CAMPINGCAR LIFE

2022.11.15

キャンピングカーライフ1500日経過して【ガタガタGOGO】

最終更新日: 2022.11.15

2018年から中古キャンピングカーに住んで日本一周をはじめ、途中コロナ禍で旅を中断するなど紆余曲折しましたが、いよいよキャンピングカーライフも5年目突入です!

丸4年キャンピングカーに住んでいると、キャンピングカーならではの経験を積み重ねる機会が多々ありました。そこで今回は4年間のキャンピングカーライフの振り返りと今後の展望をご紹介します。
「キャンピングカーが欲しい」、「最大限活用したい」、「日本一周したい」というかたのお役に立ちましたら幸いです。

今だからこそ日本一周したい!キャンピングカー購入のきっかけ

私がキャンピングカーを購入したのは32歳の時。当時の私はキャンピングカーの「キャ」の字も知らず、走って泊まれる車両があることさえも知りませんでした。こんなレベルの私がキャンピングカーを欲しいと思ったのは、終わりを決めない日本一周をしたかったからです。

私は20代、30代の約10年間会社員をしていました。就職氷河期の時代に第一希望の企業への就職が決まり「定年まで勤め上げるぞ!」と意気込んでいたのですが、日常は長くは続きませんでした。20代後半から退職するまでの数年間で持病の悪化と、他の病気の併発がみつかりました。あの頃は、帰宅してひとり涙する日々を送っていました。

車中泊の経験

当時の私といえば、車中泊という単語も知らないのに、当時の愛車N-boxで突発的なクルマ旅をするのが唯一の楽しみでした。そしていつしか「自由に動ける内に、やりたいことをやっておかないと勿体ない」と考えるようになりました。

こんな思いを抱えて約半年、夫の帰宅を待って「一緒に退職して、日本一周をして欲しい」と話しました。一瞬戸惑った夫ですが、比較的あっさりとOKを出してくれたので、そこからの行動は早かったです。

キャンピングカーを選んだ理由

キャンピングカーの存在を知らなかった私は、まず当時車中泊を楽しんでいたN-boxに「トイレを載せられないか、楽にベッド展開できないか、狭い車内で食事はどうしたらいいのか」と、リアルな生活をあの小さな軽自動車に求めていました。

というのも、最近でこそ身近になった【YouTube】さえ、当時の私は知りませんでした。だから「車中泊をどうやったらいいか」とか「車内空間を広く使うにはどうしたらいいか」という情報が一切なかったのです。

情報がないながらも、当時の車中泊の経験から「N-boxで終わりを決めない日本一周をするのは、過酷だ」と考えていました。特に真夏、真冬の気候は、鉄板ボディーはもろに影響を受けます。

何年かかるか分からない長期間に渡って旅しながら移動するのに、寝泊まりしても大丈夫な駐車場(RVパークやキャンプ場など)の存在も知りませんでした。

しかしここまで自分の不安を洗い出せたので、やることは早かったです。とにかくネットで情報を収集しました。「キャンピングカー」という存在を知ったのも、この時です。

住めるキャンピングカーの選び方

ここまで調べて、ようやく私が思い描く日本一周のスタイルには、N-boxではなくキャンピングカーがよさそうだと考えるようになります。そこで、絶対必要な装備、あったらいいなと思う装備を明確にしました。

そして実際にキャンピングカーの現物を見学して、100台以上の新古車を見ました。この時に一切妥協しないのがよかったです。100台以上見て、たまたまタイミングの巡り合わせで「これだ!」と思える中古キャンピングカーに出会えました。

妥協せずに「これだ!」と思える車両に出会えていなかったら、今日までの長期に渡って毎日キャンピングカーで生活することは困難だったかもしれません。

ちなみにキャンピングカー購入予算を約150万オーバーしましたが、このお話はまた別の機会に……。

キャンピングカーの選び方〜装備編〜

展開不要のダブルベッド

N-boxで車中泊していながら言うのもなんですが、朝晩の最低2回のベッド展開が、すでに面倒と思っています。毎日のことなので、ここはとにかく楽をしたいポイントです。特に私の体調がかんばしくないとき、夫がダイネットでお仕事中も、私が寝られる環境は必須でした。

キャブコンにありがちな「ベッド展開をするとダイネットに座っていられない問題」は回避したかったのですが、この条件が叶う車両はなかなかありませんでした。

シャワートイレつきマルチルーム

体調的に湯気と湿気が苦手な私にとって、毎日入浴施設に行くのはもっての外。長期間となると、入浴料もかさみます。ここは節約のためにも、シャワーつきの車両が欲しいと思っていました。

またトイレに関しては、持病の兼ね合いもあり、場所を問わずおトイレに入れる環境が必須なので譲れない装備です。

自炊も楽にできる広々ギャレー

食事制限に勤しみつつ、地元の食材を楽しもうということで、シンク付きギャレーを選びました。元々家事が大の苦手なので、毎日・毎食の食事の準備のストレスが少ないように、使い勝手のいいギャレーがないか探しました。

キャンピングカーの選び方〜空間編〜

1年分の荷物が載せられる空間

家を断捨離して車1台での移動旅のため、洋服から布団、掃除機、ティッシュペーパーの買い置きまで、とにかく1年分の荷物を常に搭載しておける車内空間が必要でした。ちなみに、掃除機は車内清掃だけでなく、布団圧縮袋にも大活躍のアイテムです。

直立できる天井高

我が家の場合、夫が1人で運転をしてくれるスタイルです。その兼ね合いもあり、175cmの夫が運転を終えてシェル(荷室)部分に移ったときには、ストレスなく生活して欲しい思いがありました。

向き合ってお仕事できるダイネット

脱サラして旅を始めるにあたり、収入源を確保しないといけない気持ちは当初からありました。そこで、停泊して作業する時にはストレスなく快適にお仕事ができる場所として、ダイネットのレイアウトも重視しました。

慣れないお仕事で、場所の譲り合いなどの気を遣わなくてもパソコンを2台並べて「仲良くお仕事できたらいいな」、「向き合ってご飯を一緒に食べたいな」を叶える車両と出会いたかったのです。

そして、これらをすべて叶えてくれたのが、現在の愛車兼移動する家であるオルビスユーロです。今ではオルビスなしのクルマ旅は考えられません。

日本一周再開したい!キャンピングカーライフの展望

そもそも私が日本一周をしたいと思うようになったきっかけは、子ども時代まで遡ります。子ども時代、小さな田舎町で、家族と出かけることがない家庭で育ちました。その影響もあってか、社会人になってからは日本中を見てみたい気持ちが芽生えました。

そして日本一周をはじめてから現在までは、ありがたいことにオンラインのお仕事が増加しています。しかし今まで「フリーランス」と名乗ると「フリーター」と間違えられることが多く、私たちが日本一周を始めた当時は今ほど「フリーランス」が定着していませんでした。

しかしコロナ禍以降は「在宅ワーク」「フリーランス」という言葉がかなり浸透して、正直当時よりも存在を認められ働きやすい環境になっていると感じます。

なによりありがたいのは、キャンピングカーライフそのものがお仕事になっていることです。5年前はこの生き方がお仕事に直結するとは思っていませんでした。継続の大変さと貴重性、そしてなにより苦楽がお仕事になる現在に感謝ばかりです。

そしてコロナ禍では自粛していた日本一周も再開させ「日本の四季折々を見ていくぞぅ!」と意気込んでいます。

おわりに

私は30代、夫は40代からスタートしたキャンピングカーライフ、世間一般的に見たら「ぶっ飛んでる」とよく言われますが、キャンピングカーに出会っていなければ今の私たちはいません。そして、キャンピングカーに出会えていなかったら、こんなに人生が豊かだと感じる日も少なかったと思います。これからも移動オフィスで、日本の四季折々の空気を感じていきます♪

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ガタガタGOGO【キャンピングカーライフ】

YouTubeやキャンプカーマガジンでおなじみのやまがた夫婦。
キャンピングカーに住んで日本一周を満喫中。
YouTubeチャンネルにて、キャンピングカーの魅力や日本一周の様子を発信中。

https://www.youtube.com/c/gatagataGOGO