2025.05.09
北海道最大級のキャンピングカー販売店|キャンピングレンタサービス工業に潜入

最終更新日: 2025.05.09
最も面積が広い都道府県で道幅の広い道路が多い北海道はキャンピングカーの聖地として有名です。キャンピングカーの保有台数、RVパークの数が1位で、キャンピングカーユーザーならだれもが一度は道内をキャンピングカーで1周したいと夢見ることでしょう。今回はそんな北海道で最大級の店舗面積を誇る「キャンピングレンタサービス工業」に潜入して北海道ならではのキャンピングカー事情やおすすめ車両について話を聞いてきました。
キャンピングカーの”聖地”北海道

北海道が「キャンピングカーの聖地」と言われる理由は、自然環境、道路事情、受け入れ体制、気候など、キャンピングカー旅に理想的な条件がそろっているからです。以下にその理由を解説します。
1. 広大な自然と絶景の宝庫
北海道には美瑛や富良野、知床、支笏湖、利尻島など、広大な土地を生かした見どころが無数にあります。キャンピングカーなら、その絶景を自由に巡りながら、宿泊場所にとらわれず旅を続けることができます。
無料または安価な駐車・宿泊スポットが多い
北海道には道の駅やキャンプ場、RVパーク、オートキャンプ場が豊富にあり、しかもその多くが広々としていて使いやすいです。道の駅は130ヶ所以上あり、RVパークは全国1位ぼ47施設があります(2025年4月1日現在)。
交通量が少なく、運転しやすい道が多い
北海道の道路は本州と比べてとにかく広く、信号も少ないので、キャンピングカーのような大きな車でも走りやすいです。渋滞も少なく、見通しがいい場所が多いので事故の心配も少なく快適なドライブを楽しむことができます。
4. 夏でも涼しく快適な気候
北海道の夏は本州と比べて圧倒的に涼しく、エアコンなしでも過ごしやすいことが多いです。北海道の夏はキャンピングカーユーザーにとって絶好の気候となっています。
5. キャンピングカー文化が根付いている
北海道は都道府県別のキャンピングカー保有台数が11,070台で全国1位(自動車検査登録情報協会調べ・2023年3月現在)ということもあり、広い駐車場もあることに加え、キャンピングカーユーザーに理解がある人が多くいると言われています。さらにはキャンピングカー歓迎の施設やサービスが充実しており、旅人を温かく受け入れてくれる雰囲気があります。
「キャンピングレンタサービス工業」とは?

1989年10月の創業から35年以上続く道内最大級の豊富な車種を扱うキャンピングカー専門店です。「キャンピングカーのことなら何でもお任せの専門店」を目指しているということもあり新車・中古車の販売、レンタカー、制作・部品や改造の相談まで行っています。道内最大規模の広大な展示場に充実の工場設備もあり、販売からアフターサービスまで安心できる環境が整っています。
また、過去に「北海道日本ハムファイターズ仕様車」を製作・販売した実績や(※現在の取り扱いはございません)、道内で数多くのキャンピングカー・キャンプイベントを主催するなど地元に根付いた活動を数多く取り組んでいます。
道内最大規模の広大な展示場

総敷地面積1,800坪の道内最大規模の面積を誇る「キャンピングレンタサービス工業」。展示台数は新車数十台、中古も取り扱っています。



台数はもちろんのこと、バスコン、キャブコン、バンコン、軽キャン、トレーラーなどほぼすべてのキャンピングカーの種類が展示されています。また、「キャンピングレンタサービス工業」は北海道にはない日本全国ビルダーの車両があり、道内でここでしか見ることができない車両も沢山あります。
アフターサービスも完璧!板金塗装も可能


キャンピングレンタサービス工業でご購入いただいたお客様の車両に何かトラブルがあった時にすぐに対応できる大型の工場も完備しています。大型のバスコンも入るような工場になっているので、どんな車種でも基本的には対応可能です。キャンピングカーは特殊な加工が多いため、修理可能な施設は限られています。断られる理由として、多いのが下記理由です。
特殊な構造・仕様
キャンピングカーは、ベースとなる車両(トラックやバンなど)に、架装(居住スペースなど)を加えた特注車両です。メーカーやビルダーごとに仕様が異なり、部品や配線、配管の設計もバラバラで、一般の整備工場では対応しきれない場合があります。
整備・修理に必要な知識や設備が特殊
通常の車両とは違い、キャンピングカーには水回り設備(シンク・シャワー)、電装系(ソーラーパネル、サブバッテリー)、ガス設備(カセットコンロやFFヒーター)などが搭載されており、これらの修理には専門知識と工具が必要です。
部品の入手が困難
キャンピングカーの架装部分は、特定のキャンピングカービルダーや海外製の部品を使用していることもあり、部品の取り寄せに時間がかかる、あるいは廃番で入手できないこともあります。
キャンピングレンタサービス工業は取り扱いメーカーが多いため、工場には長年の経験を蓄積した熟練の職人さんがいます。「キャンピングカーはぶつけたら直せない」と思っている人もいますが、キャンピングレンタサービス工業ではほぼすべての車種を直すことができるとのことです。
11台ものレンタカーを常備

キャンピングレンタサービス工業はレンタカーが11台あり、人気のキャブコンからバンコンなど幅広く用意されています。キャンピングカーを購入検討されている方のほとんどはまずレンタカーをレンタルしてから購入を検討されるとのことでした。購入検討はまだしていない方も、まずはレンタルしてみてはいかがでしょうか?
「キャンピングレンタサービス工業」が支持されている理由
長年にわたりキャンピングカー業界を支え続けてきたキャンピングレンタサービス工業は、車両の販売のみならず修理・整備まで手がける“キャンピングカーのプロフェッショナル”です。
その長年と経験によってお客様第一に考えるキャンピングレンタサービス工業がなぜこれほど信頼されているのか、その理由を詳しくご紹介します。

販売後のお付き合いを大切にする姿勢
キャンピングレンタサービス工業株式会社が特に大切にしているのは、「販売後のアフターサービスを重視した販売体制」です。製造メーカーとして自社オリジナル車両を量産するのではなく、販売店として購入後の対応までしっかり担える体制を優先しています。
販売後のフォローが難しくなるような距離のある販売(例:北海道で製造し、九州の方に販売)などは原則として行わず、お客様が購入後に困らないよう、“売りっぱなし”にならない体制づくりを心掛けているとのことです。
寒冷地対応の独自基準をクリアした車両を取り扱う
北海道は冬になると氷点下に達する気温になってしまう日が当たり前だからこそ、冬を絶えしのげるようにキャンピングカーもそれに対応した車両でなければなりません。例えば、北海道では道路の凍結を防止するため塩化カルシウムなどが入った凍結防止剤を散布していいます。ですが、その防止剤はキャンピングカーの下によく設置されるFFヒーターなどがよく壊れてしまう原因になってしまいます。他にも、キャンピングカーを使わない期間は水抜きという作業を冬場の時期にしなければなりません。給水タンクだけではなく、ポンプから蛇口の隅々まで水を抜かなければ、水が凍って膨張したのち破裂する危険性もあります。
独特な気候の北海道では独自の基準を設けることが重要です。お客様が買って後悔しないように独自の基準を設け、それをクリアしたキャンピングカーしか置いていないので、キャンピングレンタサービス工業では安心して車両を選ぶことができます。
おすすめのキャンピングカー4選
そんなキャンピングレンタサービス工業の基準をクリアした車両の中からおすすめのキャンピングカーを4台紹介します。
コルドバクルーズ(ビルダー:トイファクトリー)

コルドバクルーズは人気ビルダー「トイファクトリー」が出す、二人旅特化型のバンコンです。広いスペースがありながら、あえて二人旅特化したことで優雅に旅をできる仕様になっています。

このキャンピングカーはバンコンながら高い機能性があり、大きなベッド、広大な収納スペース、トイレ、冷蔵庫、シンク、トイレなど標準装備だけで十分な生活ができます。
さらには、トイファクトリーが日本総代理店のスイスブランド「クレサナ」トイレが設置されています。クレサナは機能性が高く、キャンピングカー旅で一番気になる悪臭問題も医療基準の高品質フィルム(ゴミ袋)が解決していることはもちろんのこと、何千回使用しても壊れない仕様になっています。安心安全のトイレもこのキャンピングカーをおすすめする理由の一つになっているとのこと。

機能が充実しているキャブコン・バスコンが欲しいけど、運転するのが怖いと思われている方は特におすすめです。
車両価格:750万円~
ミニチュアボックス(ビルダー:岡モータース)

ミニチュアボックスは「岡モータース」が誇る人気の軽キャンピングカーです。この車両はあえてシンプルな装備にして長さ180㎝以上もある十分な就寝スペースがあります。まさに車中泊入門編と言えるキャンピングカーです。


内装は非常にシンプルでメインはマルチウェイテーブルと収納スペース、電源口があるのみです。無駄がないからこそ普段使いもしやすいですし、自分好みのカスタマイズも簡単です。ポータブルバッテリーを置く、クーラーや冷蔵庫、レンジを置くなど使い方は無限大です。値段も安いので、まずは簡単に車中泊を始めたい人にはおすすめです。
価格:181万5千円~
リバティー52DB(ビルダー:ANNEX)

リバティー52DBは「ANNEX」が出す、ファミリー向け定番レイアウトを誇る人気のキャブコンです。標準装備でトイレ、シャワー、洗面台、キッチン、冷蔵庫、電子レンジなどがついており、居住空間として完成された仕様になっています。


後方には2段ベッド、前方には拡張式のバンクベッド、さらにはダイネット部分もベッドになり、合計4つのベッドスペースがあります。


「まるで動く家」という名にふさわしい、機能性が充実したこのキャンピングカーは、家族で旅行をしたい方、キャンピングカーだけで生活をしたいという方におすすめです。
また、このキャンピングカーは冬の寒いシーズンを乗り切る床暖房が完備されており、ペットにも優しい設計になっています。
価格:1,360万円~

現在はリバティー52DBの後継車「リバティ52DBi」をメインで取り扱っています。断熱性能や、電装システムが向上し、より寒さをしのげる仕様になっています。入口ドアのステップが手動から電動になったり内装デザイン変わったりとより”使いやすい”仕様に変更になっているので、是非「リバティ52DBi」にも注目していただきたいです。詳細はキャンピングレンタサービス工業までお問い合わせください。
300SN VIP Hybrid Ⅱ(ビルダー:インディアナ・RV)

300SN VIP Hybrid Ⅱは「インディアナRV」の人気小型トレーラーです。この車種はトレーラー購入で大変なハードルになる「けん引免許」が不要で、普段使いしている普通自動車で簡単にけん引できるタイプの車両です。


最大の特徴は鉛バッテリーとポータブルバッテリーのハイブリットシステムを採用しており、電源に困ることは非常に少ない点です。もちろん両方とも標準装備となっています。


小型でありながら、広い居住空間を兼ね備えていて、最大で4人が寝れる仕様となっています。
また、北海道の冬を絶えしのげる普通の断熱材より約20%も高い断熱性能を持った「XPS」という断熱材を採用しています。この車両は既にファミリーカーを持っていて、車は手放したくないけど車旅はしたいという方におすすめのキャンピングカーとなっています。
価格:270万円~
店舗情報
店舗名:キャンピングレンタサービス工業
住所:〒061-1112 北海道北広島市共栄159番地2
TEL:011-373-5300
営業時間:10:00~18:00 年中無休(年末年始休業)
公式HP:https://www.camperservice.jp/
まとめ
いかがでしたか?北海道を知り尽くしている「キャンピングレンタサービス工業」だからこそ北海道のキャンピングカーユーザーが集まる訳を知ることができました。レンタカーも行っているのでまずは是非店舗に足を運んで気軽に相談してみてください。