CAMPINGCAR LIFE

2021.12.31

【リラックスワゴン6車種比較!】かーいんてりあ高橋の人気キャンピングカーの魅力に迫る

最終更新日: 2022.03.24

「リラックスワゴン」をはじめとしたキャンピングカーで知られる人気ビルダー「かーいんてりあ高橋」

CAM-CAR(キャンカー)編集部がお送りするこの記事では、「かーいんてりあ高橋」の主力キャンピングカラー「リラックスワゴン」を中心にご紹介していくので、キャンピングカー選びの参考にしてください。
※価格は2021年11月時点のものです。

かーいんてりあ高橋とは?

かーいんてりあ高橋本社(写真左奥が本社屋、右奥が工場)

長野県に本社を置く昭和58年創業の老舗ビルダー

「かーいんてりあ高橋」は長野県長野市に本社と店舗を構え、キャンピングカーをはじめ様々な車両の制作を行っているビルダー。創業はなんと昭和58年!キャンピングカーの普及にも努めており、販売だけでなくレンタル業も行っている老舗です。

ユーザーの要望に応える自社製造体制

自社で木工作業や電装作業、縫製作業をすべて一貫して行っているのも「かーいんてりあ高橋」の特徴の一つ。この小回りが利く制作体制によって、室内レイアウトをはじめとしたユーザーのあらゆる要望に細かく応えてくれ、自分だけの満足の1台を作り上げてくれます。

神奈川県平塚にも店舗がある

平成29年には神奈川県平塚に「かーいんてりあ高橋 関東支店」をオープン。長野県まで足を運ぶことが難しかったファンは、こちらの関東支店に足を運んでみては?

SNSでも良い口コミがたくさん!

https://twitter.com/jiyuujin60/status/1472743935684804610
https://twitter.com/donguribiribiri/status/1320198679391731713

「かーいんてりあ高橋」の人気キャンピングカー RELAX WAGON(リラックスワゴン)の特徴

ベース車はトヨタ ハイエース

リラックスワゴンはトヨタ ハイエースをベースとした「かーいんてりあ高橋」の人気キャンピングカーです。ボディーカラーは、ホワイト、シルバー、ダークブルー、ブラックマイカー、ホワイトパール(オプション)の全5色展開。

メーカー標準装備として、自動ブレーキなどの「トヨタセーフティーセンス」や「車線はみだしアラート」などのセーフティー機能を装備しているので運転に不慣れな方でも安心です。(一部オプションのモデルもあり)。

ミドルルーフワイドボディと標準ルーフ標準ボディから選べる

リラックスワゴンを大きく分けると、ミドルルーフワイドボディ(全長4,840mm、全幅1,880mm、全高2,105mm)と一回り小さい標準ルーフ標準ボディ(全長4,695mm、全幅1,695mm、全高1,980mm) の2種類があります。前者は広い車内空間を創造し、後者は走行においてより小回りが利くものとなっています。

どちらも立体駐車場やコインパーキングの駐車も可能なので、キャンピングカーでありながらも普段使いも可能という点で非常に人気のあるベース車です。ボディカラーの他、ミドルルーフワイドボディと標準ルーフ標準ボディの2種類が選べるため、自分に合ったベストなリラックスワゴンがきっと見つかるはず。

ミドルルーフワイドボディのおすすめリラックスワゴン

RELAX WAGON Type1

まずは、大人気ロングセラーモデルの「リラックスワゴン タイプ1」をご紹介します。リラックスワゴンの代表格の車種で、全てのリラックスワゴンのベースとなっています。使う人を選ばないオールラウンドプレーヤーで、適正人数は6人乗車、3人就寝。2人旅もしくは夫婦と子供1人などが最適です。

室内は、クイーンサイズの広々ベッドと機能的なフロントカウンターなどを備え、スタイリッシュで開放感あふれるレイアウトになっています。座席などの素材感や、天井のダウンライトや両サイドの間接照明が高級感を醸し出していてとても素敵ですよね。

6名がゆったりとくつろげるリビングは、1800×1700mmのベッドを展開すると大人3人でも十分な余裕をもって寝ることができます。ベッドの展開は女性や子供でも簡単にできますし、オプションで2段ベッドを取り付けることも可能です。

シンクはベッド下にコンパクトに収納しており、床下収納庫も大容量の100Lを標準装備しているので、多くの荷物を積み込むことができます。

金額は462万円(税込)~で、「CTEK」という次世代走行充電システムや地デジTVなどの標準装備が充実しています。冷蔵庫やFFヒーターなどはオプションで付けることになります。

この後ご紹介するほとんどのモデルに対応しているのが、FFヒーターや冷蔵庫、インバーターやサブバッテリーなど85万円相当の人気オプションを詰め込んだパッケージ「スーパープラス」やバッテリーをリチウムイオンバッテリーに変更する「リチウムプラス」です。非常にお得なパッケージとなっているので、こちらを追加するのがオススメです。

RELAX WAGON Type1.5

続いては、「リラックスワゴン タイプ1.5」。こちらは前向きのセカンドシートがついており、チャイルドシートの取り付けも可能でファミリー向けのレイアウトになっております。6人乗車で、小さいお子様であれば家族3人で就寝も可能でしょう。

室内は、タイプ1同様のクイーンサイズのベッドと天井照明や間接照明も装備されています。

こちらも流し台がベッド下に収納されているタイプです。タイプ1同様、大容量の床下収納など収納力も抜群です。

価格はタイプ1より10万ほど低く、スーパープラスなどのオプションも同様に追加することが可能です。

RELAX WAGON Type2

こちらは9人乗りの「リラックスワゴン タイプ2」。チャイルドシート装着可能なセカンドシートが3人乗りになり、さらに家族みんなで余裕をもって生活できるようになりました。タイプ1.5をより進化させたモデルと呼べるでしょう。

座り心地や肌触りの良さで定評のある「ファスプ素材」をセカンドシートにも採用し、快適さがさらに増した車内と車内後方に設置されたギャレーや調理台、 上蓋ミラー付きシンクは洗面や女性のお化粧などに非常に便利です。冷蔵庫スペースは車内後方左側となりますが、床下やシンク下を収納として使えるので、収納で不安になることはなさそうです。そして、タイプ2のベッドはなんと1,850×1,600に!他のリラックスワゴンよりさらに広々と使うことができそうです。

リラックスワゴンの上位モデルと呼べるタイプ2は、タイプ1に比べて10万程度高くなっていますが、これだけのハイスペックでこの価格は驚きですよね。こちらも同様にスーパープラスやリチウムプラスの追加が可能です。下記写真下部の「LCS」については後述します。

RELAX WAGON ∞(インフィニティ)

最後のミドルルーフワイドボディモデルはタイプ1とレイアウト違いの「リラックスワゴン∞(インフィニティ)」です。

ベッドサイズはタイプ1やタイプ1.5同様の1,800×1,700です。タイプ1と異なる点はシンクの位置になります。インフィニティはタイプ2と同様にシンクが車内後方に設置されており、ベッド展開時でも洗面やお化粧が可能です。まだベッドで寝ていたい人、先に活動を始めたい人、それぞれのスタイルに沿った生活を実現させるならインフィニティがオススメとなるでしょう。 また、後方に釣り竿やスキーといった長物が収納できるスペースができました。キャンプだけでなく様々なアクティビティに対応できるなど、まさにネーミングの「∞」の通り、用途が無限大に広がりますね。

インフィニティとタイプ1のレイアウトの違いは前述の通りシンクの位置です。タイプ1はベッド下に収納される形で前方に広い空間を作りました。インフィニティの場合は車内後方に常設する形となります。ライフスタイルや好みに合わせて選びたいですね。

インフィニティの価格は本体価格、オプションともに、タイプ1と同価格です。

Type1、Type2、∞(インフィニティ)には、オプションパッケージ「LCS SUPER PLUS PACKAGE」がつけられる

ここまでにご紹介したType1、Type2、∞(インフィニティ)モデルには、スペシャルオプションパッケージ「LCS SUPER PLUS PACKAGE」があると知っていましたか?

200A/hのリチウムイオンバッテリー、着脱式クーラー、100Wソーラーパネルといった暑い夏を乗り越えるための必須装備の他「スーパープラス」の内容がフル装備されたオプションです。

価格は、Type1と∞(インフィニティ)で2WDが税込583万円、4WDが税込613.8万円となっており、Type2はさらに11万円プラスとなります。この3モデルにしか追加できないお得なパッケージなので、フル装備したいところですね!

標準ルーフ標準ボディのおすすめリラックスワゴン

RELAX WAGON VP

ここからは小回りの効く標準ルーフ標準ボディモデルをご紹介します。まずは4ナンバーの「リラックスワゴン VP(バンパッケージ)」。4ナンバーでバン登録となるので諸費用が安く、自動車税も安いのが嬉しいですよね。

本体サイズもコンパクトなナローボディで運転がしやすく、普段使いがしやすいサイズ感です。大きいキャンピングカーだと価格も高いし普段使いも心配、だけど軽キャンだと小さくてちょっと・・・普段使い中心だけど、家族で旅行もできて車中泊もしたい、という方にオススメしたい1台ですね。

セカンドシートは座席ごとにリクライニングが可能でお子様も快適に乗車できますし、後部座席もしっかりと空間を確保しているので、家族みんなでテーブルを囲んでくつろぐことができます。

ベッドは大人2名が適正です。小さいお子様1名であれば3名で一緒に寝られると思いますが、4名以上になる場合はオプションで2段ベッドを取り付けたほうがいいでしょう。

ハイエースのキャンピングカーが300万円台で購入できるなんて・・・「小さな子供がいて、何かと子育て費用がかかって大変」。そんなご家族の家計にも優しい1台です。

RELAX WAGON NS

最後は、「リラックスワゴン NS」をご紹介します。「VP」同様ハイエースナローバンDXをベースとしており、大がかりな装備を外した「本来のハイエース」により近い車となっています。ベッドはセカンドシートをフルフラットにし、さらに後部座席もベッド展開すれば、2,800×1,500の超広いベッドとなります。

セカンドシートのTAKシートはベージュ、ブラック、グレーの3色から選ぶことができます。

収納や照明などの装備を外している分、VPよりもさらに低い価格設定となっていますが、自動ブレーキといった「トヨタセーフティセンス」がオプションとなる他、お得なオプションパッケージ「スーパープラス」の対象外といったデメリットもあります。しかし、「最低限のオプションで問題ないよ」という方には非常にコスパがよく、お気に入りの1台になることは間違いありません。

最後に

リラックスワゴンシリーズは種類が多く、費用面や装備面が各モデルによって大きく異なりますがどのモデルも非常に魅力的です。

特に、天井ダウンライトや間接照明、収納スペースなどのインテリアは「かーいんてりあ」という名にふさわしいこだわりっぷりで、見ているだけでテンションがあがりますよね。また、外装や内装などを自由に設計してくれるところも、全て自社内製を行っている「かーいんてりあ高橋」ならではの魅力です。

「かーいんてりあ高橋」は国内の様々な展示イベントにも出展しているので、実際にイベントに足を運んで実物を見てみると、よりリラックスワゴンシリーズの魅力が発見できると思います。

キャンピングカーの購入で悩んでいる皆さん、是非リラックスワゴンを検討してみてはいかがでしょうか。

展示イベントに関してはこちらの記事をご参照ください。

CAM-CAR | キャンカー編集部