2021.10.29
【納車前の準備】キャンピングカーでキャンプ以外の楽しみ方とは?納車前に必要な準備は?
最終更新日: 2024.07.10
CAM-CAR(キャンカー)編集部がお送りするこの記事では、キャンピングカーが納車される前の楽しみ方や準備に必要なことをお伝えしていきます。
目次
納車されたらできる楽しいこと
時間と場所を気にせず旅行に出かける
キャンピングカー最大の特徴が、「どこでも好きな場所に出かけられる」「自分だけの空間と一緒に移動することができる」という点です。
どこかに旅行に行くとすれば、日帰りならともかく、一泊するならホテル・旅館を必ず探さないといけません。
しかし、キャンピングカーなら、自分だけで一泊できる能力がありますから、思い立った時に予約不要でふらっと旅に出られるお手軽さがとても魅力です。
普段の移動手段としても使える
せっかくキャンピングカーを買っても、たまの旅行にしか使わないのは非常にもったいないと思いませんか?
キャンピングカーだって車ですから、維持費がかかります。
キャンピングカーの他にセカンドカーを持つ、という方もいますが、せっかくなら1台で普段使いもできると、とてもお得ですよね。
国内で生産されているキャンピングカーは、サイズの違いはありますが、日本国内の普通の道路を走れるように考慮されているものが多いです。
スーパーの立体駐車場や、駅前の地下駐車場など高さ制限のある場所に入る場合は、良く行く場所の高さ制限をしっかりチェックして、その範囲内の高さのキャンピングカーを選ぶようにしましょう。
一人きりで仕事ができるスペースとして使える
テレワークがすっかり一般的になってきました。
すると生じる問題が、家庭内で集中できる空間が得られにくい、という点です。
小さなテントのようなものや、家庭でも使えるパーティションなど、様々なグッズもありますが、やはり一番効果があるのは「手っ取り早く、家から出てしまう!」のが良いですね。
しかも、車なら、いちいち仕事のためにネットカフェやホテルのデイプランを使うために出かけていく、というわずらわしさがありませんから、時間を効率に使えるという点でも、公共のテレワークスペースを使うよりもアドバンテージがあります。
日常生活や病気療養のための宿泊場所として使いたい
新型コロナウイルスにより、すっかり感染症に対する意識が高まりました。
コロナウイルスだけでなく、RSウイルス、インフルエンザ、ノロウイルスなど様々な感染症があり、家庭持ちの場合、誰かがウイルスに感染した、となった時は隔離がかなりの手間になります。
日本小児科学会の「データベースを用いた国内発症小児 Coronavirus Disease 2019 (COVID-19)症例の臨床経過に関する検討」によると、2021 年 5 月 11 日時点で小児患者の先行感染者は、家族が 77%、学校関係者が 6%、幼稚園・保育所関係者が 6%、家庭教師・塾関係者が 1%と約 80%が家庭内での感染です。
https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/20210520_corona_genjo_taisaku.pdf
感染した人を看病する場合、できるだけ隔離された場所を用意して、感染リスクを下げたいものですが、その場合にもキャンピングカーが役に立ちます。
キャンピングカーは、普通の車より車内空間を家のように快適に暮らせるように作られていますから、患者への負担も抑えながら隔離空間で療養することができるでしょう。
友人を送り迎えしてみたい
せっかくキャンピングカーを買ったのだから、ちょっと友人にもみせてあげて、驚かせるのも楽しいですよね。
また、キャンピングカーは快適に旅ができるように設計されていますから、同乗者の乗り心地も良くなるようにできているものが多くて、ドライブも快適に、楽しいものになります。
友人にとっても、忘れられない体験となり、人間関係を楽しくしてくれるのに役立ってくれるでしょう。
私も、車中泊できるように改造した車に誰かを乗せると決まって言われるのは「この中で暮らせるじゃん~」という言葉ですね。
納車前にやっておくこと
停められる駐車場があるか確認する
キャンピングカーは、ものによってはコインパーキングにぎりぎり止められる2m×5mというサイズのものがあります。
自分の家の庭だったら問題ありませんが、駐車場を借りる場合、必ずキャンピングカーを停められるかどうか管理元に確認しましょう。
一見駐車場に空きがあるようでも、1.8m幅のSUVは停められないんです、と言われることもあります。
このあたり、アバウトなこともあるので、トラブルを避けるために必ず確認するようにしましょう。
バスコンなど、非常に大きなサイズのキャンピングカーは、自宅から離れた場所にある専用の施設に預けてもOKとするモータープール制度というのがあるので、これを活用しましょう。
給水が簡単にできるかどうか確認する
もしキャンピングカーを頻繁に使おうと考えていて、手を洗ったり料理をしたり、ギャレー(水道施設)を使うことが多そうだな、と思ったら、給水が楽にできるかどうか確認しておきましょう。
キャンピングカーを買った直後は嬉しくても、後々、清水タンクをキャンピングカーから出して水を汲んでそれをキャンピングカーに戻す、という単純作業はだんだん重荷になってきます。
例えば、キャンピングカーまで引っ張ってこれる長いホースがあるかどうかなど、自分なりに出来そうな工夫をあらかじめ考え、用意しておくのも悪くありません。
充電がしやすいか確認する
どんどんデジタルデバイスの重要性が増す昨今、キャンピングカーの電気事情はとても大事なポイントです。
スマホぐらいしか使わないよ、という方でも、調理器具も、ガスコンロよりは安全なIHヒーターを使いたかったり、電気に頼りたい場面はたくさん出てくるかもしれません。
そして、いざ十分な容量のバッテリーを積んだキャンピングカーを買った!として、仕事で毎日のように使うならば、電気の消費量に充電が追いつくか、きちんと頭の中でシミュレートしておく必要があります。
現実的なのは自宅のコンセントからキャンピングカーの外部充電端子につなぎっぱなしにすれば充電の心配は0ですが、家から離れたい場合、どのくらいの時間までバッテリーが持つのか?
ほとんど使い切って家に戻った場合、満充電にするまでにどのくらい時間がかかるか?
季節(特に夏、エアコンを使う場合)によってどのくらい差が出てくるのか?
という事に気を配る必要があります。
ソーラー充電は車内で必要な電気すべてを賄いきるのは難しいので、あくまで補助的な役割としてとらえておくのが良いでしょう。
例えば、家から離れたところに青空駐車で普段キャンピングカーを保管していてたまに出かける、なんて場合は、ソーラーパネルがあれば発電容量にもよりますが、バッテリーの自然放電を防いでくれたり、1週間も放置しておけばバッテリーが勝手に満充電になってくれている、なんて効果も期待できるかもしれません。
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