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2026.01.23

標識のない白線で一時停止は必要?基本ルールと判断のポイント

最終更新日: 2026.01.23

標識がなく、白線だけが引かれている交差点——「ここは止まるべきなのか?」と迷ったことはありませんか。

白線だけが引かれている場所は、一時停止の義務はないものの、状況次第では徐行や停止をする必要があり、判断に迷いやすいポイントです。

この記事では、白線のみの場合の基本的な考え方に加え、止まらずに進んだ結果、違反と判断されてしまうケースについて整理して解説します。

標識がない白線だけの場所で「一時停止」は必要か

前提として、ここで解説する「白線」と、いわゆる「停止線」は別のものです。

「止まれ」の標識や信号機とセットで設けられるのが停止線で、こちらは必ず停止する必要があります。

一方、白線だけが引かれている場所では、原則として一時停止の義務はありません。

そのため、この白線を止まらずに進んだとしても、違反を取られるケースは多くないのが実情です。

ただし、この白線が何の意味もなく引かれているわけではありません。

多くは、運転者に注意を促す目的で、次のような場所に設けられています。

  • 左右の見通しが悪い
  • 幅の狭い道路同士の合流で優先道路が分かりにくい
  • 住宅街などで、車・自転車・歩行者の動きが交錯しやすい
  • 減速や一時的な停止を前提に、車の動きを区切りたい

こうしたところでは、法令上の停止義務が明確に定められていない場合でも、状況に応じて減速や停止が求められることがあります。

原則として違反にならないとはいえ、白線を完全に無視して進んでよい、という意味ではないことは押さえておきましょう。

一時停止が必要になる白線と停止位置

標識の無い場所の白線に一時停止の義務はありませんが、白線の置かれている場所によっては、停止すべき場面もあります。

また、止まる場合も位置や動きが曖昧だと、周囲に誤解を与え、別の危険を招いてしまいます。

ここでは、白線で停止すべき状況や停止する際の位置、注意点について解説します。

止まることを考えるべき白線とは

止まるかどうか判断する際のポイントは、道路の状況と白線の位置関係です。

交差部や合流部の直前など、進行方向に対して横向きに引かれている白線は、減速や進み方に注意を向けさせる意図で設けられています。

また、道路の優先関係が直感的に分かりにくい場所では、白線によって「この先は状況をよく確認してほしい」というサインが示されている場合もあります。

こうした白線が見えたときは、そのまま流れで進むのではなく、何か注意すべき点があると考え行動することが大切です。

白線で止まる場合の停止位置

白線がある場所で一時停止をする場合は、どこで止まったかも重要なポイントになります。

基本は、白線の直前で一度しっかり止まることです。白線を越えてから止まると、周囲からは安全確認が不十分に見えてしまうことがあります。

たとえば、見通しの悪い交差点で、見やすい位置まで進んでから初めて止まる動きは、適切とは言えません。

こうした場面では、まず白線の手前でいったん停止し、そのうえで必要に応じて少しずつ前に出て確認する流れが、安全面でも自然な対応です。

止まったつもりでも誤解を与えやすい例

白線の前で止まったつもりでも、周囲からは停止していないと受け取られることがあります。

とくに、次のような動きは一時停止として不十分と見られやすいポイントです。

・減速しただけで、車が完全に止まっていない

・停止時間が短く、すぐに動き出している

・左右を確認しながら進み、停止が曖昧になっている

白線で止まる場合は、車の動きを一度はっきり止めることが重要です。

停止が曖昧だと、違反と判断される可能性があるだけでなく、歩行者や他の車に意図が伝わりにくくなります。止まると判断した場面では、いったん確実に停止し、周囲を確認したうえで進み出す。

この一連の動きを意識することで、誤解や不要なトラブルを避けやすくなります。

白線のみの一時停止が違反になるケース

標識がない白線だけの場所では、原則として一時停止は義務づけられておりません。

そのため、白線で止まらず進んだ場合でも、それだけで違反をとられることはないのです。

ただし、結果として危険を生んだ場合や、運転内容が不適切だったと判断された場合には、別の違反として扱われることがあります。

代表的なものとして、次のようなケースがあげられます。

・止まらずに進み、歩行者や自転車に進路を譲らせてしまった

・交差点や合流部で、他車に急ブレーキや回避行動を取らせた

・見通しが悪い場所にもかかわらず、十分に減速せずに進入した

・注意を促す意図で引かれた白線を無視し、そのまま通過した

これらはいずれも、事故の危険性がある運転内容と判断されやすい例です。

もし、「安全運転義務違反」と判断された場合、普通車では反則点数2点、反則金9,000円が科されることがあります。

白線のある場所では、停止したかどうかではなく、危険な状況を生み出していないかが厳しく見られることを理解しておきましょう。

まとめ|白線は安全運転のチェックポイント

標識がない白線だけの場所に、一時停止の義務はありません。

しかし、この白線は「無視してよい線」ではないのです。

多くの場合、安全確認や注意を促すために設けられており、運転時の判断を助ける役割を持っています。

白線を意識せずに進んだ結果、危険を生じさせたり、安全確認が不十分だったと判断された場合には、別の違反として扱われることもあります。

問題になるのは、止まったかどうかではなく、その場の状況に対して安全な運転ができていたかどうか。

標識のない白線は「安全に走るためのヒント」ととらえることが大切です。

正しい知識と心のゆとりを持ち、安全で楽しいカーライフを作っていきましょう。

CAM-CAR | キャンカー編集部

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