2026.08.22
車のエンブレム完全図鑑|分からないメーカーヨーロッパ車11種類を徹底解説
最終更新日: 2026.08.18
街中や駐車場で見かけた車について「このエンブレムはどこのメーカーだろう」と気になったことはありませんか。
有名な国内・欧米のメーカーはもちろんのこと、最近ではアジアのメーカーの車も目にする機会が増えてきています。
この記事では、ヨーロッパ車(フランス、スウェーデン、チェコ、スペイン、ルーマニア)11種のエンブレムについて詳しく紹介していきます。
国・地域別に見る車のエンブレム63種類一覧
これから解説するエンブレムは、55メーカー+車種専用8台の計63種類のうち、ヨーロッパ車(フランス、スウェーデン、チェコ、スペイン、ルーマニア)11種類を紹介します。
| 国・地域 | 紹介するメーカー・車種 | 種類数 |
|---|---|---|
| 日本 | トヨタ、レクサス、日産、ホンダ、マツダ、スバル、三菱自動車、スズキ、ダイハツ、光岡自動車 | 10種類 |
| ドイツ | メルセデス・ベンツ、BMW、アウディ、フォルクスワーゲン、ポルシェ、オペル、アルピナ | 7種類 |
| イタリア | フェラーリ、ランボルギーニ、アルファロメオ、アバルト、マセラティ、フィアット | 6種類 |
| フランス | プジョー、ルノー、シトロエン、DSオートモビル | 4種類 |
| イギリス | MINI、アストンマーティン、ベントレー、ロールス・ロイス、ジャガー、ランドローバー、ロータス、マクラーレン | 8種類 |
| アメリカ | フォード、シボレー、キャデラック、テスラ、ジープ、リンカーン、クライスラー | 7種類 |
| スウェーデン | ボルボ、サーブ、ケーニグセグ、ポールスター | 4種類 |
| チェコ・スペイン・ルーマニア | シュコダ、セアト、ダチア | 3種類 |
| 中国・韓国 | ヒョンデ、KIA、ジェネシス、BYD、NIO、XPENG | 6種類 |
| トヨタ車種専用 | クラウン、センチュリー、旧型ハリアー、旧型アルファード、カローラシリーズ、エスティマ、マークX、エスクァイア | 8種類 |
| 合計 | 55ブランド+トヨタ車種専用8種類 | 63種類 |
フランス車のエンブレム4種類
フランス車では、動物と単純な幾何学図形がエンブレムの中心です。
立体的な旧マークと平面的な新マークが混在するため、年式も外観を読み取る手掛かりになります。
プジョー(Peugeot )|立ち上がるライオン

1810年の製鉄業を起点とし、のこぎりや工具から自動車へ事業を広げたプジョーは、乗用車と商用車の双方を手掛けます。
ライオンは1858年に商標登録され、当時ののこぎりの強い歯、しなやかな刃、速い切断を象徴しました。
旧型車には立ち上がる全身像や輪郭線だけの意匠があり、2010年版は銀色の全身像です。
2021年の現行系は、黒い盾の中に横向きの頭部と「PEUGEOT」を置いています。
欧州で販売される大型商用バンのボクサーは、荷室容量が8〜17立方メートルで、複数の車体形状を持ち、キャンピングカーへの架装にも使われます。
ルノー(Renault )|縦長のひし形

1898年にルノー兄弟が始めたルノーは、小型車や電動車に加え、用途に応じて架装できる商用バンも幅広く展開します。
縦長のひし形は1925年に正式採用されました。1992年以降の旧型車では立体的な銀色マークや「RENAULT」表記が見られます。2021年に発表された現行系は、二つのひし形が絡むような線だけで奥行きを表し、2024年までに全車種へ順次展開する計画でした。
フランスではマスターのキャンピングカー向け仕様と、トラフィックをもとにしたSpaceNomadが公式展開されています。
シトロエン(Citroën )|上下に重なる二つの山形

前輪駆動や独自のサスペンションなどで常識を変えてきたシトロエンは、乗り心地と個性的な造形を重視する車づくりを続けています。
上下に重なる二つの山形は「ダブルシェブロン」と呼ばれ、創業者が製造した山歯歯車に由来する意匠です。1919年の創業時から核となる図柄で、旧型車には楕円のない銀色の立体表示も見られます。
2022年発表の第10世代は太い山形を縦長の楕円で囲み、2023年半ばから新型車へ段階的に採用されました。
欧州ではジャンパーがキャンピングカーのベースに使われ、複数の長さと高さを選べる架装性が特徴です。
DSオートモビル(DS Automobiles )|金属的なDとSの組み合わせ

シトロエンの車名系統として始まったDSは、1955年登場のDSの革新性を受け継ぎ、2014年6月に独立したプレミアムブランドとなりました。
鋭い金属片のような線でDとSを組み合わせたマークで、リアには「DS AUTOMOBILES」の文字が添えられる車種もあります。
2014年以前にシトロエン系として販売されたDS 3などでは、ダブルシェブロンやCITROËN表記が併存する例も見られます。
独立後はDSの文字が前面に出るため、年式と車名ロゴを合わせると変化が明確です。
スウェーデン車のエンブレム4種類
スウェーデン発祥の車には、円や盾、星に見える個性的なマークがあります。現行ブランドだけでなく、中古車で見かける旧エンブレムも含まれます。
ボルボ(Volvo)|円と右上向きの矢印

安全技術を長く重視し、ステーションワゴンやSUV、衝突安全性を高める車体設計で知られるブランドです。
円から右上へ矢印が伸び、中央にVOLVOを配したマークは、古くから鉄を表す記号に由来します。スウェーデンの鉄鋼や強度、品質との結び付きを示す意匠です。
鉄の記号は1927年の最初の量産車から用いられ、VOLVOを内部に組み込んだ現在につながる構成は1935年に登場しました。
旧型の金属的な立体表現に対し、2021年発表の現行系ロゴは黒い線を主体とする平面的な形です。
サーブ(Saab)|円形の紋章とグリフィン

1937年設立の航空機メーカーを起点とし、乗用車では空力設計やターボ技術を生かした独自性を築きました。
旧型車では青い円形の中に、王冠を戴く赤いグリフィンとSAABの文字が描かれています。
この意匠は1984年にサーブとスカニアの共通ロゴとして作られ、スウェーデンの地域紋章を結び付けたものです。
年代によりSAAB-SCANIA表記などもあります。
2012年の契約では、NEVS車にグリフィンを使用しないことが定められました。
ケーニグセグ(Koenigsegg)|盾の中に赤と黄色の幾何学模様

1994年にクリスチャン・フォン・ケーニグセグが創業し、独自の変速機や軽量構造を持つ少量生産の高性能車を開発しています。
エンブレムは盾形で、内部に赤と黄色を基調とした菱形状の模様が並びます。
公式説明では、ケーニグセグ家に伝わる北欧の紋章をもとにしたデザインです。
車体では立体的な金属枠と鮮やかな配色が使われる一方、印刷物などでは平面的な表現やブランド名を併記した形も見られます。
ポールスター(Polestar)|2本の図形を向かい合わせた星形

ボルボ車のモータースポーツと高性能部門を背景に、2017年から独立した電動パフォーマンスブランドとして展開しています。
シンボルは細長い2本の図形を斜めに向かい合わせ、中央の空間を含めて四方へ光る星を表します。
名称はスウェーデン語の北極星に関係し、車体ではボディーと近い同系色を使うため、目立ちにくい表示です。
高性能ボルボに付いた旧マークは鮮やかな青い四角が特徴で、独立ブランド化にともない星だけを残した現在の意匠へ改められました。
チェコ・スペイン・ルーマニア車のエンブレム3種類
海外の中古車サイトや並行輸入車では、国産車の一覧にないマークも現れます。
旧型と現行型で形が大きく変わったブランドには注意が必要です。
シュコダ(Škoda)|円の中に右向きの翼ある矢

1895年に自転車製造から始まったシュコダは、フォルクスワーゲングループの技術基盤を活用し、実用的な乗用車やSUVを展開するチェコのブランドです。
円内に右向きの翼ある矢を置き、内側には目のような小さな円があります。
公式では、大円は生産の広がり、翼は技術の進歩、矢は効率、小円は技術の精密さを表すと説明されています。
1993年以降は緑が定着し、2022年発表のシンボルでは立体感を抑えた平面的な表現になりました。
セアト(SEAT)|切れ目のある直線的なS

1950年に設立されたセアトは、スペインで設計・開発・生産をおこない、コンパクトカーからスポーティーなモデルまで手がけてきました。
現在のマークは、上下の直線的な部品を斜めにつないだS形です。
上下の角が外へ張り出すスズキのSとは輪郭が異なります。
過去には横線を何本も重ねた青いSや外枠付きの意匠があり、1999年には赤と銀のブランドカラーへ移行しました。2012年以降は切れ目を減らした簡潔なSが使われています。
ダチア(Dacia)|盾形または連結したDC形

価格と実用性を重視するダチアは、広い荷室を持つ乗用車や、悪路にも対応するSUVを展開してきたルーマニア発祥のブランドです。
旧型車では、青い盾形の中に「DACIA」と記したエンブレムが見られます。
2021年発表の「ダチアリンク」は、DとCを鎖のようにつないだ左右対称の形です。
機械部品を思わせる連結により、簡素さと堅牢さを表現しています。
車両への展開は2022年後半に始まり、後部とステアリングには新しい文字ロゴも採用されました。
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手順
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- シャッターボタンを押して画像検索
- 検索結果から情報を確認
筆者も「このロゴは何だろう」とスマートフォンで調べ、旧ロゴやカスタムパーツのエンブレムだと分かったことがあります。
調べたいモノの形を言葉で表現するのは意外と大変です。
簡単に画像検索できるこの機能は、エンブレムに限らず多くの場面で役に立つでしょう。
車のエンブレム早見ガイドを有効活用しよう

この記事ではヨーロッパ車(フランス、スウェーデン、チェコ、スペイン、ルーマニア)11種類のエンブレムについて紹介させていただきました。
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