軽キャンピングカーの維持費を徹底解説！年間のコストや節約方法も紹介

最終更新日: 2025.02.27

近年、軽キャンピングカーの人気が高まっています。維持費が比較的安く、普段使いしやすいことから、ソロキャンプや夫婦での旅行に最適です。しかし、実際に軽キャンピングカーを所有した場合、どのような維持費がかかるのか気になる方も多いのではないでしょうか？

本記事では、軽キャンピングカーの維持費について詳しく解説し、年間のコストや節約方法も紹介します。

軽キャンピングカーの主な維持費

軽キャンピングカーの維持費は、大きく以下の項目に分かれます。

• 車両税（自動車税）
• 車検費用
• 自動車保険（任意保険・自賠責保険）
• 燃料費
• メンテナンス費用（オイル交換・タイヤ交換など）
• 駐車場代

各費用の詳細

車両税（自動車税）

軽自動車は普通車より安いのが魅力的ですが、軽キャンピングカーはさらに安めに設定されています。モデルによっては貨物（4ナンバー）に登録される場合もあるため、ビルダーに確認しておきましょう。

• 乗用（5ナンバー）：1万800円程度
• 貨物（4ナンバー）：5,000円程度
• キャンピングカー（8ナンバー）登録の場合：年間5,000円程度

車検費用

車検は、車を安全に運行するために必要な検査であり、軽キャンピングカーの場合も2年ごとに受ける必要があります。

• 車検基本料金：30,000円〜50,000円
• 法定費用（重量税・自賠責保険など）：30,000円〜40,000円
• 合計：60,000円〜90,000円程度（2年ごと）

自動車保険（任意保険・自賠責保険）

任意保険は加入必須ではありませんが、万が一の事故に備えて加入することが一般的です。

• 自賠責保険：11,290円
• 任意保険：車両保険を含むと年間20,000円〜100,000円（プランによる）

軽自動車の自賠責保険料は2年契約で17,540円ですが、8ナンバーになると11,290円です。8ナンバーになることで、約6,000円も安くなります。また、キャンピングカーの任意保険は入りにくい傾向があります。計キャンピングカーによくある8ナンバーの車両が特殊なため、保険会社が個別に保険料を算出する必要があるからです。キャンピングカーの取り扱いが多い保険会社に相談してみることをオススメします。

燃料費

軽キャンピングカーは軽自動車がベースのため、比較的燃費が良いですが、キャンピング仕様になることで車重が増え、燃費が悪化する場合もあります。

• 平均燃費：10km/L〜15km/L
• 年間走行距離：5,000km〜10,000km（個人差あり）
• ガソリン価格：160円/L（仮定）
• 年間燃料費：50,000円〜160,000円

メンテナンス費用

定期的なオイル交換、タイヤ交換、バッテリー交換は普通車同様必要になります。

• オイル交換（年2回）：5,000円×2＝10,000円
• タイヤ交換（3年に1回程度）：30,000円
• バッテリー交換（3〜5年に1回）：10,000円〜20,000円
• 合計：年間約20,000円〜50,000円

駐車場代

• 都市部：月額10,000円〜20,000円（年間120,000円〜240,000円）
• 地方：月額3,000円〜5,000円（年間36,000円〜60,000円）

軽キャンピングカーの年間維持費の目安

これまで紹介した項目を合計すると、軽キャンピングカーの年間維持費は以下のようになります。

項目	費用の目安（年間）
車両税	5,000円程度
車検（2年ごと）	30,000円〜45,000円
自賠責保険	11,290円
任意保険	30,000円〜100,000円
燃料費	50,000円〜160,000円
メンテナンス費	20,000円〜50,000円
駐車場代	36,000円〜240,000円
合計	191,000円〜630,000円

年間維持費の合計は約20万円〜60万円と、使用状況や地域によって大きく変動します。

軽キャンピングカーの維持費を抑える方法

維持費を少しでも抑えたい方のために、いくつかの節約方法を紹介します。

燃料費を節約する

• エコ運転を心がける（急加速・急ブレーキを避ける）
• タイヤの空気圧を適正に保つ
• 不必要な荷物を減らし、軽量化する

保険料を見直す

• ダイレクト型保険を利用する（代理店型より安い）
• 年間走行距離に応じたプランを選ぶ
• 車両保険を必要最小限にする

メンテナンス費用を抑える

• 自分でできる整備はDIYする（オイル交換など）
• 安価な部品を利用する（中古パーツなど）
• 複数の整備工場で見積もりを取る

まとめ

軽キャンピングカーの年間維持費は、約20万円〜60万円の範囲で変動します。都市部では駐車場代が高くなるため、特に注意が必要です。燃料費や保険料を見直し、メンテナンスを工夫することで、維持費を抑えることも可能です。

軽キャンピングカーは維持費を抑えつつ、自由な旅を楽しめる魅力的な選択肢です。購入を検討している方は、維持費の試算をしっかり行い、自分に合ったプランを見つけましょう！