CAMPINGCAR LIFE

2025.03.29

ミニバンなのに車中泊仕様車として超優秀!?フリードが選ばれている訳

最終更新日: 2025.03.30

「車中泊」という言葉が一般的になってきた近年、アウトドアや旅行好きの間で注目されているのが、ミニバンやSUVを使った車中泊スタイルです。その中でもホンダ「フリード」は、手頃なサイズ感と室内空間の広さから、車中泊のベース車両として高い人気を集めています。フリードは、コンパクトミニバンとしてファミリーカーのイメージが強い一方、実は車中泊仕様としても高く評価されており、週末のキャンプ、車中泊旅行、長期ドライブなど様々なシーンで活躍しています。この記事では、実際にフリードで車中泊を楽しむための準備、レイアウト例、必要なアイテム、車中泊におすすめのフリードグレードまで、詳しく解説します。これから車中泊にチャレンジしたい方は、ぜひ参考にしてください。

「コンパクトミニバンの代表格」フリードとは?

引用:https://www.honda.co.jp/FREED/

ホンダ「フリード」は、2008年に初代モデルが登場したコンパクトミニバンです。「ちょうどいいホンダ」のキャッチコピーでも知られており、現在は2代目(2016年発売)が販売されています。3列シートと2列シート(フリード+)の2タイプが用意されており、ファミリーカーとしてだけでなく、趣味やアウトドア用途でも高く評価されています。

車体サイズは、全長約4.2m・全幅約1.7mとコンパクトでありながら、車内空間は非常に広く、天井高や荷室も十分確保されています。普段使いはもちろん、車中泊やキャンプなどのアウトドアシーンにもピッタリなサイズ感です。特に2列シート仕様のフリード+は、広い荷室空間とフルフラットになるシートアレンジが可能で、車中泊のベース車両として多くのユーザーから支持されています。

また、ガソリン車・ハイブリッド車が選べ、燃費性能や静粛性にも優れており、長距離ドライブや旅先での快適性も高く評価されています。

フリードが車中泊に強い5つの理由

引用:https://www.honda.co.jp/FREED/

コンパクトなのに広々とした室内空間

フリードは全長4,265mm、全幅1,695mmとコンパクトなボディサイズでありながら、室内長は最大3,045mm、室内高1,275mmと、広さと高さをしっかり確保しています。2列シート仕様の「フリード+(プラス)」では、後部座席を倒せばフルフラット状態に近いスペースができ、大人2人が横になって眠るには十分な空間となります。

取り回しが良く初心者でも安心

フリードは大きすぎず小さすぎないサイズ感が魅力。狭い道や駐車場でも取り回しが良く、初心者や女性でも安心して運転できます。車中泊スポットとして人気の高い道の駅や山間部、海辺の細い道にもストレスなくアクセスできるのは大きなポイントです。

豊富な収納スペース

フリードは車内各所に使いやすい収納があり、車中泊時の荷物整理がしやすくなっています。センターコンソール、ドアポケット、アンダーボックスなど、細々したアイテムもしっかり収納できるので、車内をすっきり保てます。

ハイブリッドモデルなら燃費も安心

車中泊旅行は長距離ドライブがつきもの。フリードにはハイブリッドモデルもラインナップされており、実燃費は20km/L前後と非常に経済的。給油の頻度が減ることで、旅の自由度も高まります。

フリード車中泊の基本レイアウト例

引用:https://www.honda.co.jp/FREED/

フリード+のベッド展開

フリードの2列シートモデル(フリード+)は、車中泊に最適です。後部座席を完全に倒し、フルフラットに近い状態を作れます。さらに、床面が低く、荷室がフラットになる構造のため、ベッドキットやマットを敷けば快適な就寝スペースが完成します。

ベッドサイズの目安

・長さ:約180cm〜197cm
・横幅:約100cm〜126cm(荷室の最大幅)
・高さ:約97cm(室内高)

大人2人が寝るには十分なサイズ感です。

実践者の声|フリードでの車中泊はどんな感じ?

引用:https://www.honda.co.jp/FREED/

実際にフリードで車中泊を楽しんでいるユーザーからは、
「コンパクトで小回りが利くから、人気の観光地でも停めやすい」
「2人ならベッドも広々、快適に過ごせた」
「燃費が良くて、長距離旅行のコスパが抜群」
など高評価の声が多数寄せられているようです。

特に、夫婦やカップルでの車中泊、ソロキャンパーにとっては「ちょうどいいサイズ感」と「取り回しやすさ」が好評です。

フリード車中泊カスタム|具体的なDIY・予算別プラン

DIYで作るフリード車中泊ベッド

市販のベッドキットも便利ですが、DIYでベッドスペースを自作する人も増えています。フリード+の場合、フルフラット化がしやすいので、木材やアルミフレームを使って簡単にベッドを組むことが可能です。

▼基本のDIYベッド作成例
・ホームセンターで1×4材や2×4材、合板を購入
・後部座席を倒したフラット面に合わせた骨組みを作成
・上にコンパネ(合板)を敷く
・その上に車中泊用の低反発マットを設置

これだけでも十分に安定した就寝スペースが完成します。さらに収納ボックスをベッド下に入れれば、荷物置き場も兼ねた便利なベッドになります。

予算別 フリード車中泊カスタマイズプラン

低予算でも十分車中泊は可能ですが、長く続けるなら5〜7万円ほどかけて基本装備を揃えると、快適性が格段に上がります。

フリード車中泊カスタマイズの注意点

  1. ベッド製作時は安全性を最優先に
  2. 重心が高くなりすぎないよう注意
  3. ポータブル電源はPSEマーク付きを選ぶ
  4. 内装やシートに傷がつかないよう養生する
  5. シェード類は運転時には必ず外す

おわりに

フリードは、ファミリーカーの枠を超え、車中泊車両としても非常に魅力的な一台です。
コンパクトさ、燃費性能、ベッドスペースの確保しやすさ、アクセサリーの充実など、車中泊初心者からベテランまで満足できるポテンシャルを持っています。ぜひ、フリードを活用して、気軽で快適な車中泊の旅を始めてみましょう。週末のちょっとしたお出かけから、長期旅行まで、フリードならきっとあなたの新しいアウトドアライフを支えてくれるはずです。

CAM-CAR | キャンカー編集部