2025.06.03
キャンピングカーに冷蔵庫は必要?おすすめの種類・選び方をキャンパー目線で解説

最終更新日: 2025.06.03
こんにちは、まるななです。
2017年に中古車の軽キャンピングカー『テントむし』で週末に北海道内をひとり車中泊、ソロキャンプ、登山を楽しむ軽キャン女子です。

暑い季節を迎えるにあたり、やっぱり気になるのが車載用冷蔵庫。
私は、「クーラーボックスがあれば車載冷蔵庫は必要ないよね?」と思っていましたが、実際に使ってみるともう手放せません!
「キャンピングカーに冷蔵庫は必要なのか。」を、経験談を交えてお話ししたいと思います。
私が書いたこちらの記事も是非読んでみて下さい!
目次
キャンピングカーに冷蔵庫は必要?不要?
一般的に大きいキャンピングカーは冷蔵庫が標準装備されていますが、軽キャンピングカーなどの小さいキャンピングカーや車中泊仕様のクルマには設置されておらず、オプションで付けるようなケースが多いです。

キャンピングカーの冷蔵庫には、設置型(ビルトイン型)と、持ち運びできるポータブル型があり、ポータブル型でもキャンピングカーによっては車内に専用の置き場所があり、設置型と同じような使い方ができるものもあります。
では、一体どんな時に冷蔵庫があるとよいのでしょうか。
冷蔵庫が必要なケース
私の場合は、2泊以上の車中泊旅やキャンプで、保冷剤や氷を準備するのが面倒になり冷蔵庫の必要性を感じるようになりました。
また、旅先で要冷蔵の美味しそうなものを見つけると「あぁ!!今、冷蔵庫があれば買って帰れるのに!!」なんて悔しい思いをしたこともしばしば…。
冷蔵庫が不要なケース
日帰りや1泊旅行の場合は、クーラーボックスと保冷剤を持っていけますよね。冷蔵庫は電源の確保が必要なため日程が短ければ、クーラーボックスの方が楽です。
冷蔵庫の仕組みを知ろう!3種類の構造
キャンピングカーで用いられる冷蔵庫には「気化圧縮式(コンプレッサー式)」「吸熱式」「電子式(ペルチェ式)」の3種類あります。それぞれのメリット・デメリットを簡単に表にまとめました。
冷蔵庫の種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
気化圧縮式(コンプレッサー式) | ・よく冷える ・冷凍機能があるものが多い | ・振動や動作音が気になる ・霜がつく |
吸熱式 | ・動作音が少ない ・消費電力が少ない | ・直射日光は避けて水平に置く必要がある |
電子式(ペルチェ式) | ・コンパクト ・動作音が少ない ・おしゃれなデザインが多い | ・一般的な冷蔵庫より冷えにくい |
難しい話は抜きにして、なるべくわかりやすいようにおおまかな特徴を中心にご紹介していきます。

家庭用冷蔵庫と同じ「気化圧縮式(コンプレッサー式)」
気化圧縮式冷蔵庫は、一般的な家庭用冷蔵庫と同様に、冷却ガスを圧縮し循環させて庫内を効率的に冷却する方式を採用しています。
多くの車載冷蔵庫がコンプレッサー式を採用しているため、冷凍機能も備えた製品も豊富に存在します。
気化圧縮式のメリットは、非常に優れた冷却性能と、冷凍まで可能な点です。
一方で、コンプレッサーの作動にともなう動作音が発生しやすい点、そして冷却方式の特性上、庫内に霜が付着しやすい点はデメリットになります。
外国製のキャンピングカーに多い「吸熱式」
吸熱式の冷蔵庫は、アンモニア水溶液を加熱と冷却のプロセスを通じて液体から気体へと相変化させ、その際に発生する気化熱を利用して庫内に冷気を作り出す仕組みです。
吸熱式の冷蔵庫は、主にアメリカやヨーロッパ製のキャンピングカーに多く見られます。
吸熱式冷蔵庫のメリットは、コンプレッサーを使用しないため、動作音が静かな点と消費電力が少ない点です。
一方で、性能を最大限に発揮させるために直射日光を避けた場所選びが重要になる点と、冷蔵庫本体を水平に設置する必要があるなどのデメリットもあります。
作動音が静かでシンプルな構造の「電子式(ペルチェ式)」
電子式の車載冷蔵庫は、冷媒を使用せず、ペルチェ効果という物理現象を応用した電子冷却方式を採用しています。このシステムは、冷却だけでなく加熱などの細やかな温度制御が可能で、コンプレッサー式に見られるような振動や大きな動作音が少ないのが特徴です。
電子式冷蔵庫のメリットは、優れた静音性に加えて本体がコンパクトであること、そしてデザイン性に富んだおしゃれな製品が多いことです。
その一方で、一般的なコンプレッサー式の冷蔵庫と比較すると、冷却能力がやや劣るのがデメリットです。
【体験談】筆者のおすすめはコンプレッサー式
私は以前、ペルチェ式の冷蔵庫を使っていました。コンパクトで振動が少なく静かというメリットはありますが、あくまでも「冷たいものを冷たいままに保冷ができる」というイメージです。冷蔵庫で冷えた飲み物を保冷することはできますが、常温のものを冷たくするのは苦手なので、魚貝類などのナマモノを持ち運ぶのには向いていませんでした。
一般的な車載用冷蔵庫は、家庭用冷蔵庫と同等の性能を持つコンプレッサー式が圧倒的に商品数が多く、家庭用と同じく使いたいのであれば、コンプレッサー式がおすすめです。
冷蔵庫を選ぶ際のチェックポイント
車載冷蔵庫は、容量・設定温度・サイズ・重さ・消費電力・冷却方式・対応電源+αで自分に合ったものを選ぶのがポイントです。
どんな用途で使うか
主に何人で使うのか、何を入れたいのか。
1人旅がメインの方と、ファミリー使用がメインの方では必要な容量が異なりますし、食材よりもキンキンに冷えたビールの方が入ってればいいという人もいます。(私は後者)
自分がどのようなシチュエーションで使用するかを思い描くのが最重要です。
冷える温度
それから、設定温度も当然重要です。
どうしても、一般家庭用の冷蔵庫をイメージしてしまいますが、上で説明したように構造により冷え方が違ってきます。
ネットショッピングのサイトで検索すると保冷庫、冷蔵庫、冷凍庫、さらには保温機能があるものまで、ごちゃ混ぜに記載されています。何℃くらい冷えて欲しいのか?冷えるまでにかかる時間はどれくらいなのか?など、しっかりと見極めましょう。
サイズや設置場所
狭い車内では置ける場所が限られるため、置きたい場所と冷蔵庫のサイズを購入前に計測する必要があります。意外と忘れがちですが、車載冷蔵庫にはファンがあり、ある程度隙間を開けなければいけないものもあるので、その隙間も考慮してサイズを測りましょう。
容量の目安として、1人あたり5Lで計算しましょう。4人家族の場合、20Lの容量を選ぶと安心して使用できます。
また、ポータブル冷蔵庫は持ち運びするのが前提です。中に物を入れた状態で「重すぎて持てない」や「重すぎて持っていくのが億劫」になってしまうと、せっかく購入しても使わなくなってしまいます。
冷蔵庫の容量を小さくしたい方は、クーラーボックスを併用するのがおすすめです。
どこから電力を賄うか
キャンピングカーのサブバッテリーを使うのか、ポータブル電源で賄うのかといった電気の確保も大事です。
ポータブル電源を使うと、場所を選ばずに電源を使用できるようになります。ポータブル電源は容量に限りがあるので、サブバッテリーと併用すると冷蔵庫を長時間使用できるようになります。
以前、サブバッテリーで3日間冷蔵庫を付けっぱなしにて、過放電になりかけたことがありました。幸いにも、ソーラーパネルを設置していたため、使った分は多少充電されておりサブバッテリーをダメにすることはありませんでしたが、電気の管理が必要です。
安全性などの機能
クルマのバッテリーからDCにつないで使う場合は、バッテリー上りにも注意が必要です。
バッテリーの電圧が下がると自動的に電源をOFFしてくれる、低電圧保護機能が付いているものもあります。
キャンピングカー向き!冷蔵庫の種類
では、キャンピングカーに適した冷蔵庫にはどのようなものがあるか、代表的なものをピックアップしてみました。
【選択肢①】キャンピングカー内蔵型の冷蔵庫
エンゲル SB47F

型番:SB47F
容量:40L
設定温度:冷凍-18℃/冷蔵5℃
外形サイズ:幅423mmx奥行511mmx高さ530mm
重さ:19kg
消費電力:42W(2.5A/1.3A)
冷却方式:コンプレッサー式
対応電源:DC12V/24V
<特徴>
据え置きのビルトインモデル。バッテリーに負担が少ない省エネ設計・すぐれた耐震構造が特徴。
エンゲル SB70F

型番:SB70F
容量:57L
設定温度:冷凍-18℃/冷蔵5℃
外形サイズ:幅528mm×奥行552mm x高さ778mm
重さ:20kg
消費電力:42W(2.5A/1.3A)
冷却方式:コンプレッサー式
対応電源:DC12V/24V
<特徴>
DC12V/24Vどちらにも対応しているため、多様な車種で使える1台。大容量で遠出の際も大活躍。
【選択肢②】設置型のポータブル冷蔵庫
HiKOKI

型番:UL18DD
容量:10.5L
設定温度:冷凍-18℃/冷蔵5℃
外形サイズ:幅481mm×奥行315mm x高さ312mm
重さ:10.2kg
消費電力:記載なし
冷却方式:コンプレッサ・冷媒ガス(R134a 26g) 圧縮方式
対応電源:DC 12/24V
<特徴>
持ち運びやすいサイズと、冷蔵だけではなく製氷もできるのが特徴。付属の仕切板で左右の温度差を変えられるのが便利。
F40C4TMP

型番:M9
容量:9L
温度:-20℃~20℃
サイズ:幅320mm x奥行420mm x高さ255mm
重さ:6.98kg
対応電源:AC110V・DC12V /24V
消費電力:ecoモード約36W、maxモード約45W
冷却方式:コンプレッサー式
<特徴>
9Lと普段使いから少人数でのキャンプでも活躍する容量。ecoモードに切り替えると節電だけではなく、ほぼ無音に近い状態になるので夜間も快適に使用可能。
ENGEL

型番:MHD14F-DM
容量:14L
温度: -18℃〜55℃
外形サイズ:幅442mm×奥行き284mm×高さ398mm
重さ:11.6kg
消費電力:温:2.5A(30W) 冷:3.0A(36W)
冷却方式:冷媒ガス圧縮方式
対応電源:AC100/ DC12V ※別売ACアダプタが必要
<特徴>
価格は少し高めだが国産メーカーで車載冷蔵庫の定番エンゲル。よく冷えると評判の冷蔵・冷凍だけでなく、こちらは温蔵にも対応。ACアダプタは別売りなので要注意。
Alpicool

型番:KM15
容量:15L
温度: -20℃~20℃
外形サイズ:幅598mm×奥行き320mm×高さ320mm
重さ:9.8kg
消費電力:45W
冷却方式:コンプレッサー式
対応電源:DC12V/24V
<特徴>
コンパクトながら優れた断熱性で冷却を維持。動作音が45db以下と静かなので、音が気になる方でも安心。
HANT

型番:HAPR-BCD26
容量:26L
温度:-20℃~10℃
外形サイズ:幅320mm×奥行580mm x高さ360mm
重さ:10kg
消費電力:40W
冷却方式:コンプレッサー式
対応電源:AC100V・DC12V /24V
<特徴>
一人暮らしにも使える大容量26L。庫内にライトが点灯するので暗くなりがちな車内でも欲しいものがすぐに見つかる。氷作りも可能な車載家庭両用冷蔵庫。
Terzo

型番:EA-FZ1
容量:30L
温度設定:-25℃~20℃
外形サイズ:幅610mm×奥行317mm×高さ400mm
重さ:12kg
対応電源:DC12V /24V
消費電力:46W
冷却方式:コンプレッサー式
<特徴>
大容量30Lで小物が入れられる2部屋タイプの車載冷蔵冷凍庫、さらに仕切りを2枚追加できるので庫内をスッキリと整理しやすい。2Lのペットボトルが縦に入り、500mlのペットボトルなら20本収納可能なので、大人数の飲み物を冷やすのに最適。
Makita

型番:CW180DZ
容量:20L
設定温度:保冷-18℃~保温60℃(7段階)
外形サイズ:幅341mm×奥行623mm×高さ371.5mm
重さ:14.3kg
消費電力:[冷却能力]90W(-18℃)/[加熱能力]42W(60℃)
冷却方式:コンプレッサー式
対応電源:18Vバッテリ(2本装着可能、1本でも使用可能)・AC100V・DC12V
<特徴>
あのマキタの車載冷蔵冷凍保温庫。手持ちのマキタのバッテリーがあればポータブル電源がなくてもコードレスでも使える優れもの。冷蔵はもちろん60℃までの加熱可能。マキタ好きにはたまらないですね。
IRIS PLAZA

型番:PCR−15U-G
容量:15L
設定温度:-20℃~20℃
外形サイズ:幅57mm×奥行32mm×高さ26mm
重さ:8.2Kg
対応電源:AC100V、DC12V/24V
消費電力:急速モード:45W、節電モード:30W
冷却方式:コンプレッサー式
<特徴>
アイリスオーヤマの車載冷蔵庫。ソロ〜2人にちょうどいい15L。車載冷蔵庫は白やグレーが多い中、珍しいカーキ色もあり。車内やキャンプスタイルに合わせて色が選べるのが嬉しい。性能も見劣りすることなくスピード冷却対応(庫内温度34℃から−1℃まで10分)
ミナトワークス

型番:MOL-FL301
容量:30L
温度:-20℃〜20℃
外形サイズ:幅630mm×奥行400mm×高さ380mm
重さ:14kg
消費電力:60W
冷却方式:コンプレッサー式
対応電源:AC100V・DC12 / 24V
<特徴>
ミナト電気工業の30L。大容量になればなるほど困るのが持ち運び、こちらはキャスターとハンドル付きで楽に運ぶことが可能。ワイヤレス対応モデルで別売バッテリーを使用すると電源を気にせずワイヤレス持ち運びが楽。専用の保冷バックもあり。
SUNPIE-JP

型番:2室30L
容量:30L
設定温度:−20℃〜10℃
外形サイズ:幅660mm×奥行370mm×高さ390mm
重さ:15kg
消費電力:MAXモード:60w ECOモード:45W
冷却方式:コンプレッサー式
対応電源:AC100V・DC12V24V
<特徴>
車載冷蔵庫なのに2室に分かれていて、それぞれに温度設定ができるので、冷蔵と冷凍が同時に使用可能。食品や飲み物に合わせた温度設定で使い分けができる優れもの。断熱性3倍、24時間以上の保冷が可能という脅威の保冷力!
Bonarca

型番:FCR-A01BK
容量:15L
設定温度:-20~20℃
外形サイズ:幅570mm×奥行320mm x高さ260mm
重さ:8.5kg
消費電力:45W
冷却方式:コンプレッサー式
対応電源:AC100V・DC12/24V
<特徴>
車載冷蔵庫の定番になりつつあるボナルカ。今まではホワイトのみでしたが、新色のブラックが登場。サイズも9〜50Lの全6種類あり、自分のスタイルに合ったサイズが選べる。スピード冷却(20℃から約6分で-1℃へ)設定温度まで達すると自動的に省エネモードに。
EENOUR

型番:S32-JP
容量:32L
温度:−20℃〜10℃
外形サイズ:幅375mm×奥行635mm x高さ376mm
重さ:14.7kg
消費電力:45W
冷却方式:コンプレッサー式
対応電源:AC100V・DC12/24V
<特徴>
2室に分かれており小さい方が冷蔵専用、大きい方は冷凍冷蔵兼用の庫内。ドアを開けると点くLEDの庫内灯。取手がついており持ち運びもしやすい。アウトドアにも馴染みやすいベージュなのでテントサイトにおいてもおしゃれなデザイン。
GOTURE

型番:GT-PRF18
容量:18L
設定温度:-22℃~10℃
外形サイズ:幅320mm×奥行570mm×高さ285mm
重さ:9.7kg
消費電力:45W
冷却方式:コンプレッサー式
対応電源:AC100V-240v・DC12V/24V
<特徴>
ゆったり使える18L。着脱可能な仕切り板があり庫内を2つに分けることができるので、庫内の整理がしやすく、潰れやすいものなどをわけて収納可能。2Lペットボトルと750mlのワインボトルの縦おきができる。
ICECO

型番:JP30ProS
容量:30L
温度:−20℃〜20℃
外形サイズ:幅724mm×奥行351mm x高さ403mm
重さ:17.5kg
消費電力:eco:226w、max:32W
冷却方式:コンプレッサー式
対応電源:AC100V・DC12/24V
<特徴>
ドイツ輸入のSECOPコンプレッサーを搭載し、20℃から0℃までたった15分で急速冷却できる冷蔵庫。両側から開けるので、狭い場所でも中身を取り出しやすいのが特徴。
LVYUAN

型番:P8-LT
容量:9L
温度:−20℃〜20℃
外形サイズ:幅393mm×奥行251mm x高さ443mm
重さ:7.2 kg
消費電力:45W
冷却方式:コンプレッサー方式対応
電源:AC100V-240V・DC12V/24V
<特徴>
ちょっとジュースを冷やしたいときに便利なコンパクト冷蔵庫。スマートフォンで離れた場所から温度調整できるのも魅力。
PowerArQ

型番:AQ45L-TN
容量:45L
温度:-20℃~10℃
外形サイズ:幅506mm×奥行711mm x高さ460mm
重さ:18.4kg
冷却方式:コンプレッサー式
対応電源:AC100V / 12V/24V
<特徴>
1℃単位で温度設定ができるので、食材に応じて適切に保管できるのが特徴。500mlペットボトルを約37本収納できる大容量なので、宿泊する際も大活躍。
目からウロコな冷蔵庫の節電術
キャンピングカーの車載用冷蔵庫は、限られた電気で賄っていかなければいけません。外気温が高いとより多くの電気を消費します。ポータブル電源の残量がなくなり冷蔵庫が止まってしまう。という事態は避けたいもの。いかに消費電力を抑えるかは、いかに冷気を保っておけるかにかかっています。
より長い時間使えるように、消費電力を抑えた冷蔵庫の運用方法を紹介します。
出かける前日から半日前くらいにスイッチON
冷蔵庫はすぐに冷えません。可能なら使う前にスイッチを入れておくのが理想的。スイッチを入れた直後は消費電力が多くなるので、ポータブルの場合は自宅のコンセントからつないで、設置型の場合は外部電源から繋いでいる間に、スイッチを入れておくことをお勧めします。
保冷剤や凍らせたペットボトルを入れておく
保冷剤や凍らせたペットボトルを入れておくと、庫内の冷気が保たれ消費電力が抑えられます。
ただ、保冷剤は溶けてしまうと邪魔なだけなので、凍らせたペットボトルがオススメ。凍らせたお茶やスポーツドリンクはコンビニでも買えますので、保冷剤代わりにします。ペットボトルなら溶けても飲めるので邪魔にならないし、どこでも手に入れることができるので重宝しています。
入れたい食材は直前まで冷やしておく
こちらも庫内の温度を保つために重要。冷凍しておけば保冷剤代わりになります。
お肉以外でも、野菜でもきのこ・玉ねぎ・ねぎ、煮て使うならキャベツ・ブロッコリーなどの水分の少ない野菜は冷凍できますので、思い切って冷凍し、保冷剤代わりに持っていくのもいいですね。ただし、なるべく早く使い切りましょう。
排熱口をふさがない・なるべく涼しいところへ設置
冷蔵庫は庫内を冷やすために外への放熱が必要で、排熱口にはファンがあります。この排熱口部分を塞いでしまうと、無駄に電気を消費したり、冷蔵庫が効率的に冷えなくなるため、排熱口を塞がないように設置しましょう。
また、なるべく直射日光を避け涼しいところに扉の開け閉めで冷気が逃げないように、中の上部に銀マットで蓋をするのもオススメです。
キャンピングカーの冷蔵庫に関してよくある質問
キャンピングカーに欠かせない冷蔵庫ですが、用途や使い方に疑問を持たれる方も少なくありません。
今回は、キャンピングカーの冷蔵庫によくある2つの質問と、その回答を紹介します。
キャンピングカーに家庭用の冷蔵庫は使用できる?
家庭用冷蔵庫は、基本的にキャンピングカーでの使用は不可能です。
家庭用冷蔵庫はAC100V電源で作動するため、大容量のサブバッテリーと高性能なインバーターが必須となり、消費電力も大きくなります。
また、走行中の振動や衝撃に対する耐久性が車載専用品に比べて劣り、故障のリスクが高くなります。
キャンピングカーでは、耐振性や省電力性に優れた車載専用冷蔵庫を選びましょう。
キャンピングカーの冷蔵庫はつけっぱなしで大丈夫?
キャンピングカーの冷蔵庫をつけっぱなしにできるかは、搭載されているサブバッテリーの容量、走行充電システム、そして外部AC電源の利用状況に左右されます。
これらの電源供給能力と冷蔵庫の消費電力のバランスを適切に管理しないと、サブバッテリー上がりの原因となりかねません。
こまめにオンオフする際は、保冷剤や解凍する食材を使って温度上昇を防ぐのが効果的です。
まとめ

私は、9Lのポータブル式車載冷蔵庫を使っていますが、買ってよかったと思っています。
キャンプで「2日目の朝ごはんあっさりと、たらこと納豆が食べたいな。」と思っていても以前なら持っていけませんでしたが、今ではキャンプにお刺身も持っていけるのです!!
また偶然、旅先で出会ってしまった魅力的な生鮮食品や、冷凍機能があればアイスクリームだってお土産にできます。「美味しそうだけど持って帰れないな」が「美味しそう買って帰ろう」に変わり、帰った後も旅の余韻を楽しむことができますよ。
車載冷蔵庫は、今では車中泊に欠かせないアイテムとなっています。
CAM-CAR(キャンカー)では、キャンピングカーに関する様々なコラムも掲載しています。是非、参考にしてください。