2026.02.18
しし狩りバンパーとは?効果・車検・違法性まで徹底解説
最終更新日: 2026.02.18
しし狩りバンパー。
名前は聞いたことがあるものの、実際にどんな装備なのかまではよく知らない人も多いのではないでしょうか。
一方で、この独特な呼び名が気になり、思わず調べてみた人もいるはずです。
しし狩りバンパーは、もともと走行時の獣害対策として生まれた装備ですが、現在ではカスタムパーツとしての側面も持っています。
この記事では、その成り立ちや役割を整理しながら、具体的な効果、車検に関する情報まで、検討するうえで知っておきたいポイントを分かりやすくまとめていきます。
しし狩りバンパーとは何か
しし狩りバンパーは、見た目のインパクトが強い一方で、用途や役割が正しく理解されていない装備でもあります。
ここでは、しし狩りバンパーがどのような目的で使われてきたのか、名称の由来や特徴、さらに主に利用される車種の傾向まで解説していきます。
しし狩りバンパーの役割と特徴

しし狩りバンパーのルーツは、海外で現在も使われている獣害対策用バンパー「ブルバー」にあります。
オーストラリアやアフリカなどでは、野生動物との衝突リスクが高い地域を中心に、実用装備として広く用いられてきました。
日本では、1990年代後半から2000年代初頭にかけて、こうしたブルバーの考え方が紹介されます。林道走行や未舗装路を想定したオフロード車向けにアレンジされ、「しし狩りバンパー」という呼び名で定着していきました。
名称の印象から狩猟専用装備のように捉えられることもありますが、実際には獣害対策や障害物から車両を守る目的が中心です。
近年では、無骨なデザインを生かしたドレスアップ目的で装着されるケースも増えています。
しし狩りバンパーは、実用装備として生まれ、現在では見た目と機能の両面で選ばれる装備へと使われ方が広がってきているのです。
主に利用される車種
しし狩りバンパーはその特徴や無骨なデザインから、特定の車種にカスタムが集中しています。
まず挙げられるのがジムニー系です。

出典:ジムニー専門店 アピオ
APIO のようなジムニー専門店が長く扱ってきたこともあり、「しし狩りバンパー=ジムニー」というイメージを持つ人も少なくありません。
ジムニー自体が、林道や未舗装路を走る用途で選ばれることが多く、前方保護を意識した実用装備として定着してきました。
近年では、カスタム車としての人気も高まり、街乗り中心の用途でも外観のアクセントとして装着されるケースが増えています。
次に多いのが、軽トラックや軽バンです。

出典:オートパーツサンライズ
山間部や農林業の現場では、獣との遭遇リスクが比較的高く、実用性を重視して装着される傾向が見られます。
他の車種でも、装備アイテムとして販売はしていますが、パーツの種類などはジムニー系や軽トラック、軽バンが圧倒的に豊富です。
しし狩りバンパーはどのような効果があるのか

見た目のインパクトが強い「しし狩りバンパー」ですが、実用性がどの程度あるのか気になる人も多いでしょう。
ここでは、動物と接触した際に期待できる効果と、ドレスアップパーツとして評価される理由を分けて見ていきます。
動物との接触時に期待される効果
しし狩りバンパーの最大の効果は、動物との軽度な接触時に、フロント周りの損傷を抑えられる点です。
山間部や林道では、イノシシやシカ、サルなどが突然道路に出てくるケースも少なくありません。
急な接触が起きた場合でも、前方に張り出したバンパーによって衝撃を緩和。車両本体やラジエーター周辺へ直接力が加わるのを避け、致命的なダメージを回避できる可能性があります。
ただし、速度が出ている状況や大型の動物と接触した場合には、十分な効果を発揮できないケースもあります。
万能な装備ではありませんが、動物と接触する可能性のある場所を走行する際には、リスクを下げるための備えとして意味のある装備といえるでしょう。
見た目・カスタム面での評価
しし狩りバンパーは、実用性だけでなく、外観の印象を変えるカスタムパーツとして選ばれることも多い装備です。
パイプ形状による無骨なデザインは、オフロード車らしさを強調し、ジムニーを中心に存在感のあるフロントフェイスを演出します。
近年では、林道走行や獣害対策を前提としない車両でも、スタイル重視で装着されるケースが増えています。
街乗り中心の使用であっても、カスタムの方向性を明確にできる点が評価されている理由のひとつです。
しし狩りバンパーは車検に通る?条件や判断が分かれるポイント

車をカスタムする際、車検に通る装備かどうかは大きなポイントです。
しし狩りバンパーも例外ではなく、「問題なく通った」との声がある一方で、「ダメだった」、「装着自体が違法では?」といった情報も目にします。
実際は、基準を満たしていれば車検を通過できるケースが多いものの、車種や取り付け状態によって判断が変わってしまうケースもあります。
ここでは、車検通過のための条件を整理したうえで、評価が分かれるポイントはどこなのかを詳しく確認していきます。
車検で見られるポイントと基本的な考え方
しし狩りバンパーが車検に通るかどうかは、取り付け状態が保安基準に適合しているかで判断されます。
実際に確認されるポイントは、主に次のような点です。
- 車体からの突き出している部分が基準内か
- 鋭利な突起や危険な形状になっていないか
- 走行中に脱落するおそれがないか
これらは、歩行者保護や安全性の観点から確認されます。
判断されやすいポイントの整理

どのような見た目であっても、これらの条件を満たしていれば、ただちに車検不適合になるわけではありません。
一方で、同じ製品でも取り付け状態によって判断が分かれることがあるのは、このためです。
装備そのものではなく、状態が基準に合っているかが判断軸になることを理解しておきましょう。
車種や取り付け状態で判断が分かれる理由
しし狩りバンパーで車検に対する意見が分かれやすい理由のひとつが、車種ごとの構図の違いです。
同じバンパーであっても、ジムニーのようなオフロード志向の車両と、軽トラックや軽バンでは、車両サイズやフロント形状が異なります。
その結果、突き出し量や全体のバランスの見え方に差が出やすくなるのです。
また、取り付け状態の違いも判断に影響します。
しっかり固定されていれば問題にならないケースでも、取り付け角度や位置によっては、突起が強調されて見えることがあります。このため、同じ車種・同じ製品であっても、装着のされ方次第で評価が変わることがあります。
DIYで取り付けが可能な装備ではありますが、経験や知識に不安がある場合は慎重に判断したほうがよいでしょう。
車検は書類だけで判断されるものではなく、実車を見たうえで総合的に判断される点も押さえておきたいポイントです。数値上は基準内であっても、安全性の観点から指摘を受ける場合があり、これが「通る・通らない」という声の違いにつながっています。
まとめ|しし狩りバンパーを正しく取り扱うために

しし狩りバンパーは、もともと実用性を重視して生まれた装備ですが、現在では車を飾るカスタムの一部として選ばれることも増えています。
見た目を楽しむ目的であっても、その背景にある役割や使われ方を知っておくことは無駄にはなりません。
また、実際に装備する際には車検基準の理解が必要です。
しし狩りバンパーだから違反とはならないものの、取り付けの状態や安定性によっては通過できないケースがあります。
正しい知識を持って選び、適切に取り付ければ、実用性も見立ても優れた装備なのは間違いありません。
迷っている方は、ぜひこの記事を参考に、自分に合った選択を検討してみてください。