2026.08.29
免許更新は誕生日後の方がいい?前後での手続きの違いと料金を解説
最終更新日: 2026.09.04
免許更新の時期が近づいてきて「誕生日の前と後、どちらで手続きした方がお得なの?」「早く行くと有効期限が短くなって損しない?」と気になっていませんか。
結論からお伝えすると、免許更新は誕生日前と後どちらで手続きしても、次回の有効期限は変わりません。混雑や予約状況を優先して、都合のよい日を選んで大丈夫です。
一方、誕生日の前後を意識した方がよいのは免許取得時です。誕生日後に取得すると有効期限が最大で約10ヵ月長くなるため、初回免許はタイミングを検討する価値があります。
なお、免許更新は原則として誕生日の1ヵ月後まで受け付けられているため、「気づいたら誕生日を過ぎていた」という場合でも慌てる必要はありません。ただし免許証に記載された有効期限を過ぎると失効扱いとなり、通常の更新ではなく再取得手続きが必要になります。
本記事では、更新のベストタイミング、有効期限の仕組み、失効した場合の手続きや現在の手数料までを順に整理します。
免許更新は誕生日後の方がいい?

結論からお伝えすると、 免許の更新は誕生日の前でも後でも差はないので、都合の良い日時を選んでもらえれば問題ありません。
誕生日前後で更新しても差がない理由
運転免許証の更新期間は、誕生日の前後1ヵ月(計2ヵ月間)です。
この期間内のいつ手続きを行っても、更新後の有効期限は「手続きを行った日」ではなく「更新年の誕生日」を基準に計算されます。そのため、誕生日の1ヵ月前に早めに更新しても、有効期限が1年分短くなるような心配は不要です。
反対に、誕生日後まで待っても期限が延びるわけではないため、混雑状況や仕事の予定に合わせて都合のよい日に手続きを進めましょう。
※なお、免許証に記載された有効期限の最終日が土曜日・日曜日・祝日・年末年始などに当たる場合は、原則として直後の平日まで期限が延長されます。
誕生日の前後を意識すべきなのは「免許取得時」
誕生日の前後を意識した方がよいのは、免許更新ではなく「初めて免許を取得するとき(新規取得時)」です。
新規取得の場合、1回目の有効期限が「取得後、3回目の誕生日を迎えてから1ヵ月後」と定められているため、誕生日の直前に取得するか直後に取得するかで、最初の有効期限の長さに最大で約1年(約10〜11ヵ月)の差が生じます。
【具体例】4月1日生まれの人が免許を取得する場合
| 誕生日の1ヵ月前に取得 | 誕生日の1ヵ月後に取得 | |
| 免許取得日 | 2025年3月1日 | 2025年5月1日 |
| 1回目の誕生日 | 2025年4月1日 | 2026年4月1日 |
| 2回目の誕生日 | 2026年4月1日 | 2027年4月1日 |
| 3回目の誕生日(初回更新時期) | 2027年4月1日 | 2028年4月1日 |
| 最初の運転免許の有効期限 | 約2年1ヵ月 | 約2年11ヵ月 |
誕生日の1ヵ月前に取得した場合、取得してわずか1ヵ月後に「1回目の誕生日」を迎えるため、有効期限は約3年1ヵ月となります。
逆に誕生日の1ヵ月後に取得した場合、1回目の誕生日を迎えるまでに約11ヵ月あるため、有効期限は約3年11ヵ月となります。
このように、新規取得の場合は誕生日を過ぎてから取得した方が、次の更新までの期間が長く余裕が持てます。
免許更新の期限を過ぎた場合は失効手続きが必要
免許証に記載された有効期限を過ぎると、運転免許は失効し、そのまま運転することはできません。
失効後は通常の免許更新ではなく再取得手続きとなり、期限を過ぎた期間や更新できなかった理由によって、試験免除の範囲が異なります。
免許失効後の手続きを解説します。
失効後は免許更新ではなく再取得手続きになる
更新期間内に手続きをせず、免許証に記載された有効期限を過ぎると、運転免許は失効します。
失効後に行うのは通常の更新ではなく、住所地を管轄する公安委員会への再取得申請です。運転免許センターなどで適性試験や所定の講習を受け、改めて免許を取得しなければなりません。
申請時には、失効した免許証や申請用写真、本籍が記載された住民票の写し、本人確認書類、手数料などが必要です。
また、失効してからの期間と理由によって、学科試験や技能試験が免除される範囲も変わります。
失効中に運転すると無免許運転になるため、手続きへ向かう際も自分で運転せず、公共交通機関などを利用しましょう。
やむを得ない理由がなく、失効後6ヵ月以内の場合
仕事が忙しかった、更新はがきを確認していなかった、予約を取れなかったなどの事情は、原則として「やむを得ない理由」には該当しません。
ただし、このような理由で免許を失効した場合でも、失効日から6ヵ月以内に再取得を申請すれば、技能試験と学科試験が免除されます。
試験が免除されても、以前の免許証をそのまま更新できるわけではありません。適性試験を受け、特定失効者を対象とした講習などを修了したうえで、新たに免許を取得する必要があります。
必要書類や手数料、受付場所は都道府県によって異なり、失効後6ヵ月を過ぎると救済措置の内容も変わるため、期限切れに気づいた時点で住所地の運転免許センターへ確認しましょう。
やむを得ない理由がなく、失効後6ヵ月超から1年以内の場合
やむを得ない理由がなく、失効日から6ヵ月を超えて1年以内の場合、以前の本免許をそのまま再取得することはできません。
ただし、大型・中型・準中型・普通自動車を運転できる免許については、仮免許試験の技能試験と学科試験が免除されます。適性試験に合格し、必要な手続きを行うことで、仮免許を取得できる制度です。
その後は、本免許を取得するために必要な運転練習を行い、学科試験や技能試験、所定の講習などを受けなければなりません。
この特例は二輪免許や大型特殊免許などには適用されないため注意が必要です。
やむを得ない理由があり、失効後3年以内の場合
海外旅行や災害、病気・けがなど、やむを得ない理由で免許を更新できなかった場合は、失効後の期間に応じて試験免除の特例を受けられます。
失効後6ヵ月を超えていても、3年以内であれば、やむを得ない事情が解消した日から1ヵ月以内に申請することで、技能試験と学科試験が免除されます。
申請時には、パスポートや診断書など、更新できなかった理由と期間を証明する書類が必要です。
失効から3年を過ぎると原則として試験免除を受けられないため、事情が解消したら早めに運転免許センターへ相談しましょう。
免許更新の場所・予約・必要な持ち物

免許更新を受けられる場所や予約方法は、住所地の都道府県や講習区分によって異なります。
必要な持ち物も、免許証の保有形態や年齢、住所変更の有無などによって変わるため、事前確認が欠かせません。
更新場所と予約方法、更新はがきがない場合の対応、当日に準備するものを順番に解説します。
更新場所と予約方法は都道府県によって異なる
免許更新は、住所地を管轄する運転免許センターや運転免許試験場、更新業務に対応している警察署などで手続きします。ただし、すべての施設で同じ手続きを受けられるわけではありません。
優良・一般・違反・初回などの講習区分や年齢によって、利用できる場所と受付時間が異なる場合があります。
事前予約の要否も全国共通ではなく、Webや電話による予約が必要な地域がある一方、予約なしで受け付けている施設もあります。
日曜日に更新できるかどうかも施設ごとに異なるため、休日に手続きを予定している方は注意が必要です。
更新はがきで講習区分を確認し、都道府県警察の公式サイトで更新場所、受付日時、予約方法を調べてから出かけましょう。
更新はがきを紛失・未着でも手続きできるか
更新はがきを紛失した場合や、更新期間に入っても届かない場合でも、免許更新の手続きは可能です。
はがきがないことを理由に更新期限が延長されるわけではないため、まずは免許証に記載された有効期限を確認しましょう。
ただし、更新はがきには、講習区分や更新場所、予約に必要な番号などが記載されています。
予約制を導入している地域では、はがきがないと通常の方法で予約できず、運転免許センターへの問い合わせや、指定された窓口での受付が必要になる場合があります。
はがきを再発行するかどうかも都道府県によって異なるため、住所地の警察公式サイトを確認してください。引っ越し後に住所変更をしていない方は、更新時に必要な書類も併せて確認しましょう。
免許証や眼鏡など当日の持ち物
更新当日は、現在保有している運転免許証またはマイナ免許証を持参します。従来の免許証とマイナ免許証を2枚持ちしている方は、原則として両方が必要です。
そのほか、手元にある場合は更新はがき、予約完了画面のQRコードや受付番号、更新手数料を準備しましょう。
運転時に眼鏡や補聴器を使用している方は、適性検査で必要になるため忘れずに持参してください。70歳以上の方は高齢者講習終了証明書、住所を変更する方は新住所を確認できる書類が必要です。
持参した写真で免許証を作成する場合や、外国籍の方が更新する場合なども追加書類を求められるため、更新はがきと都道府県警察の公式サイトを事前に確認しておきましょう。
【講習区分別】免許更新にかかる料金
2025年3月24日以降、免許更新に必要な費用は「更新手数料」と「講習手数料」の合計です。更新手数料は、更新後に保有する免許証の形態によって異なります。
| 更新後の保有形態 | 更新手数料 |
| 従来の運転免許証のみ | 2,850円 |
| マイナ免許証のみ | 2,100円 |
| 運転免許証とマイナ免許証の2枚持ち | 2,950円 |
会場で講習を受ける場合は、以下の講習手数料が加算されます。
| 講習区分 | 会場講習 | オンライン講習 |
| 優良運転者 | 500円 | 200円 |
| 一般運転者 | 800円 | 200円 |
| 違反運転者 | 1,400円 | 対象外 |
| 初回更新者 | 1,400円 | 対象外 |
オンライン講習を利用できるのは、マイナ免許証を保有して所定の手続きを済ませた優良運転者と一般運転者です。
また、70歳以上の方は更新前に高齢者講習などを受講する必要があり、その費用が別途かかります。
免許更新と誕生日に関するよくある質問

免許更新を控えていると、誕生日当日でも手続きできるのか、誕生日後に更新すると次回の有効期限が短くなるのかなど、さまざまな疑問が生じます。
期間前更新やオンライン講習の注意点も含め、免許更新と誕生日に関するよくある質問に回答します。
誕生日当日でも更新できますか?
誕生日当日も更新期間に含まれるため、窓口の受付日であれば免許更新ができます。
通常の更新期間は、免許証の有効期間が満了する年の誕生日1ヵ月前から、誕生日1ヵ月後までの2ヵ月間です。8月15日が誕生日の場合は、原則として7月15日から9月15日まで手続きできます。
ただし、誕生日当日が土日・祝日や窓口の休業日に当たる場合は、その日に手続きできません。
都道府県や更新場所によっては事前予約が必要になるため、更新はがきや都道府県警察の公式サイトで受付日時と予約方法を確認しておきましょう。
誕生日後に更新すると次回の期限は短くなりますか?
通常の更新期間内であれば、誕生日を過ぎてから更新しても、次回の有効期限が短くなることはありません。更新後の有効期限は手続き日ではなく、誕生日や年齢、運転者区分などを基準に決まります。
そのため、誕生日1ヵ月前の初日に更新した場合と、誕生日1ヵ月後の最終日に更新した場合で、更新条件が同じなら有効期限は変わりません。
期限を延ばす目的で誕生日後まで待つ必要はないため、混雑状況や予約枠を確認し、更新期間内の都合のよい日に手続きしましょう。
ただし、海外渡航や入院などを理由に更新期間より前に行う「期間前更新」は、有効期間が通常より短くなる場合があります。
更新期間より前に手続きできますか?
海外旅行や海外赴任、入院、出産などのやむを得ない事情により、誕生日の前後1ヵ月に手続きできないと事前に分かっている場合は、更新期間に入る前でも「期間前更新」を申請できます。
申請時には、現在の免許証など通常の持ち物に加え、事情を証明するパスポート、出張証明書、診断書、入院証明書、母子手帳などが必要です。
認められる理由や必要書類、手続き場所は都道府県によって異なるため、あらかじめ運転免許センターへ確認しましょう。
なお、期間前更新では、手続き後に迎える最初の誕生日を1年目として数えるため、更新後の有効期間が通常より最長1年短くなる点に注意が必要です。
オンライン講習だけで更新は完了しますか?
オンライン講習を受講しただけでは、免許更新は完了しません。
受講後、更新期間内に運転免許センターや警察署などへ出向き、更新申請、講習受講状況の確認、手数料の支払い、視力検査などの適性検査、写真撮影を受ける必要があります。
利用対象は、マイナ免許証を保有してマイナポータルとの連携を済ませ、更新はがきの講習区分が「優良」または「一般」となっている70歳未満の方です。
オンライン講習は更新申請前に受講し、窓口手続きに予約が必要な地域では事前に予約しておきましょう。受講状況を確認できる端末とマイナ免許証を持参すると安心です。
免許更新は誕生日後1ヵ月以内に済ませよう
免許更新は、原則として誕生日の1ヵ月前から1ヵ月後まで手続きできます。
誕生日前と誕生日後のどちらで更新しても、次回の有効期限は変わらないため、期間内で都合のよい日を選んで問題ありません。
ただし、免許証に記載された有効期限を過ぎると免許は失効し、通常の更新ではなく再取得手続きが必要になります。
失効中は運転できないため、期限切れに気づいた場合は運転を控え、住所地を管轄する運転免許センターなどへ早めに確認してください。
更新場所や予約方法、必要な持ち物は、都道府県や講習区分によって異なります。
更新はがきや都道府県警察の公式サイトを確認し、期限に余裕を持って手続きを進めましょう。