CAMPINGCAR LIFE

2025.10.31

【激レア車も展示】キャンピングカーゾーンがすごかった|JAPAN MOBILITY SHOW 2025レポート

最終更新日: 2025.10.31

日本最大級のモビリティイベント「JAPAN MOBILITY SHOW 2025」が東京ビッグサイトで開催されました。
各メーカーの次世代モビリティが並ぶなか、異彩を放っていたのが「キャンピングカーゾーン by JRVA」
キャンピングカーが約40台展示され、普段のキャンピングカーショーでは見ることができない車両やこのイベントで初披露の車両も見ることができます。
本記事では、プレスデー取材で見た最新の展示内容をお届けします。

激レア車も展示された「キャンピングカーゾーン by JRVA」

東京ビッグサイト東8ホール全面を使用した「キャンピングカーゾーン by JRVA」約40台展示されていました。

展示されていた激レアなキャンピングカー

最新・人気のキャンピングカーはもちろんのこと、モビリティショーでお披露目されたり、滅多にお目にかかれないキャンピングカーも展示されていました。

約30年前のキャンピングカー

約30年前に製造された「ロデオキャンピングカー」は、日本のキャンピングカーの祖ともいえる歴史的な車種です。
展示されていた車両は、長年放置されていたものを丁寧に修復・復元したもの。
車内には、修復過程を記録した写真資料も展示されており、往年のキャンピングカーファンにはたまらない内容となっています。

復元前の写真

外から丸見え|スケルトン車両

ボーダーバンクス

ナッツRVの人気モデル「ボーダーバンクス」「クレア」「ジョリビー」などが、外から内装をそのまま見ることができるスケルトン仕様で展示されました。
車内構造や断熱材の配置、家具の作り込みまで確認できる展示は、キャンピングカーの魅力をより直感的に感じられる新しい取り組みです。
もちろん、気になる方は実際に中へ入って体験することも可能でした。

大人気コンテンツとのコラボキャンピングカー

DA VINCI 6.0〈STAR WARS〉EDITION(トイファクトリー)

さまざまなディズニーコンテンツとコラボしてきたトイファクトリーから、「スター・ウォーズ」とのコラボモデルが本イベントで初披露されました。
スター・ウォーズ専門家の監修を受けて製作されたこの車両は、細部にまでこだわり抜かれており、ファンにはたまらない仕掛けが随所に施されています。

日本RV協会 プレスブリーフィングも開催

プレスデー当日は、日本RV協会によるプレスブリーフィングも実施されました。
「キャンピングカーの現状と活用法」と題した講演の中で、日本におけるキャンピングカー文化の歩みと今後の可能性について丁寧に解説されました。

日本で最初のキャンピングカーは1958年に登場し、現在では軽キャンパーやトレーラーなど、多様なタイプが存在しています。利用目的としては「観光」が最も多く、次いで「ペットとの旅行」や「家族のふれあい」が続きます。近年では災害時の避難利用やワーケーションなど、レジャー以外での活用も広がっています。

国内の保有台数は約16万5千台に達し、20年前の約3倍に増加。市場は拡大を続けており、特に高齢層の「アクティブシニア」による需要が期待されています。一方で、キャンプ場やRVパークなどのインフラ整備が欧米に比べて遅れていることが課題として挙げられました。日本RV協会では、2030年までに年間生産3万台・保有台数30万台を目標に、RVパークの拡充や自治体との災害協定の推進を進めています。

最後に、荒木会長は「キャンピングカーという“モノ”ではなく、そこから生まれる“こと”を提供していきたい」と述べ、人生をより豊かにするライフスタイルとしてのキャンピングカーの魅力を訴えられました。

CAM-CAR | キャンカー編集部