2025.08.19
車の傷消しおすすめ|DIYで手軽に補修するやり方と人気アイテム紹介

最終更新日: 2025.08.19
気がつくと、「愛車のボディに細かな傷がついている……」ということはありませんか?
小さな傷でも放置しておくと、見た目の劣化だけでなく、やがて錆の原因になる可能性もあります。
そんなときに役立つのが、自分で手軽に使える車の傷消し製品です。この記事では、車の傷消しする際に使いやすいアイテムや、傷の深さや種類に応じたDIY補修方法を詳しく解説します。
愛車をきれいに保ちたい方はぜひ参考にしてみてください。
車の傷の種類と補修方法の基本

車の傷をDIYで補修する際、傷の深さの見極めが欠かせません。
塗装は「クリア層」「カラー層」「下地層」と重なっており、どの層まで傷が達しているかで補修方法が変わります。
ここからは、傷の程度に応じた具体的な補修法を紹介します。
浅い傷(洗車傷・擦り傷)に適した補修法
洗車や日常のちょっとぶつけた小さい傷は、DIYで十分に補修できます。
爪でなぞっても引っかからない程度の傷は、塗装の最上層「クリア層」にとどまっており、適切な処置でわかりにくくできるでしょう。
ここでの使用アイテムはコンパウンドもしくは、ワックスです。どちらも浅い傷に対応できる補修材ですが、用途や仕上がりに違いがあります。
【コンパウンド使用時】
コンパウンドは、塗装面の表層を薄く削ってなめらかに整える研磨タイプの傷けし製品です。
【ワックス使用時】
ワックスは、傷の上に保護膜を形成し、光沢とツヤを与える補修アイテムです。
浅い傷は、正しい道具と丁寧な作業で見違えるほど目立たなくなります。コンパウンドもしくはワックスを試してみるとよいでしょう。
中程度の傷(やや深い引っかき傷)への対応
爪が引っかかる程度の傷や、小さな塗装剥がれは「中程度の傷」に分類されます。
これらはカラー層まで達している可能性があり、水で濡らしても消えないのが特徴です。
このレベルの傷には、タッチペンやスプレーが適しています。どちらもDIYで扱えるアイテムであり、塗料の選び方や塗り方に注意すれば、自然な仕上がりを目指せます。
【タッチペン使用時】
タッチペンは、小さなキズや点状の塗装剥がれに使いやすい筆塗りタイプの補修材です。
※もっと手軽に済ませたい場合は、クレヨンタイプやシールタイプも便利です。
【スプレー使用時】
スプレータイプは、線状に広がった傷や複数の傷がある場合に適しています。タッチペンをスプレー化できる「エアータッチ」などを活用すれば、塗料を均一に吹き付けやすくなります。
中程度の傷も、正しい手順と補修材の選択で見違えるように改善できます。
深い傷・塗装剥がれの場合の補修方法
塗装も剥がれ、金属や樹脂の下地が見えている傷、あるいはボディのへこみを伴う損傷は、DIYでも対応可能ですが、難易度は高めです。
このような傷には、パテによる充填と再塗装が必要になります。
※補修の流れ
- 下地処理
傷まわりを洗浄・脱脂し、古い塗装を耐水ペーパーで削って滑らかに整えます。 - パテ盛りと研磨
ヘラでパテを厚めに盛り付け、乾燥後に段差が消えるまで研磨します。 - 塗装作業
下地塗料(プラサフ)→カラー塗装→クリア塗装の順で重ね、ツヤと保護機能を再現します。仕上げにコンパウンドで磨くと、目立ちにくくなります。
広範囲の深い傷やへこみ、サビがある場合は、DIYよりプロ修理を検討したほうが安心です。
間違った補修で状態が悪化するリスクもあるため、無理は禁物です。
車の傷消しおすすめ製品【2025年最新版】

DIY補修を成功させるには、傷に合った製品選びが欠かせません。
ここでは、浅い擦り傷から塗装剥がれまで対応できるおすすめの傷けし製品を、タイプ別に紹介します。
ワックス・コーティング系|光沢を出しながら傷を隠す
浅い傷を隠しつつ、ボディにツヤを出したい方に最適なのがワックス・コーティング系の傷けし製品です。
拭くだけで作業が完了するものや、コーティング効果が長持ちする人気アイテムをピックアップしました。
ソフト99 フクピカキズ消し鏡面仕上げ

シートタイプで手軽に使える傷けし。超微粒子パウダーと天然カルナバロウ配合で全塗装色に対応しています。
リンレイ キズ消しWAX(ふき取り不要)

超微粒子セラミックパウダーで傷を消し、拭き取りなしで鏡面仕上げが完了します。
プロスタッフ NEWエックスマールワン

汚れ落とし、キズ消し、ツヤ出しが1本で完結。スプレー式で扱いやすく、初心者にもおすすめ。
コンパウンド系|しっかり研磨して傷を消したい人に
浅い傷や擦り傷をしっかり補修したい場合は、研磨力のあるコンパウンド系の製品がおすすめです。仕上げまでの工程を自分でコントロールできるため、ツヤと光沢を重視するDIY派に向いています。
SOFT99 液体コンパウンドトライアルセット

細目・中細・極細の3種入り。状態に応じて段階的に使える初心者向けのセットです。
Surluster スピリットクリーナー

塗装を傷めにくい微粒子タイプ。水垢や小傷の除去と同時に、傷埋め効果も期待できます。
Holts スクラッチリムーバーセット

2種類のコンパウンドとクロスがセット。擦り傷や磨き傷を手軽にリペアできます。
タッチペン・スプレー系|深い傷や塗装剥がれに対応
塗装がとれた傷には、タッチペンもしくは、スプレーの補修材を使いましょう。
カラーの選択や塗り方に注意すれば、自宅でも自然な仕上がりが目指せます。
SOFT99 タッチアップペン

300色以上のカラーから選べ、愛車の色に合わせた小傷補修が可能。細筆つきで扱いやすい。
ホルツ カーペイント(スプレータイプ)

純正カラーに合わせた調色済み塗料で、色ムラなく自然な仕上げが可能。スプレー式で広範囲にも対応できます。
CCI スマートミスト リフレッシュワン

スプレーして拭くだけで、傷消し、撥水コーティングが同時に完了。時短重視の方におすすめです。
傷消しを成功させるためのポイント

DIYでの傷補修をきれいに仕上げるために、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 傷の状態に合った製品を選ぶ
表面の擦り傷:ワックスorコンパウンド
ややダメージが大きい:タッチペン
塗装がめくれて下地が見える:パテを使用 - コーティングが施されて際は専用品を使う
ガラスコーティング車には「コーティング対応」や「ノーコンパウンド」と記載された製品を選ぶと安心です。 - 作業のしやすさで選ぶ
DIY初心者は、「拭くだけ」「塗るだけ」で使えるタイプから始めると、失敗しにくく扱いやすくなります。 - コストパフォーマンスも重視
価格だけでなく、撥水・ツヤ出し・クロス付属など、付加機能やセット内容も確認すると効率的です。 - 丁寧な下準備が仕上がりを左右する
作業前は洗車を済まして脱脂し、コンパウンドや塗料は適切な道具を使い分けながら、力を入れすぎず丁寧に塗り重ねると、美しく仕上がります。 - 自信がなければプロに相談する
広範囲の傷や深いダメージは、無理せず専門業者に相談するのが最適です。結果として、愛車の美観と価値を守ることにつながります。
まとめ
愛車についた傷は、状態を正しく見極めたうえで適切なアイテムを使えば、DIYでもきれいに補修可能。
ただし、下地が出る深い傷やサビを伴う損傷は、無理をせずプロに相談するのが安心です。
本記事を参考に、ご自身の車に合った方法と製品を選び、DIYでも愛車の美しさをしっかり保っていきましょう。