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2026.06.03

運転免許証を紛失したら?再交付の手順と注意点を解説

最終更新日: 2026.06.03

財布を開けたら免許証がない——その瞬間、「運転してもよいのか?」「悪用されないか」「どこで再発行(再交付)できるのか」という不安が一気に押し寄せてきます。

免許証を紛失した場合、まずおこなうべきは警察への遺失届の提出です。その後、免許センターや警察署で再交付手続きを進めることで、最短即日で新しい免許証を受け取れます。

悪用されるリスクへの対処法や、マイナ免許証を紛失した場合の特有の手順も含め、紛失から手元に免許証が戻るまでの流れをまとめています。

免許証を紛失した時に何をすべきか

免許証が見当たらないと気付いたら、最初にすることは警察への届け出です。紛失なら遺失届、盗難の可能性があるなら盗難届を出しましょう。

最寄りの警察署または交番へ出向き、いつ・どこで紛失したかを伝えてください。届け出ることで、拾得物として発見された際に連絡を受けられるほか、悪用対策の記録にもなります。

なお、免許証はカード1枚に氏名・住所・生年月日が揃った身分証明書です。第三者に悪用され、ローンやクレジットカードの不正契約に使われるリスクがゼロではありません。

遺失届や盗難届とあわせて、信用情報機関の本人申告制度の利用も検討しましょう。CICやJICCでは、運転免許証などの本人確認書類を紛失・盗難した事実を信用情報に登録できます。

これにより、加盟会社で新たな契約審査をする際、本人確認をより慎重におこなうようになります。すでに不審な契約がないか心配な場合は、各信用情報機関で信用情報の開示請求をおこない、登録内容を確認することも可能です。

紛失したまま運転しても大丈夫か

免許証を持たずに車を運転した場合、免許そのものは有効でも「運転免許証不携帯」として道路交通法第95条に違反します。

免許自体が有効期間内であれば、無免許運転にはなりませんが、取り締まりを受けた場合には罰則があります。

区分反則金違反点数
免許証不携帯3,000円0点
無免許運転(参考)3年以下の拘禁刑・50万円以下の罰金25点

反則金が3,000円と軽微に見えますが、「違反なし=問題なし」とはいえません。遺失届を提出していたとしても、それは「紛失を届け出た」という事実に過ぎず、再交付が完了するまでは携帯義務を果たせていない状態が続きます。

また、運送業や介護職など車の運転が業務に直結する職種では、会社への報告や社内規定上の扱いに注意が必要です。

再交付の手続きは、運転免許センターか警察署でおこないます。運転免許センターでは即日交付もありますが、警察署での手続きは後日交付になる場合もありますので、届け出と合わせて早めに手続きを進めましょう。

免許証の再交付手続きの流れと必要なもの

紛失に気付いたら、できるだけ早く再交付の手続きを進めましょう。必要な書類や手続き場所を事前に把握しておくと、当日の流れがスムーズです。

再交付できる場所と日数の目安

免許証の再交付(再交付)は、居住地を管轄する公安委員会の窓口で申請します。

多くの都道府県では運転免許センター(試験場)が主な窓口ですが、一部の都道府県では警察署の交通課でも受け付けています。手続き場所は都道府県によって異なるため、事前に各都道府県警察の公式サイトで確認してください。

即日発行を希望する場合は、運転免許センターへ直接出向くのが基本です。多くの都道府県では、センターに申請すればその日のうちに新しい免許証を受け取れます。なお、土日は受付をしていないケースも多いため、注意してください。

手続きにかかる日数は、センターで手続きする場合は即日、警察署経由の場合は1~3週間程度が目安です。ただし都道府県によって異なるため、事前に各都道府県の警察本部公式サイトで確認してください。

なお、再交付は、免許証に記載された住所地を管轄する都道府県でおこなうのが原則です。遺失届はどこでも出すことができますが、手続きは居住地の管轄センターでおこなう必要があります。

手続きに必要な書類と費用

申請時には以下の書類を用意してください。

  • 運転免許証再交付申請書(窓口で入手)
  • 運転免許証紛失・盗難てん末書(窓口で入手)
  • 申請用写真 1枚(運転免許センターは不要な場合あり)
  • 本人確認書類(健康保険証・マイナンバーカードなど)
  • 住民票(住所・氏名・本籍の変更を同時におこなう場合)

再交付申請書と顛末書は現地でもらえるため、持参する必要はありません。申請用写真は証明写真機で当日撮影することも可能です。

通常の運転免許証の再交付手数料は2,600円が目安です。マイナ免許証との2枚持ちなど、保有形態によって金額が変わる場合があります。

再交付の手順ステップ

ステップ1:遺失届を提出する 警察署または交番で遺失届を提出します。

ステップ2:申請書類を記入する 運転免許センターまたは警察署の交通課の窓口で、再交付申請書と顛末書を受け取り、その場で記入します。

ステップ3:書類と手数料を提出する 記入済みの申請書類・本人確認書類・申請用写真・手数料を窓口に提出します。

ステップ4:写真撮影・受け取り センターで手続きした場合は、その場で顔写真を撮影し、当日中に新しい免許証を受け取れます。警察署で受け付ける地域では後日交付となる場合があります。受け取り場所や方法は各都道府県警察でご確認ください。

マイナ免許証を紛失した場合の対応

マイナ免許証はマイナンバーカードに免許情報を記録したものです。紛失した際は、通常の免許証とは異なる対応が必要になります。

マイナンバーカードの機能を一時停止する

最初にすることは、マイナンバーカード自体の機能停止です。カードには暗証番号などによる保護がありますが、悪用防止の観点から紛失に気付いた時点で早めに手続きをとることが重要です。

気付いた時点ですぐに、マイナンバー総合フリーダイヤル(0120-95-0178)に電話して一時停止を申請してください。24時間365日対応しています。

屋外で紛失の際は、一時停止とあわせて警察へ遺失届を出しましょう。

再交付後に免許情報を再記録する

マイナンバーカードを再交付しただけでは、マイナ免許証としては利用できません。

引き続きマイナ免許証を使う場合は、再交付されたマイナンバーカードを持参し、住所地の運転免許センターや一部の警察署などで免許情報の記録を受ける必要があります。

なお、マイナ免許証のみを保有している人が、カードの再交付を待たずに運転したい場合は、住所地の運転免許センターなどで従来の運転免許証の交付を受ける方法があります。

手続きできる場所や受付時間は都道府県によって異なるため、事前に各都道府県警察の公式サイトで確認しましょう。

免許証紛失に関するよくある疑問

再交付後の番号変更やゴールド免許への影響など、手続きを終えたあとも気になる疑問をまとめて解説します。

Q.再交付すると免許証番号は変わる?

免許証番号の主要部分は再交付後も基本的に変わりませんが、末尾の数字(再交付の回数を示す部分)は変わります。

Q.ゴールド免許への影響はある?

紛失による再交付で優良区分が変わることはありません。再交付後も違反がなければ、次の更新時にゴールドのまま継続できます。免許の色はあくまで違反歴をもとに判定されるため、紛失自体は影響しない点は知っておいて損はないでしょう。

Q.更新期間中に紛失した場合の手続きはどうすればよい?

更新期間中に免許証を紛失した場合、再交付と更新の手続きを同じ窓口で同時におこなえる都道府県が多くあります。

持参するものは通常の再交付に必要な書類に加え、更新連絡書(ハガキ)も必要です。対応は都道府県によって異なるため、事前に管轄の運転免許センターへ確認しておくと安心です。

Q.紛失した免許証が後から見つかった場合どうすればいい?

すでに再交付を済ませたあとで古い免許証が見つかった場合、その免許証はすでに無効となっています。そのまま手元に置いておくことは認められていないため、速やかに最寄りの警察署または運転免許センターへ返納してください。

一方、再交付の手続きをする前に見つかった場合は、遺失届を提出した警察署や交番に見つかった事を連絡し指示を仰ぐようにしましょう。

紛失しないための保管・管理のコツ

基本となるのが、財布や鞄のなかで免許証の定位置を決めておくことです。決まった場所に戻す習慣がつくと、紛失したときでも早めに気付くことができます。

アイテムを活用するならGPSを活用したスマートトラッカーが便利です。AirTagなどをカード入れに取り付けておけば、スマートフォンから現在地を確認できます。一定距離を離れるとスマートフォンに通知が届くタイプを選べばより安心です。

マイナンバーカードを免許証として使える「マイナ免許証」を選ぶ人も増えていますが、従来の免許証と両方発行しておくと、どちらかを紛失しても運転を続けられます。

ただし同じ財布に入れるなどはせず、保管場所は分けておくことが前提です。

万一の再交付に備えて、免許証をスマートフォンで撮影し保存しておくのも有効です。免許証番号・有効期限・交付年月日をすぐ確認できるため、手続きがスムーズになります。保存先はパスワード管理アプリや端末のロック付き領域など、セキュリティを考慮した場所を選んでください。

再交付の手続き自体はさほど難しくありませんが、紛失に気付いてから完了するまでの間は何かと不便が続きます。日頃の習慣でそのリスクを小さくしておくことが、結果的に時間とお金の節約につながります。

まとめ:運転免許証を落ち着いて届け出を

免許証を紛失したら、落ち着いて2つの手続きを済ませましょう。

まず最寄りの警察署・交番に遺失届を出し、次に運転免許センターで再発行申請をおこなう。この順番を押さえておけば、あとは窓口の案内に従うだけで手続きは完結。運転免許センターであれば、即日で新しい免許証を受け取れる可能性もあります。

紛失時の対応は時間がたつほどリスクが増えていきます。免許証が無いことに気付いたら、すぐに対応することが重要です。

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