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2026.10.06

運転免許の点数制度を徹底解説!確認方法やリセットの条件とは

最終更新日: 2026.10.03

監修:渡辺圭史(編集者・アウトドアライター)

運転免許の点数制度は、交通違反や事故に応じて点数が加算され、一定の基準に達すると免許停止や免許取り消しなどの行政処分を受ける仕組みです。

「現在の点数は何点なのか」「あと何点で免停になるのか」と気になる方もいるでしょう。点数制度の基本ルールや確認方法、点数がリセットされる条件を知っておけば、自分の状況を把握しやすくなります。

ここでは、運転免許の点数制度から免停・免許取り消しの基準、主な交通違反の点数まで分かりやすく解説します。

運転免許の点数制度は「加点方式」

点数は減るのではなく違反ごとに加算される

運転免許の点数制度は、「持ち点が減る仕組み」ではありません。交通違反や事故のたびに点数が加算される「加点方式」です。

免許取得時や点数がリセットされた状態では0点からスタートし、違反や事故の内容に応じて点数が累積します。その累積点数が一定の基準に達すると、免許停止や免許取り消しなどの行政処分を受けます。

そのため、「あと何点残っているか」ではなく、現在何点が累積しているかを確認するのが点数制度の基本です。

基礎点数と付加点数の違い

運転免許の点数には、「基礎点数」と「付加点数」があります。

基礎点数は、一時停止違反や速度超過など、それぞれの交通違反に定められた点数です。一方、付加点数は交通事故を起こした際に加算される点数で、事故の内容や被害者のけがの程度によって変わります。

交通事故では、違反の基礎点数に事故による付加点数が加わることがあります。

項目説明適用ケース
基礎点数交通違反そのものに対する点数速度超過・信号無視など
付加点数交通事故によって追加される点数人身事故・悪質事故など

現在の免許の点数を確認する方法

累積点数等証明書で確認できる

現在の点数を正確に確認する方法は、自動車安全運転センターが発行する「累積点数等証明書」の取得です。

この証明書では、交通違反や交通事故による点数が現在何点になっているかを確認できます。申請は警察署や自動車安全運転センターの窓口のほか、オンラインでも可能です。

申請方法によって異なりますが、証明書の交付には一定の日数がかかります。仕事で車を運転する方や、違反後の累積点数を確認したい方は、証明書を取得すれば現在の状況を把握できます。

警察署や交番では点数を直接確認できない

警察署や交番へ行っても、現在の累積点数をその場で教えてもらうことはできません。

点数を確認したい場合は、自動車安全運転センターの累積点数等証明書を利用します。

申請方法手数料メリット
窓口申請規定の手数料用紙を直接受け取れる
オンライン申請規定の手数料24時間いつでも申請可能

免許停止・免許取り消しになる点数

前歴がない場合は6点から免停

前歴がない場合は、累積点数6点で30日間の免許停止処分となります。その後も点数が増えると、9点で60日、12点で90日の免停となり、15点以上で免許取り消しになります。

一時停止違反(2点)を3回繰り返した場合や、携帯電話使用等(保持・3点)を2回行った場合も、累積6点となります。

前歴があると処分基準が変わる

過去3年以内に免停などの行政処分を受けた「前歴あり」の場合は、前歴がない場合より少ない累積点数で処分の対象となります。

前歴1回では4点から免停、10点以上で免許取り消し。前歴2回では2点から免停、5点以上で免許取り消しとなります。前歴3回以上では、2点から免停、4点以上で免許取り消しです。

前歴の回数免許停止になる点数免許取り消しになる点数
0回6〜14点15点以上
1回4〜9点10点以上
2回2〜4点5点以上
3回以上2〜3点4点以上

点数がリセットされる条件

運転免許の点数は、一度加算されたら永久に累積するわけではありません。一定の条件を満たすことで、それ以前の違反点数が累積されなくなる場合があります。

1年間無事故・無違反なら以前の点数は累積されない

違反後、1年以上無事故・無違反で過ごした場合、それ以前の違反点数はその後の違反点数と累積されません。

例えば3点の違反後、1年以上無事故・無違反であれば、その後に違反した際、以前の3点を合算して処分基準を判断することはありません。

ただし、1年を経過する前に新たな違反をすると、点数は累積されます。

条件を満たせば3か月で累積されない場合もある

3点以下の軽微な違反では、一定の条件を満たしている場合、違反後3か月以上無事故・無違反であれば、その点数が以後の違反点数に累積されないケースがあります。

ただし、すべてのドライバーに適用されるわけではありません。「3か月経過すれば必ず点数が消える」と考えず、自分の累積点数が分からない場合は累積点数等証明書で確認しましょう。

条件内容
1年間無事故・無違反それ以前の点数が以後の違反点数に累積されない
3か月間無事故・無違反(軽微な違反)条件を満たせば累積されない場合がある
行政処分を受けた場合前歴によって処分基準が変わる

主な交通違反と加算される点数

交通違反の種類によって、加算される基礎点数は異なります。主な違反の点数は次の通りです。

違反内容基礎点数
一時停止違反2点
信号無視2点
通行区分違反2点
携帯電話使用等(保持)3点
携帯電話使用等(交通の危険)6点
酒気帯び運転(呼気中アルコール濃度0.15mg/L以上0.25mg/L未満)13点
酒気帯び運転(呼気中アルコール濃度0.25mg/L以上)25点
酒酔い運転35点

一時停止や信号無視も繰り返せば点数が累積する

一時停止違反や信号無視はいずれも2点です。1回の違反だけを見ると免停基準には達しませんが、短期間に繰り返せば点数は累積します。

日常的な運転で起こりやすい違反だからこそ、標識や信号を確認し、基本的な交通ルールを守る必要があります。

運転中のスマートフォン使用は3点または6点

携帯電話使用等(保持)は3点、交通の危険を生じさせた場合は6点です。

運転中に画面を見たり、手に持って通話したりする行為は違反となります。交通の危険を生じさせた場合は6点となるため、前歴がない場合でも免停の基準に達します。

ナビ操作や着信確認は停車中に行いましょう。

飲酒運転は一度で免許取り消しになる場合も

酒気帯び運転は、呼気中アルコール濃度0.15mg/L以上0.25mg/L未満で13点、0.25mg/L以上で25点です。酒酔い運転は35点です。一度の違反で免許取り消しの基準に達する場合があります。

飲酒後は運転せず、公共交通機関や代行運転を利用しましょう。

運転免許の点数制度でよくある疑問

ゴールド免許は何点で失われる?

ゴールド免許は、「何点になったら失われる」という仕組みではありません。一定期間の違反歴などによって免許証の区分が決まります。

そのため、軽微な違反であっても、次回更新時の免許証の区分に影響する場合があります。

違反者講習を受ければ点数は消える?

違反者講習は一定の条件を満たした人が対象となり、受講すると行政処分は行われず、講習の対象となった軽微な違反行為等の点数は、その後の累積点数の計算に加算されません。一方、停止処分者講習は、受講によって停止期間が短縮される制度です。

点数がその後の違反と累積されるかどうかは、無事故・無違反の期間など、それぞれの条件によって決まります。

家族の点数を確認することはできる?

累積点数は個人情報のため、家族であっても本人の同意なく自由に確認することはできません。

確認が必要な場合は、本人が累積点数等証明書を取得します。

運転免許の点数制度まとめ

運転免許の点数制度は減点方式ではなく、交通違反や事故に応じて点数が加算される仕組みです。

現在の累積点数を正確に知りたい場合は、自動車安全運転センターの「累積点数等証明書」で確認できます。前歴がない場合は6点から免停、15点以上で免許取り消しとなり、前歴がある場合はより少ない点数から処分の対象となります。

また、一定期間無事故・無違反であれば、それ以前の点数がその後の違反点数に累積されなくなる場合があります。自分の累積点数や前歴を把握し、処分基準を正しく理解しておきましょう。

この記事の監修者

渡辺圭史(わたなべ・けいし)|編集者・アウトドアライター

キャンピングカー専門誌の編集長を経て、現在はキャンピングカー、車中泊、クルマ旅を中心に、専門誌やウェブメディアの記事制作に携わる。取材・執筆に加え、企画立案、構成、編集、校正、コンテンツ監修まで幅広く手がけている。自身も車中泊仕様の軽バンで各地を巡り、現場で得た経験と編集者としての視点を生かして情報を発信。本記事では、専門分野の知見に基づいて内容と表現を確認している。

CAM-CAR | キャンカー編集部

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