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2026.06.16

高速道路に最低速度はあるの?|50キロ未満の違反と罰則を解説

最終更新日: 2026.06.16

高速道路ではスピードの出し過ぎを気にする人は多いものの、最低速度も気にしている方は少ないかもしれません。

じつは最低速度も法律で定められており、本線車道では時速50キロが下限です。これを下回ると違反になりますが、悪天候や渋滞などの例外もあります。

この記事では、最低速度のルールと罰則、速度を保つためのコツについて詳しく解説します。

高速道路の最低速度は時速50キロ

高速道路の最低速度が法律で決まっていると知っている方は意外と少ないものです。ゆっくり走るぶんには問題ないとも思えますが、何が問題なのでしょうか?

ここでは、根拠となる法律と最低速度が設けられている理由を見ていきます。

最低速度50キロを定めている法律

高速道路の本線車道における法定最低速度は、時速50キロと定められています。

根拠となるのは「道路交通法施行令 第27条の3」で、この条文によって本線車道を通行する自動車の最低速度が時速50キロと規定されています。危険防止のためやむを得ない場合などを除き、この速度に達しない速度で進行してはならないとされています。

なお、標識によって最低速度が指定されている区間では、その標識に示された数値が優先されます。

最低速度が定められている理由

最低速度が設けられているのは、円滑な交通の流れを保つためです。

本線車道で極端に遅い車が走っていると、後続車が追突する危険が高まり、追い越しのための車線変更も増えて流れが乱れます。結果として渋滞の原因にもなりかねません。一定の速度を下限として定めることで、こうした危険や交通の乱れを防ぎ、全体の安全と円滑な通行を守るねらいがあるのです。

最低速度を下回った場合の罰則と反則金

最低速度を下回って走行した場合は、最低速度違反として取り締まりを受ける可能性があります。

反則金は車種によって異なり、違反点数はいずれも1点です。

車種区分違反点数反則金
大型車1点7,000円
普通車1点6,000円
二輪車1点6,000円

実際の取り締まりでは、明確な理由なく漫然と低速で走り続けるような走行が対象になります。たとえば、周囲の車がスムーズに流れているなか、自分だけが大きく下回る速度で走り続けるといったような場面です。

最低速度は単なる目安ではなく、罰則をともなう法的なルールであることを理解しておきましょう。

最低速度を下回っても違反にならない場合

渋滞や悪天候などでゆっくり走らざるを得ないときも、違反の対象となるのでしょうか。実際には、ドライバーの意思によらず減速を強いられる状況では、時速50キロを下回っても違反とはされません。

濃霧や大雨、大雪といった悪天候、事故や渋滞による流れの停滞などがこれにあたります。

線引きとして大切なのは、減速に正当な理由があるかどうかです。たとえば前方が渋滞していて50キロを保てないときは、やむを得ない減速にあたります。一方、道路がすいていて遅く走る理由がないのに、漫然と低速で走り続けるような場合は、取り締まりの対象になり得ます。

状況に応じた減速であれば、過度に不安に思う必要はありません。

高速道路の最低速度に関するよくある質問

最低速度のルールに関しては、車種や区間によって扱いが変わるのかなど、細かい点に疑問を持つ方もいます。ここでは、特に問い合わせの多い疑問を見ていきます。

車種によって最低速度は違うの?

最高速度は車種によって異なりますが、最低速度は車種を問わず一律で時速50キロです。

たとえば大型貨物自動車や牽引車の最高速度は普通車と異なる扱いになっていますが、最低速度についてはこうした車種別の区分がありません。高速自動車国道を通行できる自動車であれば、車種を問わず50キロが下限となります。

時速120キロ区間での最低速度はどうなる?

新東名や東北道などの一部区間では、普通乗用車などを対象に最高速度が時速120キロに引き上げられています。

ただし、最高速度が上がっても、道路交通法施行令で定められた最低速度の時速50キロは変わりません。最高速度の引き上げと最低速度は、それぞれ別の基準として運用されています。

自動車専用道路での最低速度は?

高速道路には、高速自動車国道と自動車専用道路という区分があります。法定の最低速度が定められているのは高速自動車国道の本線車道で、自動車専用道路には法定最低速度がありません。

ただし、一部の区間では標識によって個別に最低速度が指定されている場合があり、その区間ではその数値に従う必要があります。

キャンピングカーで速度維持のために気をつけたいこと

重量のあるキャンピングカーや、軽トラなどの非力な車に乗っていると、坂道などで時速50キロの維持が難しい場面が発生します

こうした車で大切になるのは、坂にさしかかる前の準備です。上り坂では速度が落ちやすいため、坂の手前で適切に加速し、勢いをつけておくと50キロを維持しやすくなります。それでも速度が落ちてしまう区間では、登坂車線を活用することが大切です。登坂車線に入れば、後続車の流れを最小限にしつつ調整することができるので、速度差による不安もやわらぎます。

50キロを維持して走る努力や工夫は必要ですが、やむを得ない状況と判断されれば違反は取られません。道路状況に合わせた安全運転をすることが最も大切です。

まとめ:高速道路の最低速度は快適な交通のためのルール

高速道路の法定最低速度は時速50キロで、車種を問わず一律に定められています。

最高速度のように区間で変わることはなく、120キロ区間でも基準は同じです。下回ると違反になりますが、悪天候や渋滞などやむを得ない事情がある場合は対象になりません。

大切なのは、ルールを理解したうえで状況に合わせた判断をおこなうこと。

正しい知識を持って、安全で快適に高速道路を利用しましょう。

CAM-CAR | キャンカー編集部

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