CAMPINGCAR LIFE

2022.09.12

キャンピングカーにおけるサブバッテリーの役割とは?おすすめサブバッテリーもご紹介

最終更新日: 2022.12.15

キャンピングカーの中で快適に過ごすなら、必須アイテムのサブバッテリー。
キャンピングカーを使う方であれば、その存在を知らない方はほとんどいないと思いますが、そのサブバッテリーがキャンピングカーでどのような役割を果たしているのか知っていますか?

今回は、キャンピングカーにおけるサブバッテリーの役割についてや、サブバッテリーを使用する上で覚えておきたいポイントをお伝えしていきたいと思います。最後におすすめのサブバッテリーも紹介いたしますので、ぜひ今後のサブバッテリー選びの参考にしてくださいね!

キャンピングカーにおけるサブバッテリーの役割

キャンピングカーを使っている方にとってサブバッテリーはとても身近な存在ですが、そのサブバッテリーがどんな役割を担っているか理解していますか?

サブバッテリーとは、車本体に電気を供給するメインバッテリーとは別のキャンピングカー内などに使用する電装類に電気を供給するためのバッテリーです。

エンジン停止中のキャンピングカー内で電化製品を使用する際に必要で、車内で電装類に電気を供給するための重要なポジションであり、走行に関係しない電装類は基本的に全てサブバッテリーに依存しているということです。

車内にエアコンを設置したり、冷蔵庫や電子レンジなどの家電を配置したりと、キャンピングカー内にどんな家電や設備を設置しようと考えるのは楽しいですが、それらの夢は全てサブバッテリーの性能に依存していることを忘れないでください。

キャンピングカーに使われるサブバッテリーの種類

サブバッテリーは安定的電気を長時間供給する必要があり、主に「鉛ディープサイクルバッテリー」と「リチウムイオンバッテリー」が使用されます。

種類① 鉛ディープサイクルバッテリー

引用:Amazon

鉛ディープサイクルバッテリーは、従来のキャンピングカーに多く搭載されてきたサブバッテリーです。重量とサイズが大きく、単体での蓄電量はあまり多くありません。しかし、並列して複数個を設置することで蓄電量の問題を解決することができ、何より価格が安価です。

エアコンなどの大電力を連続して使用した場合、バッテリー容量よりも早く電気が枯渇することがあります。

種類② リチウムイオンバッテリー

リチウムイオンバッテリーは、電気自動車やハイブリッドカーにも搭載されているバッテリーで、近年キャンピングカーにも採用されることが増えているバッテリーです。

鉛ディープサイクルバッテリーよりも、「軽量かつ小型・エアコンなどの大電流の連続使用に長けている・鉛バッテリーの5~6倍の寿命を持つ」とメリットが多くあります。

ただし、価格は鉛ディープサイクルバッテリーと比べて高価なことに加え、製品によっては熱膨張や発火などのトラブルも報告されているので、よく見極めて採用する必要があります。

サブバッテリー使用時に覚えておきたいこと

バッテリーには寿命があり、寿命は使用方法によって大きく差が出てきます。サブバッテリーを使用する時は、いくつかの項目を覚えておきそれに沿って使用することで、サブバッテリーの寿命を長く持たせることが出来ます。

その① サブバッテリーの使える容量を把握する

サブバッテリーにどの種類を採用するか、どのくらいの数設置するかで使える容量は変わってきます。簡易的な車中泊をするだけであればサブバッテリーは最小限で事足りますが、ホテルやおうちのように家電を使って快適に過ごすことを想定すると、それ相応のサブバッテリーが必要となります。

ようするに、キャンピングカーを移動手段として利用する場合と車中泊をする場合では、サブバッテリーに要求されるスペックが大きく変わるということです。

自分のスタイルに合わせたサブバッテリーを採用し、そしてそのバッテリーの容量を把握することで快適なキャンピングカーライフを送ることが出来ます。

その② 過充電・過放電による劣化と寿命

バッテリーは過充電・過放電することにより通常よりも早く寿命が縮みます。

過充電とは、その名の通り満充電状態にあるバッテリーをさらに充電することです。走行によって発生した電気のうち、メインバッテリーに供給する必要のなくなった余剰分をサブバッテリーに充電する走行充電ではバッテリーが劣化していない限り過充電となることは少ないですが、外部充電器を利用する場合は過充電となってしまう可能性があります。外部充電を行う場合は、つなぎっぱなしにして放置することはやめておいた方が良いでしょう。

過放電とは、バッテリー残量が一定の量を下回ることです。バッテリーには充電しすぎた状態も電力が枯渇した状態も悪影響なのです。

サブバッテリーの残量には気を付け、過充電・過放電とならないように使用しましょう。

その③ 家電を使うならインバーターが必要

キャンピングカーで家電を使用するのなら、インバーターが必要です。インバーターとは、サブバッテリーのDC12Vを家庭用のAC100Vに変換する装置のことです。

ちょっと専門的な内容になりますが、インバーターにも様々な商品が出ており大きく分けて3つの種類があります。

  • 正弦波
  • 修正正弦波
  • 矩形波

これは、電気は波打った形状の種類を指しており、このうち、家庭用コンセントのAC電源から流れている電流のほどんどが「正弦波」ですので、正弦波タイプのインバーターを使用することをオススメします。

逆に、修正正弦波や矩形波のものを使用してしまうと、正常に動作しない可能性があるだけでなく、故障の原因にも繋がってしまうため注意が必要です。

気になっているインバーターが正弦波であるかどうかについては、製品概要に記載していることがほどんどですので、そのあたりをチェックしてみてくださいね!

キャンカーおすすめのサブバッテリー3選!

Renogy「リン酸鉄リチウムイオンバッテリー12V

引用:Amazon

大容量かつ高寿命のリチウムイオンバッテリー。ヒート機能が搭載されているモデルで、寒い地域での充電にも対応しています。

また、バッテリーにはBMSという過充電・過放電から保護する機能が搭載されているので、ストレスなく使用することが出来ます。

ACDelco「ディープサイクルバッテリーM31MF」

引用:Amazon

マリンエンジンの始動用にも使用されているリチウムイオンバッテリー。メンテナンスフリーをうたっており、バッテリー液の補充の必要がなく、寒冷地でも高い安定性を発揮するのが持ち味。

リチウムイオンバッテリーの中では非常に安価で手が出しやすいのも嬉しい所です。

Atlasbx「AT (MF) 75D23R」

引用:Amazon

コストパフォーマンスに優れた鉛ディープサイクルバッテリー。安価だが耐久性にも優れており、インジケーターでバッテリーの減り具合も確認できます。

おわりに

今回は、キャンピングカーで使うサブバッテリーに焦点を当てて記事を書かせて頂きました。バッテリーは消耗品ではありますが、正しく使うことで高いパフォーマンスを長期間維持することが出来ます。

サブバッテリーの知識を付けて、出来るだけ長く快適なキャンピングカーライフを楽しんでくださいね!

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