CAMPINGCAR LIFE

2025.10.25

温泉を楽しむ|東北の大自然と四季を味わう人気スポット6選

最終更新日: 2025.10.25

四季折々に表情を変える東北地方は、旅をするたび新しい魅力に出会えるエリアです。

そんな東北で今注目を集めているのが、温泉で過ごす車中泊です。

広大な自然に包まれて迎える朝や、走り疲れたあとに浸かる温泉の心地よさは、他では味わえない特別な体験といえます。

この記事では、安全で快適に楽しめる車中泊スポットの選び方と、温泉と車中泊を同時に満喫できる東北のおすすめスポット6選を紹介します。

東北ならではの魅力!温泉と車中泊で味わう特別な旅

東北 車中泊 温泉

山々から立ちのぼる湯けむり、渓流沿いに佇む秘湯、広い空の下に続く一本道——東北には、旅人を惹きつける風景が数え切れないほどあります。

そんな自然の中を自由に巡り、自分のペースで滞在できるのが車中泊旅の魅力です。

立ち寄る先々で温泉に浸かれば、その土地ごとの泉質や景観の違いが旅をさらに豊かにしてくれます。春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪見風呂と、四季がくっきりと感じられるのも東北ならでは。

どの季節に訪れても、心と身体を癒やしてくれる特別な時間が待っています。

東北地方で温泉付き車中泊を楽しむための4つのポイント

東北で温泉と車中泊を快適に楽しむには、出発前の準備が欠かせません。

行き当たりばったりの旅も魅力的ですが、事前に確認を怠ると「温泉の最終受付に間に合わなかった」「車中泊禁止の場所だった」などのトラブルにつながることもあります。

特に東北では、山間部や雪深い地域など環境が大きく異なるため、気候や設備を含めた下調べが大切です。

ここでは、旅をより安心で快適に楽しむためにチェックしておきたい4つのポイントを紹介します。

最終受付時間とアメニティの有無を知っておく

温泉を目的にした車中泊では、入浴できる時間とアメニティの確認が重要です。

営業時間だけを見ていると、最終受付を過ぎて入れない場合も。多くの施設では営業終了の30分〜1時間前を最終受付としているため、余裕を持った到着を心がけましょう。

また、東北の温泉は場所によってアメニティの用意が様々。特に秘湯のような場所ではタオルやシャンプーなどが備えられていないケースも珍しくありません。

公式サイトや口コミで「最終受付時間」や「持参が必要なアメニティ」を事前に調べておくことで、ゆったりと温泉を満喫できるはずです。

車中泊可能な場所を選ぶ

温泉が併設されている施設でも、すべてが車中泊を許可しているわけではありません。

特に道の駅は「仮眠利用のみ可」が基本ルールのため、宿泊を禁止している場所も多くあります。トラブルを避けるためには、事前に「車中泊OK」と明記された場所やRVパークなどを選ぶことが大切です。

RVパークなどは予約制のところも多いので、宿泊先は可能な限り事前に決めたうえで旅を始めましょう。

周辺環境や安全性をチェックする

温泉でリラックスしたあとは、安心して休める環境を整えることが大切です。

人通りが少なく街灯のない場所は防犯面で不安が残り、交通量の多い道路沿いでは騒音で眠れないこともあります。

宿泊地を選ぶ際は、安全性と快適さの両方を意識しましょう。

特に次のような点を確認しておくと安心です。

  • 夜間でも明るく、清潔なトイレが近くにあるか
  • 駐車スペースが平坦で、アイドリング音や騒音が少ないか
  • 売店や飲食施設が近くにあり、食事や買い物に困らないか
  • 車中泊マナーやルールが明確に示されているか
  • 口コミで「治安がよい」「静かで過ごしやすい」と評価されているか

こうした条件を満たす場所を選べば、温泉の余韻を感じながら心地よい夜を過ごせるでしょう。

冬季の寒さ・積雪への備えをしておく

東北の冬は厳しく、寒さ対策を怠ると快適な車中泊が一気に過酷になります。特に山間部では夜間の冷え込みが強く、マイナス気温になることも珍しくありません。

スタッドレスタイヤはもちろんのこと、暖をとるための準備や冬ならではの注意点は必ず確認しておきましょう。

東北で温泉と車中泊を同時に楽しめるおすすめスポット6選

東北には、温泉と車中泊を同時に楽しめる魅力的なスポットが数多くあります。

豊かな自然に囲まれた絶景ロケーションや、設備の整ったRVパーク、アクセスのよい道の駅など、それぞれに個性があり、旅の拠点として最適です。

ここでは、快適さと温泉の魅力を両立できる人気の6スポットを紹介します。


青森県|RVパーク ポニー温泉

RVパーク ポニー温泉

青森県十和田市にある「RVパーク ポニー温泉」は、天然温泉と車中泊を同時に楽しめる人気スポットです。

国道4号からのアクセスも良く、市街地に近いながらも静かに過ごせる環境が魅力。

自家源泉のかけ流し温泉は、肌あたりの柔らかい弱アルカリ性で湯冷めしにくく、旅の疲れをじっくり癒やしてくれます。大浴場のほかに露天風呂やサウナも備えられ、宿泊利用者は24時間入浴可能。

清潔な設備とリーズナブルな料金で、東北旅の拠点としておすすめです。

施設情報まとめ

岩手県|道の駅 雫石あねっこ(虹色パーク)

道の駅 雫石あねっこ(虹色パーク)

岩手県雫石町にある「道の駅 雫石あねっこ」は、敷地内に日帰り温泉施設「あねっこ」が併設され、温泉利用と車中泊が可能なスポットです。

隣接するオートキャンプ場「虹色パーク」には車の乗り入れ可能なオートサイトが整備されており、川沿いの自然豊かな景観や整備された芝生サイトが特に人気です。

道の駅では地元のグルメやお土産、ハーブ園も楽しむことが可能。

夜は静かに過ごし、翌朝は温泉で目覚める、東北旅ならではの贅沢を味わえる施設です。

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秋田県|RVパーク ユーランド

RVパーク ユーランド

秋田市郊外にある「RVパーク ユーランド」は、温泉と本格サウナが楽しめる温泉複合施設です。

温泉は天然鉱石とこだわりの水「FCCウォーター」を使用した手作り温泉が特徴。大浴場や露天風呂のほか、オートロウリュが可能なサウナや水風呂、外気浴スペースも完備しており、“ととのう”体験を求めて県内外から多くの人が訪れます。

館内には秋田名物のきりたんぽ鍋を味わえる食事処や休憩スペースもあり、入浴後ものんびり過ごせます。観光・グルメ・癒しを一度に満喫できる、秋田を代表するリフレッシュスポットです。

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山形県|RVパークライト MSBぴかぴかパークTwo

RVパークライト MSBぴかぴかパークTwo

山形県上山市のかみのやま温泉街にある「RVパークライト MSBぴかぴかパークTwo」は、温泉街の情緒と静かな滞在を両立できるスポットです。

徒歩圏内には共同浴場「下大湯共同浴場」や老舗旅館の露天風呂があり、湯めぐりを楽しめるのが魅力。電源付きの区画サイトは見晴らしのよい高台にあり、夜には温泉街の灯りと星空を望む贅沢なひとときを過ごせます。

春は桜、秋は紅葉と、四季折々の景色が美しく、観光地の喧騒から少し離れてのんびり滞在したい人にもぴったりのロケーションです。

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宮城県|RVパーク 陣中 牛タンファクトリーガーデン

RVパーク 陣中 牛タンファクトリーガーデン

仙台市から車で約30分、名取市閖上(ゆりあげ)にある「RVパーク 陣中 牛タンファクトリーガーデン」は、牛タン専門店が運営するユニークな車中泊スポットです。

敷地内には炭火焼きスペースが設けられ、看板商品の牛タンをその場で味わうことが可能。

日曜・祝日には隣接する「ゆりあげ港朝市」で新鮮な海の幸を堪能でき、前夜から滞在すれば朝市の活気を一番に楽しめます。夜は港町ならではの静けさに包まれ、海風とともに心地よい時間を過ごせます。

車で数分の場所には「名取ゆりあげ温泉 輪りんの宿」があり、太平洋を望む開放的な露天風呂が人気です。塩分を含む湯が身体を芯から温め、旅の疲れをゆっくり癒やしてくれます。

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福島県|道の駅 きらら289

道の駅 きらら289

南会津の山あいに佇む「道の駅 きらら289」は、源泉かけ流し温泉と自然豊かな環境が魅力の人気スポットです。四季折々の山々に囲まれ、昼は緑や紅葉、夜は満天の星空を楽しめる静かなロケーション。

併設の「温泉保養館 きらら289」では、ナトリウム-塩化物泉の湯を源泉かけ流しで堪能でき、露天風呂やドライサウナも備えています。とろりとした湯ざわりが心地よく、湯上がり後もポカポカと温かさが続きます。

道の駅裏手にはRVパークエリアが整備されており、電源付きの区画で快適な車中泊が可能。夜は空気が澄みわたり、星空観賞を楽しむ旅人も多く見られます。

地元特産品を扱う直売所も併設されており、山菜や地酒など南会津ならではの味覚も満喫できます。

施設情報まとめ

まとめ|東北の温泉付き車中泊で心も身体もリフレッシュしよう

東北には、広大な自然とともにその土地ならではの温泉文化が息づいています。

静かな山あいで湯けむりに包まれるひとときや、港町の朝市で味わう新鮮な海の幸など、車中泊だからこそ体験できる特別な時間があります。

四季折々に姿を変える東北の風景は、同じ場所でも訪れるたびに新しい発見をくれます。春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色――。どの季節も温泉と相性抜群です。

次の休日は、ぜひお気に入りの温泉付きスポットを目指して出発してみてください。

湯けむりと星空に包まれながら、心も身体も癒やされる東北の旅が待っています。

CAM-CAR | キャンカー編集部