CAMPINGCAR LIFE

2025.07.30

田村淳さんや総務大臣政務官の古川直季さんが登壇|第2回キャンピングカーシンポジウムを開催

最終更新日: 2025.07.30

2025年7月26日(土)、第2回一般社団法人日本RV協会『キャンピングカーシンポジウム with 東京キャンピングカーショー』が東京ビッグサイト東8ホールで開催されました。今回で2回目となる本シンポジウムはキャンピングカーの新たな可能性を探り、社会との繋がり方を継続的に議論する場として年に一度企画されています。第2回のテーマは『キャンピングカーと地方創生』。今回もキャンピングカーの未来について有意義な議論が交わされました。

■第1部:オープニングスピーチ

第1部では、総務大臣政務官の古川直季氏が登壇。『災害時におけるキャンピングカーの活用について』という内容で、令和6年に発災した能登半島における地震での総務省の現地対応や、キャンピングカーの活躍を紹介しました。

被災地支援に集まった地方自治体職員の宿泊施設の確保が困難だったことと、被災地域での移動の困難さを振り返り、その中で被災地でキャンピングカーが宿泊施設として貢献したことを語りました。災害対応や地域のインフラ整備という側面でキャンピングカーが地域を支え、人命を守る備えになるという未来が示されて、今後の展望を伝えました。

■第2部:パネルディスカッション

続く、第2部のパネルディスカッションでは、田村淳さん、日本RV協会の荒木賢治会長、香川県三豊市の山下昭史市長、岐阜県大垣市の豊田富士人副市長が登壇し、【自治体の立場から見たキャンピングカー誘致の現実と成果】【災害時・有事における実効性】【業界と自治体の新しい連携のかたち】【今後の導入拡大に向けて必要な支援と地域の未来】の4つをテーマにディスカッションを行いました。

実際に自治体としてキャンピングカーを導入している山下昭史市長、豊田富士人副市長から活用方法や導入による成果について語られ、日本RV協会の荒木会長からは防災におけるキャンピングカーの有用性や、自治体がキャンピングカーを導入する際の補助金の話などより具体的な説明などが語られました。タレントの田村淳さんはキャンピングカーを歴代で8台所有していることや、能登でのキャンピングカー支援の実態を見てきた経験からディスカッションを繰り広げていました。

最後に、自治体から日本RV協会に対しては、有事の際に車両を優先的に手配してほしい、国に対する要望や働きかけにおいて協力してほしい、等の意見が出て、有意義なディスカッションが行われ討論を締めくくりました。

開催概要

タイトル:第2回 一般社団法人日本RV協会「キャンピングカーシンポジウムwith東京キャンピングカーショー」
日時:2025年7月26日(土)(東京キャンピングカーショー2025 1日目会期終了後)
場所:東京ビッグサイト東8ホール(東京キャンピングカーショー2025会場内)

オープニングスピーチ:古川 直季(総務大臣政務官)

パネリスト:
田村 淳(タレント)
山下 昭史(香川県三豊市 市長)
豊田 富士人(岐阜県大垣市 副市長)
荒木 賢治(一般社団法人日本RV協会 会長)
MC:辻よしなり(フリーアナウンサー)

CAM-CAR | キャンカー編集部