよろしくお願いします~!

**********
こんにちは!うめのです!

キャブコンタイプのキャンピングカーで年間300日過ごし、その様子をYouTube・Twitterで日々発信しています。日本全国を旅しはじめてから5年ほど経ちました。キャンピングカーでの暮らしや旅の様子、カスタマイズ動画など、さまざまな情報をお届けしているので、よければ是非のぞいてみてください。
キャンピングカーを所有して、全国走ってわかったメリット・デメリット。私の経験を通して、キャンピングカー購入前の皆さんにご説明いたします!愛車選びのヒントにしてくださいね。

うめのさんのYouTubeチャンネルはこちら

うめのさんのtwitterアカウントはこちら

あってよかった!キャンピングカーのここがメリット

キャンピングカーで旅に出られる

長期で旅することを考えられて作られたキャンピングカー。移動の手段というより、旅の手段そのもの。私は毎年、半年以上家に帰らない旅をしています。キャンピングカーだからこそ実行できていると実感しています。

宿泊費の節約

前述にあるとおり、快適に就寝することができるキャンピングカー。
ホテルや宿をとらなくても旅先で眠れるので、宿泊費の節約になります。
乗用車より高いものになりますが、ホテルを何泊もすることを使えば、キャンピングカーを使うほどお得かも?

好きなタイミングで快適に休む事ができる

なれない土地での移動。予想していたよりも道が混んでいたり、面白いスポットを偶然見つけて寄り道をすることもあるでしょう。そんなときに宿泊施設のチェックイン時間を気にしてハラハラした経験はありませんか?
キャンピングカーならそんなことを気にせず、好きなタイミングで休むことができます。
ちょっとした仮眠も、すぐにフルフラットなシートで横になれるのはうれしいですね。

旅先での自炊を実現

旅の楽しみの一つは、道の駅や海辺の市場に立ち寄ること。新鮮な食材をその日に調理して食べられたら素敵ですよね。キャンピングカーなら車内で調理ができます。
乗用車の中でも、カセットガスコンロなど使って煮炊きする人もいますが、キャンピングカーは乗用車と違い、キッチンや換気扇が完備されています。調理することを想定して作られているので、火を扱うのならば安全面でもキャンピングカーがおすすめです。

移動時間も楽しむことができる

車種にもよりますが、大型のキャンピングカーの後部席はテーブルを囲むような対面になっています。
家族や友人での旅行の際に、飲食をしながら歓談するのにもってこい!

居住性が高い

移動することだけではなく「過ごすこと」にも向いているキャンピングカー。
テーブルとサブバッテリーがあるので、家にいるのとほぼ同じ感覚で旅先でワーケーションもできます。私も車の中で仕事をすることが多いです。

快適なパーソナルスペース

電車やバスと違って車なら密にならずに旅に行けます。
高速道路のSAのイートインスペースが混雑しているときなどは、テイクアウトして車の中でゆっくりしずかに食事をしています。
カーテンやブラインドがあるので、外からの目線もあまり気になりません。

自分だけの秘密基地になる

忙しくてなかなか旅に出られない?大丈夫!
個室を1つ得た感覚で過ごせますので、あまり旅に出ない人でも、書斎や離れのように使ってる人もいます。

良いことばかりではない…キャンピングカーのここがデメリット

維持費が高く、メンテナンスが手間

皆さん気になる維持費……。
キャンピングカーの車種や年式、どんな保険に加入するかで、ばらつきがあるので一概には言えないのですが、重量があるので、大衆的な乗用車よりも重量税と燃料費では金銭的に負担が多いといえます。
また、車としてのメンテナンスのほか、居住スペースとしてのメンテナンスも必要になることがあります。例えば、キッチンスペースの蛇口の故障などした場合、普通の車の整備工場で修理してもらえるとは限りません。キャンピングカーのメンテナンスを引き受けてくれる工場を探すのに苦労することがあります。

理想を求めすぎると割高になってしまう

当然ですが、快適さを追い求めてオプションや装備にこだわれば、その分高額になります。
人気の車種は中古だとしてもあまり値崩れしません。

駐車場探しに苦労する

都心や駅の近くなどでの駐車場探しは苦労します。私の場合、キャブコンは車高が高いので、立体や地下はまず選択肢にあげられません。平面の駐車場を見つけても、駐車チケットの上のゲートが低ければ、その場であきらめなければいけません。
旅の最中に一番ヒヤリとしたのは…。車種によって料金が変わる観光地のとある駐車場。車高があるため自動センサーが「観光ツアーバス」と認識して、個人使用ではありえない金額請求が!
係員のもとに行き、説明したらすぐに解決しましたが……。キャブコンならではの苦労でした。
バスコンなど長さのあるキャンピングカーでは、立ち寄るコンビニも選ぶそうです。

車体が大きいと小回りがきかない

車が大きいと、当然ですが小回りがききません。
広い空間やの快適さを求めれば求めるほど、走行の快適さを犠牲にすることになります。
また、うしろが居住スペースになっているので、バックミラーでそのまま後乗用車が見れるわけではありません。バックカメラが必要になります。乗用車の運転に慣れている人でも、キャンピングカーの運転に慣れるまでは少し時間がかかります。

水や電気の確保が必要

シャワーやトイレがあるキャンピングカーって便利だと思いますよね?
しかし、使用する水は自分で用意しなければいけませんし、汚水を捨てる場所も探さなければいけません。
サブバッテリーがあれば、エンジンをかけていなくても電気が使えますが、電気も無限ではありません。走行充電やソーラーパネルで貯めた電気も、夜間には残量をチェックしながら使用することになります。
これらの心配なくキャンピングカーで快適に過ごしたいなら、専用のRVパークや、外部電源が使えるキャンプ場を利用することになります。

キャンピングカーのトイレについて根ほり葉ほり!トイレがあるメリット・デメリットや処理方法など、みなさまが気になるような内容を一から丁寧に言及した記事はこちら↓

宿泊場所が車中泊可能であるか確認しよう

キャンピングカーは、どこでも車中泊ができる装備を備えているわけですが。
キャンピングカーでどこでも車中泊をしていいというわけではないです。
乗用車よりも目立つ上に印象に残りやすいので、マナーがあまりに悪いとキャンピングカー全体のイメージにもかかわるかもしれません。

自分の目的に沿ったキャンピングカーを選ぼう

ソロキャンパーとしての活用

軽キャンピングカー(軽バンキャンピングカー)

一人で軽いフットワークで出かけたいなら、軽タイプのキャンピングカーが良いでしょう。
最近は軽バン型のキャンピングカーも増えてきています。見た目が乗用車そのものでも、ベッド展開できたり小さなシンクがついていたりと。ミニマムな自分だけの空間を楽しむことができます。

軽キャンピングカーのメリット・デメリットが知りたい方はこちら!

恋人や夫婦でふたり旅がしたい

バンコン

キャンピングカーとしての機能がしっかり一通りそろっていて、ふたりでちょうどいいサイズならハイエースタイプのキャンピングカー、バンコンがおすすめです。
ふたりなら、走行中は運転席と助手席しか使わないので、就寝に使うだけなら、うしろは常にベッド展開のままでもいけちゃいますね。

ハイエースベースのオススメバンコンキャンピングカーはこちら!

子供を連れて家族みんなで使いたい

キャブコン

大人数で寝泊まりしながら旅に出るなら、キャブコン一択です。
リビング部分を展開したベッドに加え、運転席の上のバンクバッドがあるので、家族みんなで就寝できます。リアが二段ベッドになってるタイプも。
車内で立って移動できるので、人数が多くてもあまり閉塞感がありません。

キャブコンのメリット・デメリットが知りたい方はこちら!

愛犬とキャンプも車中泊も楽しみたい

バスコン

大型のワンちゃん連れのキャンピングカーオーナーさんは、バスコンを持っている人が多いです。
街中で気軽に駐車出来ない短所はありますが、かわりに混雑しない地方やアウトドアに長期で出かけるなら、楽しみ方は無限大。たくさん荷物が詰めるので、大型のキャンプギアを持ち込んでキャンプ場で連泊。なんてのも可能。広い車内ならサーフボードだっておけちゃいます。

まずは見比べよう!キャンピングカーイベントへGO

と、ここまで人数や用途別のおすすめキャンピングカーについて語りましたが!!
「自分に沿ったキャンピングカーとは?」を知りたいなら、キャンピングカーイベントにいってみるのが一番です。
なぜなら、キャンピングカーはここ数年で多様化しているから!
形の大まかなサイズ、タイプだけでは、本当に自分にあったキャンピングカーって実はわからないんです。キャンピングカーを所有すること以上に、「キャンピングカーで出かけて何をするのか、何がしたいのか」という方が大事。購入者のニーズも多様化しています。
それに沿うように、テーマ性を持ったキャンピングカーが年々新登場。

例えばこの車。釣り好きなオーナーさんを意識して作られています。長い釣り竿を収納するのに特化しています。
サイズや乗車人数ではなくインテリアで選ぶのだってありでしょう。

そんな感じにキャンピングカーイベントに並ぶ車の種類は増えています。見るだけでもヒントや発見がかならずあります。
イベントによっては私もいるかも?
もし出会えたら、キャンピングカーのこと、色々と尋ねてくださいね!

まとめ

キャンピングカーに関するメリット・デメリットを語らせていただきました!
デメリットも多く、キャンピングカーに対して後ろ向きになってしまった人もいるかもしれませんが、実際にキャンピングカーで生活している私にとってはメリットの方が大きいです!それは何より「楽しい」から。
みなさんにはぜひ、出来るだけたくさんのキャンピングカーを実際に見てほしいと思います。買う買わないはともかく。「わくわく」するからです!
一緒に楽しみましょうねー!
うめのでした。

CAM-CAR(キャンカー)では、キャンピングカーに関する様々なコラムも掲載しています。是非、参考にしてください。
【キャンピングカー購入前に知っておきたい!】キャンピングカー生活365日で分かったキャブコンのメリット・デメリット

日本を旅するうめの

自らDIYしたキャンピングカーで年間300日の旅を続ける行動派のバンライフ女子。
ローカルを愛し、自身のリアルな体験をYouTubeや生配信で世界中の人と交流しながら伝えている。

https://www.youtube.com/channel/UCU96TPgZ_cXtBp29EmabUtQ